2008年11月22日
148●ブーリン家の姉妹
ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンの組み合わせ・・
今のハリウッドを代表する、美貌と実力を兼ね備えた、まさに理想的な二人の女優のカップリング、というだけで注目に値する作品。
ハリウッド歴史大作モノはさすがに、重すぎることはなく。ドロ沼人間ドラマ、女の生き方を描いたオモシロ作品でありました。
ストーリー・・・
16世紀のイングランド。新興貴族のトーマス・ブーリン卿(マーク・ライアンス)は一族繁栄のために才気あふれる美しい娘アン(ナタリー・ポートマン)を国王ヘンリー8世(エリック・バナ)の愛人に差し出すことを目論む。ところが、王の心を捉えたのはアンの妹で凡庸だが気立ての良いメアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。一家は宮中に移り住み、メアリーは王の子を身籠る。一方、妹に栄誉を奪われたアンは一時フランスへ追放されるが、やがて呼び戻され、大胆にも王妃の座を狙って策略を巡らすのだった・・・
エリザベス生誕までを描いた、イングランドの歴史をハリウッドが描く・・・。
このエリザベス女王周辺、何度見ても面白かったりするわけで。
貴族の娘ではあるけれど、歴史に名を残す名家ではなかったはずの、ブーリン家。策略があるなしに関わらず、その美貌だけで王のベッドに潜り込んだ、二人の姉妹なのでした。
権力を望む賢く美しく女、アンの人間離れした人でなし振りに、ちょっとそれはついていけないかも、と思いながら、
でも、全くの策略もなく王の愛だけを信じる純粋なメアリーの姿には、それは無謀なのでは、とか、
それぞれに思い入れをこめたり、自分との距離感や違いを楽しみながらも、
女としてこんな風に生きてみたら、一体どんな思いがするのだろうと・・・
策略のシーンは面白く、羨ましくなってみたり、その後のシーンには心底怖ろしくなったりと、結構ハラドキしながらも、
長い時間軸にヘトヘトになりながらも完走した、駆け足の人間ドラマでした。
なかなかにおなかいっぱい。ゲプ。
だが、『ガラスの仮面』好きの私としては・・・・。
ガラかめの中の劇中劇、『ふたりの王女』に思いを馳せながらの鑑賞となりました。
光の王女、アルディスと、冬将軍の娘、オリゲルド。
二人の王女の権力と愛との相克の物語で、まさにこの作品のよう!
いや、こちらの方が、ブーリン家をモチーフに描かれたものだったのかもしれないけどね。ハハっ。
冒頭、ゴッドフリード伯と、母親の処刑の首切りのシーンから始まるんですよ(『ふたりの王女』)。
権力、国家、全てを手にするオリゲルド、愛を最後まで失わないアルディス。
ね、ね、似てるでしょ。
ガラスの仮面同様に、こちらのブーリン家の姉妹二人も、「ミス・キャスト」と言われそうな、それぞれどちらが演じても面白かったのではと思える役どころ。これも注目なのです。
権力を欲するズル賢いが美貌の姉、アンをスカーレット・ヨハンソンが演じてもおかしくはないし。
そのオットリした純粋さが故に、運命に翻弄されても、どこか自分を見失わずに生きていく、心の美しい女性を、ナタリー・ポートマンが演じても、全くおかしくはない。
だけど、ガラかめで月影先生が言っていたように、各々の役にふさわしい能力の持ち主であるからこそ、演じることが可能となったのでは!
このキャスティングは、ガラかめでしょう!そうでしょう!
なんて、小一時間、問いただしたくなった私でした。
なので、普通に映画を見ているより、勝手に嬉しくなって、楽しく見れた私が居たかもしれません。
この映画を気に入った人には、是非ともガラかめの『ふたりの王女』を見て欲しい!(こっちの方が完成度高いよ!さすが美内大先生!)
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この記事へのコメント
この配役具合、何かを思い出す…と思ってたら!さすがです〜☆
マヤと亜弓さんだっ。
また読み返したくなっちゃった(笑)
連載、少し再開したみたいですね。単行本も出るなんて噂です←会社のAERAに載ってました。
な〜るほど、ガラスの仮面ですかー

昔読んでましたね〜!
まだ学生の頃だったっけ。。
そういえばいつだったかとらねこさん、記事にされてましたよね♪
懐かしい画像もお見かけしたような

ほんと、逆であってもぴったりだったかもの
スカちゃんとナタリーでした

さんへこんばんは〜♪コメントありがとうございました!
ヨゥ。さん、お元気ですか??
3連休、始まりましたね〜。あー、長かった。まだかまだか、と3連休が来るのを待ってしまいました。
さて、この作品ですが。
でしょ、でしょ!この配役、“ミス・キャスト”と言われそうでしょ?^^
でも、物語自体も『ふたりの王女」アルディスとオリゲルドを思い出すと思いませんか?
ちなみに、ガラかめに出てくる戯作は、全部原作を本で読んだ私ですが、この『ふたりの王女』は見つからなかったんですよね。ガラかめの中では元の舞台は『紅バラ白バラ』というオペラでしたね。
紫のバラの人の計らいで、昔のアルディスを演った女優さんに会ってましたっけ〜。
あ、連載再開ですか。楽しみだけど、またすぐ止まっちゃうんだろうな〜。

こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
ですね、去年の夏に、「ガラスの仮面展」がやってて、それを見に行った記事を書いていたんですよ。
よくぞ覚えていてくださって、嬉しいです。
そうですね、それぞれの役を取り違えて逆だったとしてもちゃんと演じることは出来そうな二人でしたね。
私としては、どっちも好きな女優さん達でした♪
ドロドロしたドラマでしたが面白かったです!!
ナタリーはイネス役も良かったけど、アン役も素晴らしかったなぁ〜凄い女優さんですね!
ガラスの仮面は未読です。名前は知っているんだけど、、、何だかこの映画とかぶるようですね。面白そう!
ああ、アルディスとオリゲルドー
確かに、亜弓VSマヤ のようだー。
「王子と乞食」とかも好きだったなぁ。
それと、とらねこさんの空手部所属歴にびっくり♪
さすがー

こちらにもコメントありがとうございました〜♪
うん、ドロドロな物語でしたが、側室を送り込んで、自分の権力の座を向上させることを狙う貴族の陰謀は、他にもいくらでもありそうですよね。
ガラスの仮面、すごく面白いですよ。
由香さん、これは必見の漫画です!下手な小説より、映画より、3千倍ぐらい面白いです。
是非読んで見てください。

こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
かえるさんも、『ふたりの王女』ご存知でしたか!嬉しいな

『王子と乞食』お好きでしたか♪あれは、亜弓さんが、“初めて美を捨てたことで、演技派の道を歩き始めた”記念の如き作品でしたね!
乞食役の役作りのために、路上で乞食の真似をしていましたっけ。
子供だったからこそ、それ普通に受け入れてましたけど、亜弓さんもなかなかに気が狂ったお方ですよね。
「右や左のダンナさま!哀れな乞食にお恵みを〜」
って言いながら、客席に歩き出してきて、子供たちからお菓子をもらって
「おありがとうござい〜!」って言ってましたね、亜弓さん

いやはや私もこの作品なかなか楽しめましたよ。
ナタリーもスカーレットもどちらも好きなので、そのいつもなら逆で配役されてもおかしくない役をあえて、そちらで…でも、この役柄なかなか面白かったなぁと。
しかし王の魅力がまったく感じられず、女優二人に食われていたような気がしました…。
こんばんは〜♪コメントありがとうございました★
アハハ、はい、話が脱線したまんまになってしまいました。この回(笑)
ナタリー・ポートマンも、スカーレット・ヨハンソンも、どっちも魅力的な女優で、見てて楽しめました♪
面白かったですよね!
確かに、ヘンリー8世はなんだか「欲しいものが手に入らないと言って、ダダをこねる子供」って感じがしちゃいました。
一番立派な女性であった、最初の正妻と離婚するために、英国国教会を脱会するなんて・・・。
そりゃ、スペインとの国交も断絶するわ・・と、ちょっと呆れ果ててしまいました。
読んだことあるんですけど、20巻くらいで飽きちゃいました・・・
やっぱり女優対決の映画って面白いですよね〜
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
ガラかめ、kossyさんも読んだことがおありとは、とっても嬉しいです!
えー20巻で飽きちゃいましたか?
じゃあ、『奇跡の人』の女優対決辺りなら覚えていらっしゃいますでしょうか♪
あの辺りも凄かったんですよー。
なーんて言われたって困りますよね。すいません。
たしかに、姉妹のキャスティングを逆にしても面白そうですね。
エリック・バナ氏の経歴は私もよく存じています。
レビューでも述べておりますが、ヘンリー8世のいかつい肖像を子供の頃から知っていましたから、彼では全くイメージが合わず、違和感が抜けなかったのです。
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
そうでしたか、私のイメージではエリック・バナは、ムキムキだけどそれだけじゃない、何か影のあるイメージで、その上あんまりイケメンとは思ってなかったんですが、確かに自分のイメージでつい本物と比べてしまうと、どうしても違和感があるかもしれませんね。

