2008年08月12日
105●崖の上のポニョ
ステキ・かわいい・感激!!!!!
海を臨む崖の一軒家に住む5歳の少年・宗介は、瓶に入り込んで動けなくなっていたさかなの子・ポニョを助けた。一緒に過ごすうちにお互いのことを好きになる2人だが、ポニョの父親・フジモトによってポニョは海へ連れ戻されてしまう。それでも宗介を想い、人間になりたいと願うポニョは、妹たちの力を借りてフジモトの蓄えた魔法の力を盗み出し、再び宗介の元を目指すが・・・。
'08年、宮崎駿監督・脚本・原案。
4年ぶりの新作。
CGを使わないアニメ映像のみで描かれた、優しいタッチに癒される。
アンデルセンの『人魚姫』、というのはチラと聞いていたものの、
魔法使いのを力に頼らずに、自分の力で変身しちゃうとは想像してなかった。
「ポニョ、宗介、好き!」
そんな自分の純粋な思いだけで、魔法の力を体現し、自ら変身を遂げる。
頼もしいヒロインのポニョ。
自分の姿すら変えてしまうし、その“思い”だけで荒らしの海を渡ってしまう。
スタスタ、荒らしの海を走っていく一途なポニョ。
思いだけで、世界を変えてしまうポニョ。
その姿はまるで、『雪の女王』のヒロイン、ゲルダを思い出した。
純粋な思いだけで、それが全て。
それ以外のことは何もヒロインには関係してこないし、煩わしいことで迷ったりしない、
その気持ち一つで世界を冒険し、旅立っていくヒロインのゲルダにポニョはそっくりだった。
ポニョがゲルダにそっくりなら、自然界を体現しているような、全てを包み込む海の女王、グランマンマーレも、雪の女王にソックリ。
だけど、そんな海を人間が汚している・・・。
たくさん取れる海のゴミと、グランマンマーレの対比とは、心が痛むよ。
私も、こんなに純粋になれたら素敵なのにナ。
そう思ったら、胸がいっぱいになって、荒らしの海を越えるポニョの姿に、
嬉しくて何度も何度も感激してしまった。
宮崎アニメのヒロインは皆強い、というけれど、
このポニョも、やっぱり強い。そして、純粋で。
それに対して、ポニョに好かれる、宗介の方も、とっても好きだったな。
ポニョに好かれて、素直にポニョを好き、という宗介。
愛され上手で、カワイイ男だ!
そう、男は、愛され上手じゃなくっちゃいけない。
いちいち疑ったりしない、まっすぐな宗介。
アンデルセンの『人魚姫』では、がっかりしちゃったんだよね。
「愛する」というのに、王子さまには、条件が必要なんだ。
・・・そう思ったら、寂しい気持ちになってしまったんだよね。あの物語には。
この物語は、単純明快そのもの、何の奇もてらいもなくて、ちょっぴり物足りない大人はいるかも。
前作の『ハウルの動く城』が、すごく難しくて、大人でも楽しめなかった人がいるから、
その反動なのかな?
自分からしてみるとね、クリエイターとして、こんなに注目されて、
そんな大きすぎるプレッシャーの中で、物づくりをするのって、なんて大変なことだろう!って、私は思うの。
子供も楽しませなきゃいけない、大人も楽しませなきゃいけない、
ちょっと難しいと「難しすぎる!」と言われ、
単純だと「適当に作ってる!」って言われる。
『雪の女王』の冊子でも、宮崎監督の言葉が載っていた中、「観客は本当にウルサい。」って言ってたけど、きっと大変な気苦労だろうなって思う。
ところで、宮崎アニメについて。
私は、このブログを始めて以来、アニメをたくさん見ているし、まるでアニメが好きな映画ブロガー、のように思われるカナ?なんて思うんだけれど、
実は、子供の頃は特にアニメなんて、好きな人ではなかったのでした。特にジブリ映画なんて、苦手でしたよ。
『ナウシカ』なんて、小学生だった自分には、全く興味が湧かなかったし、『ラピュタ』はもっとどうでも良かった。
『トトロ』も面倒くさくて全くダメだったし、『魔女の宅急便』もイヤイヤ見た。
(とは言え、猫バスとジジだけは好きだった。悔しかったけど。)
そんな風に、自分にはそれほど興味ない分野だったのでした。アニメも、宮崎映画も。(少女漫画は好きだったけど。)
そんな中、大人になって『紅の豚』を見て、「アレ?面白い」と初めて思ったら、その後、『カリオストロ〜』も宮崎アニメと教えてもらい、二度ビックリ。
ジブリ映画の良さがようやく分かって来たのは『もののけ姫』から。
それまでのジブリファンがいったん、気持ちが離れるような、そんな作品、影のある作品を作って、初めて自分に近く感じた。
アシタカはまるで『ゲド戦記』(オリジナルの原作のことですyo)の主人公、ゲドのように思えたし、
その後の、『千と千尋〜』は、これまでで最高傑作だと思った。『ハウル〜』も大好き。
これで、宮崎アニメに対する自分の評価は決定した、と思ったのでした。
そうして初めて、他の作品の良さも、ようやく見つめ直すことになったのでした。
一度この話をしようと思ったのは、「ジブリ映画だったら何でもOKなんだろう」と思われると嫌なので。
一度自分のジブリ映画に対するスタンスを、語ろうかな、と。
私は、宮崎駿がアニメで目指すことの志の高さ、それこそ、『雪の女王』や『チェブラーシカ』といった、そんな大傑作アニメに、日本アニメが近づこう、という試みそのもの、これらがなんだか頼もしく思える。
志が高すぎて、その風景はもっと上にあるものだから、
今見えている周りの風景や、外野の余計な批判など、
そういった余分なものが聞こえなければいいのにナ、と私は思ってたりします。
この『崖の上のポニョ』という作品は、“世紀の大傑作”とは思わないけれど、
素直に、「ああ、面白かったね〜」って言える、カワイイ作品だと思う。
うん、それで十分。
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この記事へのコメント

私もまた、遊びに来ちゃいました〜♪
ポニョの画風は今までと違うタッチでしたよね。
なんでも、クレヨンも使ってるらしいですよ。
宗介の家も、違和感が無い程度に曲線にしたりして
全体的にホンワカ優しい雰囲気がただよっていて好きでした♪
>『カリオストロ〜』も宮崎アニメと教えてもらい、二度ビックリ。
「カリオストロの城」は良かったですよね!
何度観ても感動できるアニメです♪
確かにポニョの一途さは共通する物があるかもですね。
元々宮崎さんはアタマノフに強い影響を受けてますから、彼の映画には「雪の女王」のキャラがチラチラと顔をだしてますからね。
今回のは観てる間は感じなかったですが、指摘されると確かにそんな感じです。
個人的には人間歳をとると、子供に戻ってゆくというのをリアルに感じる作品でした。
これはある意味、還暦を過ぎた人にしか作れない作品でしょうね。

こんばんは★コメントありがとうございました。
そうですね!ポニョのあの柔らかい手で描いたようなタッチ、こういうのを見て「あーこういうのってアリなんだあ〜」って、すごく嬉しい気持ちになりました。
アニメで表された本格的なアナログ感というか、こういのがとっても嬉しかったんですよね。
そういえばPamyさんは、まだ絵はやられていらっしゃるのかしら

>カリオストロの城
そうですね!すごく面白かったです。大好きだったな〜。

こんばんは★コメントありがとうございました。
そうなんですよ〜。グランマンマーレの登場によって映像イメージが変わってしまう辺りなんて、雪の女王にソックリでしたね。
で、コメントが前後して申し訳ないんですが、あちらに書いた、
トンネルが異界へと繋がるパイプライン、ということなんですが、
あのトンネルを抜ける前にポニョが気を失って、自分がせっかく起こした変身が、いったん元の姿に戻りますね。
自分はあそこでアッ!と驚いたんですよ〜。
千と千尋〜で描かれていた、気をつけて渡らないといけない橋のように、この世と違う世界への入り口は常世の国とも言えそうですが、
エンデ流の想像の世界のように、無限の可能性のある別世界としても捉えてみたくなるんですよ。
いったん自分に起こした“変身”が元に戻るところは、眠りや無意識の世界で刷新されるというような、
退行でもあり、かつ人間の持つ柔軟性、眠りや忘却によって逆に得られる力というか、そういう得がたいパワーのように感じる自分がいました・・。
宮崎アニメやジブリ作品の多くを知らないので、多くの人が書かれている"原点に回帰した"というような見方についても、へぇー、っていう感じの私なんですが、千尋、ハウル同様に本作も楽しくて、感動しましたー
(わたし的には、千尋もハウルもコレも同類項かも。)
強い思いによって、手足を生やせちゃうっていう発想が素晴らしすぎー
観てる最中は「ムムッ!」
観終わった直後は「う〜む…。」
そして今では「中々ヨカッタ!」
と良さというのかな?そんなものが
ジワリジワリと湧いて来て、ここ最
近の作品の中では群を抜いて素晴ら
しいと思えた作品でした♪
>「ラピュタ」はもっとどうでも良かった。
ナニッ!!Σ( ̄口 ̄|||
聞き捨てならな…。
いつか「ラピュタ」の良さをジックリと
説いてやる!

盆じゅーる〜♪コメントありがとうございました!
かえるさんも、千と千尋、ハウルもお好きだったんですね!
嬉しいです、私もハウル好きなんですが、ハウル好きって人少ないみたいなので・・。
そうそう、ポニョに魔法は必要なかったんですよね。
私もこれ、無条件で好きでした。
非常にシンプルな物語でしたから、シンプルに楽しむことが出来ました。
さんへこんばんは〜♪コメントありがとうございました!
おー、風情♪さんは、だんだんとこの作品が気に入られてきたのですね。
うん、これは、子供の感じるようなシンプルさとか、まっすぐさが感じられるような物語だったから、大人にはすぐにこの物語の魅力が分からなくっても、仕方がないのかなーって思います。
で、ラピュタですが
アハ、ごめんなさい。私ね、昔はアニメとか宮崎映画とか、全く興味が湧かなかったんですよ。
生意気なガキだったので、子供っぽいのが大嫌いだったんです。
でも、それは当時の話で、今は違いますよ〜。好きですよー。ナウシカもトトロも大好き!ラピュタだって好きさぁ!
なるほど〜、とらねこさんはそう思っていたのですね。
それなら、今回の作品はまさにドンピシャだったかも。

宮崎監督もアンデルセンの『人魚姫』に納得できなかったそうで、
自己犠牲的な部分や、泡になって消えるというところに、キリスト教的な意識(ワタシ的にはこのアイデアは
キリスト教的とはあまり思いませんが)を感じて、
嫌だったのをポニョでは覆したようです。

逆に、人魚姫の話に、エゴを通す事に対する代償や、
片思いの美しさ・切なさ等の美学を感じていた人には、
アレレ?と思うかもしれません。

絶対混んでる夏休み期間が終わってから、私は観にいく予定です。



こちらにもありがとうございます〜♪
うーんそうですね、『人魚姫』は、アンデルセンの原作を読む限り(その辺り、アニメの作品とは若干違いがあるのかもしれませんが)、
自分は悲しくなってしまったラストでした。
おっしゃる通り、人魚姫側から見れば、エゴを通すことに対する代償、自分が消え去る、ということに関する滅びの美学、というものが存在するのかもしれませんが、
それより私が感じたのは、アンデルセンが抱く、王子さま、つまり“人間”に関する否定的な部分ですね。
王子は、物ごとの本質を捉えることが出来なかった、見る目のない人間として描かれていると思いました。
お、ochiaiさんは、後で見に行かれるご予定なんですね〜♪
感想楽しみにしております^^*
裏設定は意外とダークな世界観なのかな〜
そこからハヤオ翁が小さなガールフレンド達の為に抽出した物語部分が『崖ポニョ』ではなかろうか
などと中二病全開で鑑賞…
ハッ!いかんいかん!ハヤオ翁のピュアネスを見習わねば!
思春期にさしかかった宗介とポニョ
ポニョの魚上がりが故の珍妙な行動が巻きおこす騒動を描いた「ドタバタ学園ラブコメ編」とか
宗介が幼き日の軽率な約束で拘束されたポニョとの関係に思い悩む「青春ノイローゼ編」とか
下り最速伝説!若き日のリサママをフューチャーした外伝「頭文字R」編とか、観たいなぁ〜
ハッ!いかんいかん!じゃ…邪鬼眼が…
ハヤオ翁のピュアネス…(ry
ごめん!無理!ハヤオ翁、もはや神域(笑)
でも面白かったです
作り手が想定してた楽しみ方じゃないかも知れんけど(笑)
ってハートつけたいトコだけど!
ナウシカなんて〜のクダリに斬られ、
軽く内臓がはみ出る程ダメージを受けたわしとしては!
トトロの真似して植物の成長を促す白鬚としては!
・・・・あわゎゎゎわ・・・・とらねこ、恐ろしい子!(白目)
白鬚は夏休み終わって子供が減るまで封印しててまだ未見ですが、
心に腐海の森を持つ大人(例:↑み)のような歪な鑑賞法もあるんですね。
あとさ、とらねこタン、未来少年コナンはみた?
トラバします。
こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
ウヒャヒャー^^* 相変わらず、変わった楽しみ方をされたんですね〜。
私なんて、ハヤオ爺に負けず劣らずのピュアネス全開で見ちゃいましたよ〜ww
>BGMは「水没都市」by 人間椅子でしょうか(笑)
きゃー!いつもいきなりの一言にやられてしまう私。
みさまに指摘されて初めて『水没都市』の歌詞をじっくり読んでみました
>永遠と愛を信じた人と共に眠る
>まやかしも真実も海の底
>静かな海だけ、冷たい海だけ
>モノノアハレ 海の藻屑
おー!これって人魚姫の事歌ってたんですね。あ、いや忘れてた。いいな〜人間椅子、やっぱ。
和嶋さんの作る歌詞っていいんですよね、文学的で。今更だけど
>裏設定は意外とダークな世界観なのかな〜
あ、フジモトですね。私は、こういうのを内包している宮崎作品の方が好きなんですよ〜。
アハ、妄想したくなるほど、確かに物語として一体感はないもかもしれませんね、冗談ヌキに・・
老人ホームのお婆ちゃんたちの人間関係を描いた『70歳のカルテ』(『17歳のカルテ』風に)なんかはどうでしょう?
あ、却下でしょうか・・・?
ん?アニメ版???
勿論、アンデルセンの童話の話ですよん。

>王子は、物ごとの本質を捉えることが出来なかった、
>見る目のない人間として描かれていると思いました。
うーん、片思い、というもの自体が、そういう事ですから。

王子は人魚姫に助けられていた事を知らないわけで、
あちら側に立って見れば、口も利けない、行くあてのない娘を
善意で王宮に住まわせてやってると言えなくもありません。
なぜ、こんなに切ない結果なのか?については、キリスト教
うんぬんというよりも、私は、片思い&失恋の名手?であった
アンデルセンらしい感じがしています。

“思いは通じる”も、真なれど、世の中には“報われない思い”
があることもまた事実ですから。。。
さて、そろそろ子供達の夏休みも終わるので、来週あたり見てこようかなっと♪
それにしても、、、み様のコメント超オモロイです。サイコー。

こんばんは〜♪超久しぶり〜!!
おいーッス! も一回、おい〜〜ッス
(やったヨー☆いつもの挨拶
)で、アハハ、ごめんごめん!
そうなの、子供の頃の自分は、ナウシカの良さが分からないおたんちんだったさ・・。
ごめんなさい!ごめんなさい!ウワァァン(泣
ヒネた子はやーね!
>トトロの真似して植物の成長を促す白鬚としては
白鬚タンの一言一言が、本当に私はスキなんだなァァァ。ピュアピュアで。
ズキュゥゥン


白鬚タン、そんなにトトロ好きなんだ♪うん、かわいいよね、あのタヌキ(違)
私も、植物家にあるんだ。冷房嫌いだし、枯れてないよ、まだ。
で、白鬚タンはこれからなのね!楽しみにしてるね、感想。
未来少年コナンは、よく噂は聞くんだけど、まだ見たことない。必見かな?
こんばんは〜♪トラバありがとうございました。
確かに、変な映画ですね。
「面白いか面白くないかは、理屈じゃないよ」って作品が作りたかったのかな、なんて思います。


こんばんは♪
なるほど、ochiaiさんは、片思いの美しさを描いた物語として、
その泡になってしまうラストも、受け入れられるのですね。
うん、その表現の仕方が、とても素敵ダナーと思います。
ただ、自分は、
>王子は人魚姫に助けられていた事を知らないわけで、あちら側に立って見れば、口も利けない、行くあてのない娘を善意で王宮に住まわせてやってる
自分の場合は、物語をそのまま捉えるということをせず、もっとシンボリックなものとして捉えていたりします。
人魚姫がモノを持たず、愛のみを信じ、身一つでやって来た、ということを、
対する王子が豊富な富を持っていたということから考えて、貧富の差の問題や、身分の差といったもの、
つまりは物欲というものが精神的な愛というものに打ち勝つことが出来るのか?愛が果たしてそれらを凌駕するものであるのか、そういったことが描かれていると自分は考えているのです。
ゲハゲハ!それ実写で観たいです(笑)
いえね、
ハヤオたん今回は「子供達が楽しめるように」っつってるから、巷間流布されたる「神仙異類婚譚説」や「クトゥルー暗黒神話説」等の面白裏読みテキストはひとまず脇にどけて、心の腐海wも♪ランッランララランラッラン♪っつて浄化して鑑賞に臨んだんですけどね
ポニョの妹たちワラワラと
あれ?フジモトて元人間設定だったんじゃ…
鮭の産卵&受精みたくグランママンの産んだ卵に精○ぶっか…
あわわ、それ何てプレイ?
メリ…メリメリ…バクンッ!
封印した筈の邪鬼眼が覚醒開眼した瞬間です
ごめん、ハヤオたん
オイラの心のピュアネスリトマス試験紙は真っ黒クロスケだたヨ…orz
うん、でもポニョはかわいかったですネー!
今はこれが精一杯…(爆)
こんにちは〜♪
え!異類婚譚は脇に置いとく必要ないでしょ〜!と思いますよ〜。
だってこれ、どっからどう見ても、異類婚譚やし‥。
自分はこれ、中でも、古事記の“トヨタマビメ”だと思います。海の生き物ですからね。ウガヤフキアエズと結ばれる‥
後の神武天皇が生まれる、という話なんですが。(つまり古事記において、異類婚が忌むべき婚姻とされていないんですよね)この話長くなるので書きませんでしたけど。
例のぶっかけプレイも、やっぱり私も精○に見えました。
普通に基本の保健体育の授業で、受精の仕方を勉強したことのある人には、そう見えてしまうシーンでしたよね。
自分には、あえてのリトマス紙に見えましたよ。
つまり、子供の心で楽しめる人にしか、楽しめない作品なんだと思います。
大人にはそう見えちゃうでしょ?てのはあるんでしょうね。「いっそのこと、楽しめなくてもいいや」、そういう気持ちなのかなあと思うんですよ。
私は、子供心に帰って作った、というより、その辺り結構意識して作ってると思うんですよね。
ポニョっとした映画でしたね。
話も画も子供向けなので心配でしたが、そんな事全くなかったですね。
流石ジブリ。
ポニョもコウスケも可愛くて可愛くて、純真な思いって素敵ですね。
皆が皆優しくて、優しい映画でしたね。
>ジブリ・アニメ
『ゲド戦記』って実はジブリの原点なんですよ。
本当ならジブリの第1作目になるはずだった。
それを原作者に「お前ら誰や」としかとされたのでナウシカがジブリの第1作目になった。
その後のジブリ作品の青年はゲドのイメージ、何処か内気で何かを探している青年になったし(アシタカ、アスベル)、おっさんはハイタカのイメージがある(ユパ様)。
『おもひでぽろぽろ』なんて公開当時はそうでもなかったけれど、今観ると「昔を懐かしがる」行為そのものに共感がもてるし、『紅の豚』の「飛ばねえ豚はただの豚さ」はますます味を増してきている。
親になって子供が出来たらまた違ったふうに観えるはずです。
こちらにもありがとうございました!
>話も画も子供向けなので心配でしたが、そんな事全くなかったですね。
>ポニョもコウスケも可愛くて可愛くて、純真な思いって素敵ですね。
>皆が皆優しくて、優しい映画でしたね。
本当に、おっしゃる通りですね!
私も全く同じように思いました。
ゲド戦記に関するよもやま話も、教えてくださってありがとうございました♪
へえ、ル・グリンに映画化を拒否されてしまったんですねー。
去年の映画のゲドに関しては、見てなくて申し訳ないんですが、随分と原作と違ったようで。
そういったことも、もしかして関係あるのかな?なんて思いました。
ジブリの青年のイメージがゲド、というのはなるほど、なんて思ったりします。
>歳を取るとまた違った味が出るのがジブリ・アニメ。
確かに!
子供心だけでなく、大人の持つ、どこかまだ幼い気持ちに、反応させてしまうのでしょうか。
>せず、もっとシンボリックなものとして
なるほど〜 それで「人魚姫」の物語をそういう風に
受け取っているのですね。面白い見解です!!
私は逆に、ポニョを見て、物語をそのまま捉える
気持ちと同時に、ダークサイトなもう一人に自分が、
シンボリックなものとして捉えて気色悪くなったり、
ブラックな自分が笑いに転じたり、色々な思いが
湧き出ました。
それだけ色々な受け止め方ができる作品だと
いうことなんでしょう。
だから、とらねこさんが書かれていることも
上記でノラネコ様や、み様が書かれていること
どちらにも、共感しました。
自分の願いを叶える為に、街中を大洪水におとしいれ、
多くの人に被害をもたらし、生態系まで破壊しちゃう
あの恐ろしいまでにキラキラと純粋なパワーに、
ひたすら圧倒され感心しつつ、子供の頃、大人たちに
怒られてばかりだった私は、これだけの事をしても、
許されるポニョが羨ましい限り。
だから、私にはポニョ自身の行動は、そんなに褒められる
もののようには、受け取れなかったけども
それをしっかりと受け止めてあげる宗介の度量の深さが
なにより素晴らしいと思いました。
そこが、とらねこさん言う所の、人魚姫の王子様との
大きな違いですよね(笑)
絵面だけみると、何度も諦めずに立ち向かう姿は
感動的にも見えるけども、でも、この嵐を起こして
いるのは、ほかならぬポニョで…(苦笑)
コナンがラナを救う為に、どこまでもくらいついて
駆けて行くのとは違うので私には、うーん?でした。
あと、とらねこさんがポニョに魔法は必要なかったと
書かれていたので、魔法はでてこないのかな?と
思ってしまっていたのですが、観てみたら、ポニョ自身が
もともと魔法の能力を持っている上、秘蔵の薬を浴びて
能力も強大になり使いまくってますがな(笑)
それなら、魔女の力を借りる必要はありませんね。
純粋な気持ちと、魔法の力でここまでやってきたポニョ。
人間になって、力が使えなくなって、今までは簡単に
出来た事も、これからはすべて人間としての力で
立ち向かわねばならず、大変な事がいっぱいあると思う。
純粋な気持ちが挫けそうになることも…
でも、あの宗介の度量の深さがあれば、きっと大抵の
ことは乗越えられるな、と感じさせてくれました☆


こんにちは〜♪こちらへのカキコミ、何度もありがとうございます♪
腹の中カチ割って、いろんな話が出来るって、とっても嬉しいです^^
>ポニョを見て、物語をそのまま捉える気持ちと同時に、ダークサイトなもう一人に自分が、シンボリックなものとして捉えて気色悪くなったり、ブラックな自分が笑いに転じたり、色々な思いが湧き出ました。
これまさに、その通りだったと思います!
どの映画を見ていても、素直に物語の中へ入っていくと同時に、それを解釈するために様々な観点から捉えようとしたり、はたまた別の物語とどう違うか思いを馳せたり・・
いろいろな見方をしながら映画を見ますが、
この作品もまさにその通りで、物語そのものがシンプルである分、余計な部分で刺激される部分があって、大変興味深くもありましたねー!


(つづき)
>自分の願いを叶える為に、街中を大洪水におとしいれ、多くの人に被害をもたらし、生態系まで破壊しちゃうあの恐ろしいまでにキラキラと純粋なパワー
>私にはポニョ自身の行動は、そんなに褒められるもののようには、受け取れなかったけども
>ポニョ自身がもともと魔法の能力を持っている上、秘蔵の薬を浴びて能力も強大になり使いまくって
ochiaiさん、私は、ポニョははっきり言えば、“自然そのものの姿”と捉えているのですよ。
ハヤオ氏はこれまでも、自然と人間の対比を描いてきたと思うのですが、ここではポニョは、人間にとって、異類であるばかりでなく、
今後共存しうまくやっていけるかどうなのか、という存在としての、自然そのものの力だと思うのですよ。
自然は破壊しますが、その破壊は、人間にとって、神の名を借りた罰の姿ではないですよね。
怖ろしい脅威、畏怖すべき自然、だけど人間の力を超えた大いなる姿なのだと思うのですよ。
グランマンマーレ(海)が母親であるところから、ポニョの本来の力は自ずと想像できますね。
ここで一番魔女に近い存在であったのは、フジモトだと思うのですが、
そのフジモトも、人間存在に落胆した上で、科学の力を悪意をもって力を使う存在である、というところがまた興味深いですね。
幼稚園のクミコちゃん目線)、ポニョばっかりズル〜イ

になるんですけど
大人の自分目線では、自然と人間の共生の暗喩は凄く感じます!

そういう意味でも、異類婚譚なのだと思います。
(ちなみに、ご本人もインタビューで異類婚譚の要素は
発言されてます。で、例のアンデルセンのは、それを
受け入れないのがダメだと…
描きたい事が違うから仕方ないと思うんですけどね
)自然の圧倒的な美しさと背中合わせの脅威。
偏見を持ったり、抗ったり、クヨクヨしたりせず
まずは受けとめる。しっかり向き合う。
「不思議な事がいっぱい起きてるけど、今はとにかく
目の前の事を頑張ろう」というようなことを、リサが
言うけれども、本当にこれに尽きるなぁ、と。


>ポニョばっかりずるーい
うん、そうですね、確かに、ハヤオ氏にとって、自然は大きな存在なんですよね。
ちっぽけな存在の人間に対して、ハヤオ氏の描く自然の大きさは、常にその比に値しませんね。
私は、ハヤオ氏のアンデルセンの物語に関する見方は、共感できるものがありますよ。
私の場合、異類婚をアンデルセンが受け入れていない、ということ以上に、人間に対するある種の否定的な思いがまず描かれていると思っていますけど。
それが片思い、ということに通じるというのは同意しますがw
リサの勇気は良かったですね!
彼女もまた、強くて素敵なヒロインの一人ですね。
TB&コメントありがとうございました。
優しさと幸せが沢山詰まっていた映画でしたね。
ジブリのテーマと云うか、伝えるべきもの、映画に込めた思いに感じました。
>ジブリ裏話
色々面白いですよ。
自分は宮崎駿監督の創作面での葛藤や障害が好きです。
そうですね、宮崎ハヤオ氏は、もっと純粋になって、ものを作りたい!そういう願望を感じました。
この作品をみていると、クリエイターとしてどうあるべきか、そういうものをヒシヒシと感じてくるんですよね。
私は正直言いますと、裏話や、どういうことを表現したかったかを「本人が」語る、というのには興味なかったりするんですー

作品を見て分かればいいと思うので。
超ーグローい。
ウミウシとかまで描かんでいーよーっ!
心に腐海の大海嘯がおこりまくってる み3が妄想されるように、
チンコの乱舞したオープニングで始まり、
でっかい乙姫やら、オカマの浦島太郎やら、アンデルセンやらでごった煮。
まさに海!俺(駿)の海!的な内容に白鬚マイっちんぐ−☆
ポニョが魚→鳥類→人ってなるときの鳥類の時って
あれ、湯屋にいた?ってな不細工ぶりだったのにさー
宗介、微動だにしてないからね。動かざる事山の如しだからね!
いやー、漢! カリアゲもキマってる!
そりゃそーと、親を名前で呼ぶってどーなの?
白鬚ならグーいくよ。
あと、コナンは必見! 走って!

ワンバンコ〜♪オイーッス!もいっちょ、オイーッス

白鬚タン、どうだった、面白かったー?
うんうん、コメント欄でも、白鬚スタイルがやっぱ効いてんよ〜
。うん、そうね、海の中の魔物、なんかいろいろあったね。深い海、氾濫すると、人間にとって脅威になる海。俺(駿)の海、か!ニャハハハハ♪
鳥類になってブサイ子になった時、あれはおっかなかったシーンだよね。
どういう反応を、宗介がするかな?と固唾を呑んだところ、次にカリアゲだもんね・・いや、違う違うw
本当、宗介はビビってなかったね。
あれ、大事なポイントだった。ウン。見た目じゃないんだ、この王子さまにとってはね。
スペルマ乱舞も、あれ、わざとやってんよ、駿っち。大人にはそう見えるかもしれんね。
同様に、親の呼び捨ても、イマ風だか知らんけど、大人怒らそうとしてんじゃないかと、私は思ったよ。
うるさいファン、口やかましい大人のファンは、蹴る行為だね。
きっとモノ作りにとっては、勘に触る存在ってのが、難しい大人たちなのかな。
コナンは、昔見たことあったかな、いやないかな。とにかく、走るわw
ありがとう白鬚タン♪
でも、ジブリは基本的に好きじゃないです。
何かディズニーのように「そこいらの子供向けアニメとは違うんだぞ。私らは程度の高いアニメを作っているんだ。」って言ってるみたいで。
これでも「風の谷のナウシカ」は結構好きだったんですよ。
環境破壊と終末戦争により、生態系が狂って、巨大な虫と王蟲が繁殖し、毒ガスを吹き出す腐海に覆われた世界はハリウッドでも、そうそう表現できるものではないでしょう。
余談ですが、「ロマンアルバム」という、映画のパンフを分厚くしたようなムックがありまして、ナウシカのんは割と高い値で売れました。
「もののけ姫」はほとんどナウシカで、何これ?って感じでした。
確かに見ているときは面白いと感じるんですが、自然と人間の関わりを深く描くのは、もうナウシカでやり尽した感があります。
腹に深手を負った人間が、大人数でも開けることのできない扉を開けてしまうシーンはリアル感皆無で、こういう不思議なシーンをやれば観客は喜ぶとでも思ったのでしょうか、宮崎監督は。
できれば「ナウシカ2」をやってほしいですね。私としては。
こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
なにわオタさんは、わいさんかな?w
>ジブリは基本的に好きじゃないです。
>何かディズニーのように「そこいらの子供向けアニメとは違うんだぞ。私らは程度の高いアニメを作っているんだ。」って言ってるみたいで
なにわオタさん、私もかつて、ジブリ映画の良さが分からない人間の一人だったんですよ。
子どもの頃の自分には、ジブリは、「説教臭い」ところが嫌いでした。
環境破壊について描かれているところに、胡散臭ささえ感じていました。
今は、環境破壊についてこそ一番描くべきテーマだと思ってますが、その頃の自分にはイマイチ分からなかったんですよね。
自然と人間の係わり合いについては、宮崎駿が一生をかけて取り組むテーマなのでしょうね。
しかし、人間と自然というテーマは、宮崎駿氏ばかりでなく、近代機械文明が進むようになって以降の、文学の中心的なテーマとして、色々な人が描いていますね。
宮崎駿氏にとって、これは十分やり尽くしたテーマでしょうか?私はそうは思いません。
地球の未来を考えると、暗澹たる気持ちになりませんか?
環境問題という人間にとって一番大事なことを考えずに、彼はもう人類を描くことが出来ないのではないでしょうか。
>ロマンアルバム
これは知りませんでした。わいさんは本当にいろいろなことをご存知ですね!
ナウシカ2も見てみたいですね!
おそらく、今後何を作っても、彼が死ぬまで、観客が正当に評価することはもうないように思えます。
しかし、にも関わらず、『ポニョ』の去年の日本の興行収入は、本当に凄かったですね。

