2008年07月07日
98●バグズ・ワールド
『ディープ・ブルー』、『皇帝ペンギン』、『アース』と来て、次のネイチャー・ドキュメンタリーは「虫の世界」と言われ日には、もう何が何でも見に行こうって感じでした。
こう、今までのかわいい路線と違って、不気味そうでしょ。女子に「キャーかわいい」って全く言われ無そうな感じがいいじゃありませんか。
ストーリー・・・
アフリカの平原で、羽アリの群れが飛び立った。その中から一組の新しい女王と王が生まれ、巣作りが始まる。数年後、数百万匹が暮らすシロアリの一大帝国が出来上がった。泥で作られたアリ塚は堅固な要塞で、外敵の侵入を許さない。一方、定住せずに餌を求めて移動するサスライアリの軍団がいた。その数二千万匹。すべてを食い尽くす群れが向かったのは、シロアリの帝国だった。両者の生存を賭けた戦いが始まる!
革命的新技術“ボロスコープ”とやらの、ミクロの世界をCGなしに描いた、アリの世界。
それこそローマの古代都市のように、自分たちだけの都市国家を作り上げるアリさん達。
この、聳え立つ立派なアリ塚!もはやこれは、映画の中で説明にあったような、「要塞」ですよ。
完璧なまでに堅固な要塞を築き、嵐に備え、たとえ大木がその上に倒れて来ても、何とか自分たちの完璧な都市機構を保って、後世のアリ子孫に残そうと、必死なのだった。
そんなミクロのアリさんの世界に、これだけの強固な独裁国家が築かれていようとは、・・・舌を巻いてしまった。
そして、私の期待した、不気味さは、しょっぱなから十分見せつけられた。
冒頭では、カマキリが干からびた虫の死骸を、まるでお菓子でも食べるかのように、両手に携えてパリパリ食べたり。
カメレオンが、画面の右端から左端に向かって、その長〜〜〜い舌をベローンと伸ばして、獲物を捕らえる姿には、ほとんどグロ的快感を覚えたり。
そして、いよいよアリさんの世界へ。
オオキノコシロアリの幼虫は、ブラックライトに照らされると、青白く光り、その透明で不気味この上ない姿はまるでエイリアンの子供たちのよう・・・。
そして、画面全体をウワーっっっと襲う、羽アリの大群。
来ましたよ、来ましたよ、ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウウジャウジャ、
スクリーン全体にウワーーーーーーーーーっと羽アリの大群。
アリさんたちの数の物凄さを表すためにも、こんな大群を映し出して見せたんだと思うんだけど、
やっぱちょっと怯みましたよ。
ヒッチコック的恐怖感を味わわされたというか・・・。大群はやっぱり、大迫力です。
自分が羽根物が苦手だからか、羽アリのあのパタパタ飛べる感じがすごくイヤだった・・・!
私、怖いものってほとんどないんだけど、蝶とか蛾とか、羽根のついたものがそう言えばキライだっけ。
昔から、生理的嫌悪感を感じるんだよね。どっちに飛ぶか分かんないんじゃないですか、予測不可能だし。飛べる系の生き物って私苦手だったんですよね。
おかげで、羽根が画面全体にウジャウジャウジャウジャされると、さすがにゾゾっとしました。それぐらいかな。
むしろ、もっとたくさん、こういう“画だけで不気味な世界”が見たかったかも。
ボロスコープを駆使して、ありとあらゆる昆虫たちの、不気味な姿態やら驚愕の世界を見たかった感じ。
物語は、アリの世界の高度な文化機構に及んで、その生態を物語でもって描いて行きました。
何事も脅威のなかった世界、自然と完璧な均衡を保った世界が、ある日危機を迎える。
一部破壊された都市国家に、次なる敵が襲いかかり、シロアリ対クロアリの最終戦争を迎えたのだった。
うーん、物語がアリに終始し始めると、せっかくのフランス語のナレーションも、心地良く眠るための誘い役に思えてしまった。
興奮しながら、アリの世界を自分たちの世界に置き換えることが出来るほど、アリってかわいくないからかな。
特に、数で勝負の働きアリなんて、自分たちを見ているかのようで、別にロマンを抱かないんだもん。
働きアリ、兵隊アリ、羽アリ、の三大カースト制を敷いているオオキノコシロアリたちの国家に、君臨するのが王と女王の王家。
働きアリの二倍もの大きさを持つ王、これはともかく、
部屋の全体をドーンと埋め尽くす、巨大な姿態の女王アリには、ドン引きしまくり。
王の体長の、70倍の大きさなんですって。大きすぎて、その都市国家の中で、動くことも出来ない女王アリ。特に、排卵の最中に襲われたら、国家の最大の危機になってしまう。
これ、よく自分よりこれだけ大きい姿の女王に、普通に性欲を抱けますね、なんて、
王側、男側の心理に、少し疑問を抱いてしまった。
(そう言われても、アリは困ると思うけど・・・)
とにかく、なかなか興味深いのだけれど、いかんせん、アリだけなのね。
私は勝手に、もっとたくさん、いろんな昆虫がたくさん現れるのかと思ってたら、アリに終始しちゃったんで、ちょっとガッカリしてしまったのでした。
もっと、アリだけじゃない、他のたくさんの昆虫のエロティシズムが見たかった・・・。
でも、虫嫌いな人にも、アリだったらそれほど脅威に感じず、見ることは出来ると思う。
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この記事へのコメント
う〜ん、微妙です。
虫、大の苦手のくせに「ミクロコスモス」は好きな映画だったので・・・・。
にしても私も飛ぶ虫が苦手で、
蛾嫌いが高じて、チョウチョもだめです。
幼虫は好きなのに・・・。
カブトムシも「こいつも飛ぶんだ」と思うとカゴから出す気にはなれませんでした。
幼虫は触れるのに・・・(←変?)
ゴキ飛びさえしなければ・・・・(あっ、でもこれはやっぱり駄目かも)
フランスのドキュメンタリー、映像はすばらしいけれど
あのナレーション、本当になんとかなりませんかね(笑)

こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
お久しぶりです〜

くりりんさんも、虫結構気になる人なんでしょうか♪
嬉しいです、女の子で「虫苦手〜」とか言わない人。
私も、カエルも毛虫も「カワイー★」と言いながら手の平でコロコロ触っちゃうぐらいな子でした。ヘビも掴んでみたり。
くりりんさんも蝶とか蛾系だめですか!私もです〜。
羽根の柄とか苦手なんですよね。
特に茶色くって、目玉柄のあるセピア色のヤツとか、もう大っキライです。
ゴキは本当、ただでさえ無敵チックなのに、飛ぶなんて最悪ですよ!!
ところで、私は、『ミクロコスモス』はまだ見ていません・・。くりりんさんオススメなら、見ちゃおうっかな★
>フランスのナレーション
アハハ♪フランス語って、なんか「ボショボショ」言ってるように聞こえちゃうんですよね。。。^^;

こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
そうですか、gsさんの・・ムグムグ。男の子はそういう表現できていいなあ・・・★
私の妖怪アンテナもビンビンでしたよ


