2008年06月28日
93●REC
スペイン発のPOV(主観カメラ=Point of View)ムービー。
『ブレアウィッチ・プロジェクト』している今作が、奇しくも『クローバーフィールド』とほぼ同時期にやるなんて・・・。
なんだか、昨今のドキュメンタリー流行の余波が襲って来ています・・・!
ストーリー・・・
バルセロナ郊外。ローカルTV局の若い女性レポーター・アンヘラ(マニュエル・ベヴェラスコ)は、カメラマンと共に消防隊の同行取材をしていた。深夜、老婆の叫び声を聞いたという通報を受けて現場に急行すると、そこはこの世の地獄だった。・・・
'07年、スペイン。ジャウマ・バラゲロ監督。
もうすでにハリウッド映画化され、続編はもう製作に入っている、というこの作品。
ハリウッド映画化の方は、『Quarantine』というタイトル。すでに予告で流されていて、私は映画館ですでに見ましたよ〜(シアターNにて。『P2』の時だったかな?)
このハリウッド版(『Quarantine』)、日本の予告はともかく、アメリカの予告見る限り、本当にイマイチだと思う。この作品と比べると特に。
ま、それは置いといて。
「スペインのホラー」って、何となく物珍しいなと思いきや、『機械じかけの小児病棟』の監督、ジャウマ・バラゲロ。
『機械じかけ〜』はあんまり怖くないけれど、こちらはちゃんとハラハラドキドキできた。面白い!
想像通りの展開ではあるものの、“ドッキリお化け屋敷”ぶりが楽しくて、
いやー最近、いろんなホラーを見て、どれもこれも「これはなかなかオススメのホラー!」なんて、気軽に太鼓判を押してしまっている気がする、かも・・・。
あまりオススメを頻発すると、だんだん信じてもらえなくなりそうなので、あまり言いたくないんだけれど。
それにしてもこれは良かった!うん!!
これはなかなかに、変り種ホラーで好感度高し。
いや、P.O.V.ムービーの筆頭角になる作品と言えるんじゃないかな?
『クローバーフィールド』の好きな人にはオススメ(?)。
『クローバー〜』と違うところは、ローカルTVの撮影クルー、という設定。
ムリ難題だってば・そりゃ何だい?な感じに、ありえない風味が漂わないところが上手かった。
「この展開になるには、この登場人物はこういう行動をしないと」、みたいに、登場人物のその時の気持ちなどがきちんと描かれているところも好印象。
たとえば、「何が起こっても撮影をし続ける」というありえなさを、
主人公アンヘラの、ヤジウマ根性から、一介のTVレポーターとしての使命に変えていったり、そこで彼女が威勢よく怒ってツッカかっていったり、
そういう熱意と演技の思い切りの良さがないといけないところで、
それらをちゃんと見せていたと思う。
それから、取り憑かれた太った中年女性や、
ラスト間際に衝撃的に登場する“不気味な存在”(とだけ言っておきます)の、思わず舌を巻くリアルなその姿。
それらは、どこら辺まで見せて、どこら辺まで、見せないか、そのバランスが非常に良いなあと思えた。
また、『クローバー〜』と違って、全編ブレ続ける映像で、気持ちが悪くなることも、こちらではなかったし!
(あまり酔わないように、後部座席の方に座ったのが良かったのかもしれない。『クローバー〜』はド真ん中だったから。)
こちらでは、プロのカメラマンによる撮影である、という設定や、途中カメラもちょっと固定されていたり、疲れすぎない工夫がされていたのも良かった。
私的には、『クローバー〜』よりこちらの方がオススメ。
ちなみに、こちらのブログにて、「アンヘラ嬢の素顔」というYouTubeをわざわざUPしていたよ。( → http://recmovie.jp/blog/ )
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この記事へのコメント
ホラーは大の苦手なのですが、バラゲロ監督の作品の色合いが好きで、今までに泣く泣く5作も見ています。
『機械じかけ〜』を映画館で o(;>△<)Oぎゃあぁぁぁぁぁーーーーーっ!!!”となりながら見た哀生龍には、それよりもハラハラドキドキするんじゃ絶対にこの作品は見られそうに無いです(涙)
でも、見たい・・・
あのラストのゾンビに対する解釈が面白くて、ともやもお気に入り作品になりました〜!
あれがなければ、『あぁ、こんなゾンビ映画もありなのね…』レベルで終わっていたかもしれないです。
割と短い作品ではあるけれど、BGM一切無しで、最後まで一気に観させてしまうのは、脚本が面白いんでしょうね〜。
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
バラゲロ監督、もしかしたら哀生龍さんお好きなのかな?と思っていました。
スパニッシュ・ホラー・プロジェクトもやってましたっけ。
んー、『機械じかけ〜』、そんなに怖かったとは

でも、これはホラーじゃないんですよ!なので、哀生龍さんも見れます!大丈夫です!
これは、パニック映画ですから。
ホラーなんて言うとちょっと違うかもしれません。
・・・と言いつつ、自分の記事にいっぱい書いてたぁ

いや、確かにホラーって、むしろ「便宜上の分け方を総称した言い方」なんですよ。
だから、ホラーであっても、そこにたくさんいろんなジャンルが存在することも可能なんです。。
分かってもらえるでしょう、か・・・?
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
なんだか久しぶりですね。忘れないでいてくださって、ありがとうございます。
>ラストのゾンビに対する解釈が面白くて
フフフ、“ゾンビに対する解釈”ですか。
確かに、あれはビックリしましたね!
それにしても、目を離せない作品で、工夫が効いていたなあと思います。
演出がすごく良かったんですよね。

ボクはビビリました(笑)
特にラストの暗闇の密室内の出来事は最悪(笑)です。
緊迫感あり過ぎです。
ホラー系の映画で衝撃度が激しかったのは久々♪
「遊星からの物体X」「死霊のはらわた」「呪怨<ビデオ版>」を見た時に感じた衝撃度でした
>もうすでにハリウッド映画化され、続編はもう製作に入っている、というこの作品。
そーですか。でも、オリジナルは超えられないでしょうね。



さんへこんばんは〜♪コメントありがとうございました。
うん、とっても上手で舌を巻きましたよね!
ラストの暗闇の中の映像は、そう来たか!ってビックリしました〜〜!
まさか最後であそこまでやるとは思わなかったので、もう「ウヒョーーーー!」って叫びたかったです!嬉しくて仕方がなかったですよ。
いいホラー映画は、笑顔になっちゃうんですよね!(喜びで!)
ビビリましたけど〜♪
衝撃度、そんなに凄かったですか^^
私は、カメラをそんな風に使うのかとか、その角度からそんな風に映すのかとか、いろいろ考えながら見ていて、感心しっぱなしでした。
何より、勢いがあって尺が短いところが好き。
あ、サイさん、今日イースタン・プ・ロ・ミス(チャチャ♪)見ました♪早めに書くようにしますね〜!
ラストの部屋の只事でなさ加減が出色でしたね〜!
気合の入った芸細なウェザリングに唸りました
すぐ真っ暗になっちゃうのに…
低予算っても相当手間暇かかってるんじゃないかなラストのアレはあーいう体型の役者探してきたんですかね、CGやマペット使う金はねぇーっつって(笑)
POVものとしてはかなりの親切設計になってましたね
酔い過ぎないほどよいブレ加減とアンヘラ嬢のギャーギャーが耳やかましいなぁと思い出す頃合に音声が途絶えるマイクとか(笑)
爆笑ポインツは
レイジ化した老婆の佇まいが漫F画太郎テイスト
(何もあんな衣装にしてくても…w)
研修医の鍵束
(おまえ、どんだけ鍵持ってんねん!w)
あたりですかね〜
『眠らない街』取材の眠たーい感じから一転、祭りが始まってからの怒涛の展開には私も「ウヒョー!」てなりました
うん、大好きだ(笑)
こんばんは〜♪久しぶりですー★
コメントありがとうございます。
わーん、みさま〜!とらねこ、便秘になったみたいに、なんだか最近映画記事が書けなくなってしまいました〜。
もともと、何も考えず書いてたからか、「ちゃんと書こう」と思うと、意外に書けないものですね・・・
ところでこの映画ですが、みさまも気に入ってくださいましたか!嬉しいです♪
>ラストのアレはあーいう体型の役者探してきたんですかね
でしょーね、それしか考えられない、・・もうそれに爆笑です!
口をあんぐり開けて「信じられねえだ・・」と驚いてしまいました私。
>CGやマペット使う金はねぇーっつって(笑)
CG使うなら簡単だろうに、いったいどうやって見つけたんでしょうw
「金がないから」という理由だったら、逆に感動すら覚えます!てゆーか、感動が倍!
>レイジ化した老婆の佇まいが漫F画太郎テイスト
あー確かに!劇画タッチの実写版
>『機械じかけの小児病棟』
マニアックな映画観てますね。流石です。
スパニッシュ・ホラーってビデオ直行が多いし、ぶっちゃけ小粒なのが多いんだけれど、小粒でも怖いっすよね。
ラストのアレなんて、思わず劇場で悲鳴を上げてしまいました。
マジこいて怖かったっす。
ハンディカムの映像って演出とか出来ないので、そのまま映ってるだけなんだけれど、だからこそ怖いものがありますね。
で、アメリカ版リメイクってもう出来てるんですか?
私も『P2』観ましたが、そんな予告無かったですよ。
そんでダメ臭いの?
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
『機械仕掛けの小児病棟』、健太郎さんもご覧になりましたか。
私は、スパニッシュ・ホラーってあんまり知らないんですが、そうですか、小粒なのが多いんでしょうか。
ラストのシーン、なかなか上手でしたよね!
あの辺り、全く目が離せませんでした。
アメリカ版のリメイクはもう出来てるんですよね。
予告は、劇場が管理して流しているものですから、劇場が違えば違うのでしょうね。
これ、日本版の予告はそうでもないですが、アメリカ版の予告は酷かったですね。
ラストのネタバレ部分だけでなく、ラストシーンのカットまで映ってました・・。
upしました〜!
いやわたしも『クローバーフィールド』よりも満足度高かった〜♪
ラスト入ったところがアレだったら面白いなって
観てる途中で思ったらまさにそうで!
ああいうバッドエンディング好みなの〜。
しかも、見せ方もうまかったですね♪
こちらにもコメントありがとうございます〜♪
良かったあ!migさんもこれ、面白かったなんて♪
本当、ラスト仰天しませんでした?(笑)
migさんはアレだったらいいなーって期待しちゃったんですね(笑)
私はアレにはぶったまげましたけど‥
CG使うほどお金なさそうだし、リアル痩せた人を探したのかなあ?どう思います?(笑)

