2008年02月09日
18●28週後...
前作の『28日後...』、こちらのダニー・ボイル監督のホラーの方も面白かったけれど、この続編には遠く及ばない感じ。
今回は、ダニー・ボイル監督は製作総指揮に。
より、ホラー、ゾンビ映画として、堂々たる傑作に仕上がっている。オススメ!
とは言っても、前作が面白くなかった、ということではないのだけれど、こちらの面白さが尋常でないので。
初めの導入のシーンでは、あまりに早すぎるカメラの切り替わりで、見にくくて、
正直、これがずっと続くのでは、あまり期待が出来ないなあと思った。
衝撃度ばかり狙う割りには、肝心なシーンがよく分からないのでは?と。
でもそれは、狙いのうちだったのね!
その後、見せるところではゆっくり見せたり、かと思えば、全く思わぬ視点から映してみたりと、面白いことこの上ない!
そうよね、初めの方で、雑な撮り方をしていたのは、その後じっくりじわじわ盛り上げるためだったのね!
こんな心憎い作りがまたソソるんだわ。
それから、『ゾンビ』『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』などの古典的な傑作を思わせるシーンも随所にあって、
家の中でゾンビに襲われるシーンにしろ、ゾンビのうろうろ居る最中を車で生存者をピックアップするシーンにしろ、見渡しのいい何もないシーンにゾンビが集まってくるシーンにしろ・・・
そういう古典的なシーンを思い出させる箇所であっても、なんとも新しく感じさせるこのセンス。
これは、自信があってわざとそういうものを見せているのかというぐらい。
うーん、素敵。
父親の生き残りをかけた際の裏切りが、その後の家族の絆にホコロビを加えてゆく、という設定もいいし、
母を思う子供たちの気持ちや、再会を喜ぶ行為から、また世界にウイルスが蔓延していく、というのも見事。
さらに、アメリカ軍に対するシニカルな皮肉もまた、強烈に効いている。
そして、「レイジウイルス」という、この名前も。
「怒り」というこの感情が、様々な物事を引き起こす要因であることを考えれば、それらが人々の心に感染する“ウイルス”である・・・
そんな風にも取れるシンボリックなものに思える。
もちろん、それらの行き着く先が戦争だったりする訳で。
ホラーやゾンビものの優れたものは、こういう設定を上手に使うけれど、
この作品もまた、少々の驚きに全く動じなくなってしまった私たちにも、強烈に面白く感じるんじゃないかな。
それに、ゾンビの全力疾走の怖いこと、怖いこと。
・・・
そうか、「レイジウイルス」にやられているから、バーサーカー状態のゾンビな訳で、だから凶暴度が大きいし(※FFネタ)、動きも早いのだ。きっと。
ロバート・カーライルも、いつも怪演の名高い俳優さんなのに、初めは、今回はマトモな役なのかと、思うところでしたw
いやー、素晴らしい!
ロバート・カーライルは、ゾンビ映画に出演してもこんなにすごいのだ!と、すっかり感心してしまいました。
いやー、ゾンビ映画に大事なのは、特殊メイクだと思ってたんだけど、彼なら特殊メイク薄めでもイケルのね、って。
あのプロペラ、もしや・・・と思ったけれど、これだけプロペラが稼動しているそのシーンを見せたのは初めてなんじゃないかな。
とにかく、これだけ新鮮に感じさせるゾンビ映画はなかなかないかも。
自分は、最近のものでは『プラネット・テラー』が大のお気に入りだったのだけれど、アッサリ超えられてしまった感じ。
最後まで全く退屈しなかった。素晴らしいです。
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この記事へのコメント
とらねこさんが、まずはコレを観に行かなくちゃとおっしゃっていた時には、ふーん・・・なんて顔をした私なのに、観に行ってしまいました。
そして、すげーおもしろかったです。
私はゾンビものって、全部で数本しか観ていないから(そのうち1本が「ショーン・オブ・ザ・デッド」だったりするし)、ゾンビモノとしてどれだけすぐれているかが自分ではわからなかったので、とらねこさんの文章を読んで、どこがよかったのかをなるほど納得した次第ー。
わたし的には前作も大いに傑作なんですがー。w
URL入れ直しました!
でもTBが来てなかったようなので、こちらからリンクしました。
これは、すごかったですね!
ここまで希望のない怖さの世界を見せてくれたのは素晴らしかったです。
撮り方については何も思わなかったんですが…。
私は「プラネット・テラー」も、まだ同じくらい好き

うんうん、これ面白かったですね。
感染者たちが全力疾走で追いかけてくるのは怖かった〜
それと最初はそんなに気にしてなかったけど、だんだん映像もグロいなぁ、と思っていたら、あのヘリコプターのシーン。あそこは最高潮ですね。
つい最近、28日後...を見て気になっていたのですが
夢に出てきそうだな・・・と見に行けてません。
小心者なので、DVDになってから小さい画面で見ようと思ってます(笑)
面白かったですよね♪
私、前作も結構好きでこの続編も期待してましたが、
見事なカメラワークとスリルであっという間に観終わりました!
今回は家族愛が悲劇を生んでしまったり、
米軍の非常さ(仕方ないかもしれませんが・・)
も描かれている辺りがまた内容を盛り上げてくれました。
プラネット・テラーのB級感も良かったですよね(笑)
こちらは正統派といった感じでしょうかね。

こんばんは★コメントありがとうございました!
いやー、かえるさんのところにこの記事が載るなんて、全然予想してなかったので、ビックリして、目がまん丸になっておりましたよ〜(笑)
それに、私のここにも、かえるさんが一番にコメントをくださったのが、なんだかウケます!
私も実は、「これをまず見なくちゃ...」と言った後、「あ、言う相手を間違えた」と思っちゃいましたw
かえるさんがゾンビものを数本ご覧になってただけでも、なんだか意外!『ショーン・オブ・ザ・デッド』なんて見られてるし・・・なかなか通ですし!?
この調子でかえるさんには是非とも『ゾンビーノ』を見て欲しいです〜。
かえるさんの記事を読んでいたら、『007』の時を思い出してしまいました♪

こんばんは★コメントありがとうございました。
そうですか、最近不具合というのを聞きましたが、FC2にまで調子が悪かったんですね・・。
そうそう、何もない世界の怖さは、前作の冒頭が特に印象的でしたよね!
それより前に、『バニラ・スカイ』のNY無人映像がありましたけどね。
撮り方、映し方は随所で工夫が効いていたと思います♪

こんにちは★コメントありがとうございます。
あのヘリは凄かったですよね。
ヘリでゾンビで、野原にワラワラと集まった瞬間、もしやと期待するんですよね。
そしたら、キター!てゆー爽快感が。
あの瞬間、これはヤバイゾ!と思いました★
「あ、この瞬間、ホラーファンが喜んでいるゾ」と思いましたもん。
そういう瞬間が、いくつかありましたね。

こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
ひめさん、これ、確かに怖いですが、映画館で見る価値、十分にアリですよ〜!
『28日後...』が面白かった人には、是非♪
面白かったですね、コレ。
続編がもう決定しているようで、次は
ダニー・ボイルが監督に戻り、舞台はロシアな
そうですよ。
つうことは、ヨーロッパ大陸は全滅しちゃった
ってことでしょうね(苦笑)。
今度は28ヵ月後ってこと?
楽しみだわ〜!!
こんばんは★コメントありがとうございました!
ケイコさんも絶対これ、好きなタイプですよね♪
私も、前作結構好きでした。
ただ、前作って、DVDで見たら、ラストが二種類あったんですよ。
主人公が助かって終わるのと、そうでないのと。
二つあるのって、どーなんだろーと。
そう、確かにこれと『プラネット・テラー』を比べるのは良くなかったですね。
おっしゃる通り、プラネットテラーの方は、B級な良さでしたもんね!
正統派ゾンビものでしたね。
「走るゾンビ」は『28日後…』から始まったと云っても良いので、有る意味正統派の続編ですね。
夫婦や親子の絆が感染の原因なのは皮肉ですし、米軍のずさんさもお笑いでしかなかったですね。
『28ヶ月後…』は製作決定なので楽しみですね。

おはようございます!コメントありがとうございます。
〉28ヶ月後...
決まったんですね!続々編!タイトルはこれですよね、まず間違いなく(笑)
ロシアが舞台とは、睦月さんの読み通り、ヨーロッパ大陸全滅か、全面戦争か‥ですよね!
ところで、これがゾンビ映画というのは違うんじゃないか、とのことですが‥
確かに、ウイルス感染者は厳密に言えばウイルスではないですね(笑)
それなのになぜ皆がこれをゾンビ映画と言うかというと、SFパニック映画というより、ゾンビ映画と同じ作りになってるからだと思いますよ。この手の古いのを見た人には、分かるという。
こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
コメント返しが、ずいぶんと遅くなってしまって、申し訳ありませんでした!
ちょっとここんとこたてこんでまして、ずいぶんと遅くなってしまって、本当にすいませんでした!
で、この映画ですが。そうですね!正統派ゾンビものでしたw
それでいながら、当たり前の展開を裏切る面白さで、良かったです〜★
米軍のずさんさは、皮肉が効いてましたよね!
でもこれって多分、製作はアメリカでやってるはずですよねw
続編もますます楽しみです!
あのプロペラのシーンは、秀逸ですね。素晴らしい。
個人的には、もう少しお笑いが欲しかったです。あ、プロペラで笑ってしまった。
こんばんは〜♪コメントTBありがとうございます。
あ、livedoorへはTB出来るようになったのですね!
良かったです★
アハハ、「プロペラ」って変な言い方でした?w
笑ってしまいましたか^^
文章を補足しますと
個人的には、(映画には、)もう少しお笑いが欲しかったです。あ、プロペラ(の首チョンパ・シーン)で(は)笑ってしまった。
です。判り難い文ですいません。
「プロペラ」が変な言い方ということではありません。
あ、言い方でなくて、プロペラのことですね!
了解、了解♪
どうもわざわざお戻りいただき、すいませんでした。
私もこれ,かなり気に入りましたよ。
いや〜,前作から「全力疾走ゾンビ」が大好きだったのだけど。
今作はよく考えて作ってありましたね。
前作に感じた中だるみもないし,絶望的で皮肉なラストも強烈でしたね。
カーライルは,「エラゴン,遺志を継ぐ者」での魔法使い役でも特殊メイクしてたけど,よく似合うね。特殊メイク映えする顔をしてます。
彼だから,この作品のいい味もぐっと増したような気もする・・・・。

こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
ななさんも楽しめましたか♪良かったです!
そうですね、今ではゾンビは、全力疾走が当然になっちゃってますよね。
この作品は、なかなか面白く出来ていましたね。私も好きでした。
ロバート・カーライルというと、私には『トレスポ』、そして『フルモンティ』だったりするんですが、
まだ『エラゴン〜』は見てないんですよ。見ないかもしれません・・・。面白かったですか??
ここでの怪演は、彼ならではと思いますね。

