2007年10月31日
#161.ヒルズ・ハブ・アイズ
この作品、今は東京のシアターNでしかやってないにしろ、この先、1月には大阪のシネマート心斎橋、広島サロンシネマ にて上映が決定してるので、是非とも興味ある人は、劇場で体験して欲しい!こんなに面白い作品て、そうはないと思うので。
・・・いつもね、東京でしかやってない作品を、UPしたりして、申し訳ないなぁと思ってます。でもね、この作品、シアターNでも当初の予定よりロングラン、全国でやらないのかなあ、と思っていたところ、やるのが決定!良かったぁ!
是非とも、大阪や広島、東京に来て、ホラーファンは、これをむさぼるべし
べし
ストーリー・・・
警官を退職したボブ(テッド・レヴィン)が家族を連れてトレイラーで砂漠を横断中、故障により砂漠の中で立往生することに。だが核実験場に近いその荒地は、放射能によって突然変異を起こした食人一家がおり、カーター一家との殺し合いが始まるのだった。・・・
これ、今まで上映不可、と言われていたのも納得な、この作品。だってやっぱり、XXXX(ピー)とかXXXX(ピー)とかたくさん出てくる・・・。こわいよ〜、おかあちゃ〜〜ん!
これ、'77年の『サランドラ』を元になったリメイクなんですね。そして、その監督をしたウェス・クレイヴンも製作として参加。
ただし、監督・脚本は、去年日本公開の『ハイテンション』のアレクサンドル・アジャ。『ハイテンション』も本国フランスでかなりの賛否両論だったらしいし、この『ヒルズ・ハブ・アイズ』('06)がアメリカデビュー作、なんていうんですからね〜。
もしかしてこの人、とんでもない才能かもしれない?なんたって、『スクリーム』3部作、『エルム街の悪夢』のウェス・クレイヴンが認めた人、ってことなのだから。
オリジナルの『サランドラ』は是非とも見ておきたいなあ!
アレクサンドル・アジャ、父は映画監督、アレクサンドル・アルカディ。
母は映画評論家。
妻は、モロッコ人監督、ライラ・マラクシ。
なかなかの映画一家のようですね!骨太。
それにしても、この作品・・・もしかして、『ハイテンション』て、力半分で作った生ぬるい作品だったのかもしれません。
こっちがあまりに面白いので!
ストーリー展開も、クラシカルなホラーの趣を装いながら、その実、新鮮味溢れる描き方。これがなかなか普通には出来ないことなんじゃないか、なんて思います。
そう言えば『ハイテンション』も、じっくりの話し出しでしたけど、だんだんに加速してくるのが面白かったな。この力量は、ちょっとないよね。
この作品では、その後、トンデモない展開が襲ってくるんだけど、本当に怖い!
恐怖シーンの描き方、迫力満点です。最高!ホラー最高〜!
あんまり最後まで言ってしまうのもアレだよね。
ジャンルムービーって、確立されれば確立されるほど、ある種の退屈さというものがあるでしょ。
だけど、もう一度、どうして恐怖というものが生まれてくるのか、そんなことを考えた。そんな作品て感じでした。
ホラー映画の枠内での怖さ、そうした常識的な枠組みを取り払って考えるのは難しいことだけど。
暗いところや狭いところでなくて、そうか、こうしたものを出すのに、キチンとした化学実験が行われ、その結果として・・・
普通に出してはいけない、あれやこれやが当然のように出てくるこの作品。まさに人非人。鬼。悪魔。これ褒めてます・・・。
セックスもバイオレンスも、ちょっとここまで描かれないよね、普通。
レイプシーンなんて、こんなに描かれないでしょ・・・こんなに怖くは。
そうなんです、こういうのが見たかったんです、私!ぐらいに、感じてしまいました・・・。ああっ本当に人でなし!
このロクデナシ〜!
・・・いや、自分が。
だって、今年のナンバー2はこれに決定なんだもの。
アメリカ国歌の斬新な使い方をした人というと、私にとっては間違いなく、ジミ・ヘンドリックスなのですが(関連記事はコチラ)。
そして、今年。二つも、印象的な使い方をしている映画がありました。
一つは、『ショートバス』。お××の穴に向かって歌ってます。
もう一つは、この作品。斧をブンブン振り回しながら、殺人鬼が歌ってます。
その後、邪悪なお子様ランチが・・・
人の頭に、アメリカ国旗を、立ててはいけません!
今、東京では『ヒルズ・ハブ・アイズ2』もやってます。
その話は、また今度。
ちょっと今書かなきゃいけないのが溜まってるんで、大分先になるけど、待っててね〜!
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この記事へのコメント
あのオチが嫌いなのは何となく判りますけどね。
でもオチを気にせずに画面から噴出してくるかのような狂気の奔流に呑み込まれて楽しんでました。
ホラーでお奨めは「マーダー・ライド・ショー」
「同2:デヴィルズ・リジェクト」
「コンヴェント」←爆笑!
「アンデッド」←爆笑!
しかし、本気で怖いのは「MAY メイ」です。
とらねこさんだったら網羅してるかな?
「サランドラ」のリメイク、楽しみにしてました。
ウェス・クレイヴンといえば「鮮血の美学」!フーパーの「悪魔のいけにえ」とガチンコ可能なのは、この作品だけと言われてます!クレイヴンは70年代から今日まで、多くの作品を手がけている割に、ハズレのほとんどない「名人」ですね。その胸を借りて、修行が出来たアレクサンドル君は果報者ですね!
「ハイテンション」はセンスはかなりあるなぁ〜と思いましたけど、イメージとイメージが上手く連結されていなかったように思いました。でも、アレクサンドル君はまだ若いし、こりゃ〜育ったらいいぞ〜!の予感に満ちておりました!
そうですか〜。今回は良さそうですね〜。
いよいよ観るのが楽しみです!




さんへこちらにもありがとうございます〜♪
>ロブ・ゾンビ
えーとごめんなさい
私実は、ロブ・ゾンビはまだ見てないんですよね。だって私にとっては、’90年代にホワイト・ゾンビとしてデビューしたミュージシャンとして当時から知っていて、来日した時も行ったし、BURRNに載ってた記事でオタクで日本のアニメ好きということを知っていて当時喜んでいましたけど、
その彼がその後、ホワイト・ゾンビを解散、ロブ・ゾンビとしてソロデビュー、さらに映画まで撮ったなんて・・・
私にとっては、いまだに信じられなくて、ついついスルーしてました。
それなのに今になって、映画ブログをやってなお彼の名前を聞くなんて〜。
で、ここに挙げたの、私全然見てないようです。
いやー、すいません!でも、せっかくだから見てみますね。ただ、私、ケナしても知りませんよぉ。
こんばんは〜♪コメントありがとうございます!
忘れないでいてくださって、どうもありがとうございます〜!嬉しいです☆
c.mamaさんは、楽しみにしてらしたのですね!
挙げられているように、『悪魔のいけにえ』を思い出す作品でしたよ。
いやー、このむちゃくちゃぶりがいい!
結構、展開が凄いことになるのですが、ちゃんと怖いし、上手に描けているなあって思いました。
ウェス・クレイヴンは、ちょっとB級なのを見ても本当に面白くって、「こうでないと!」って思いますよね。
大体、ホラーが一切流行ってないあの時代に『スクリーム』をやって、あれだけ成功するのって凄いなって思いました!
『ハイテンション』は、基本はすごく良かったと思うんですが、オチだけなんですよ自分には。オチがちょっとありがちだったんで。
でも、おっしゃる通り、絶対この人凄いことになると思いますヨ☆
TB・コメントありがとうございます。
かなりの絶賛ですね。
今年ナンバー2ですか!?
後半の緊張感なんかなかなかで、鑑賞後「ハイテンション」と同じ監督と知って、なるほどなと納得しました。
ロブ・ゾンビって「ハロウィン」のリメイクがアメリカで週間興収が1位になったようで、そちらの方も早く日本で上映してくれないかな、と思ってます。
『ハードキャンディ』『リトルレッド』と鑑賞済みの赤頭巾好きのとらねこさまなら本作は必見でしょう(笑)
『夕凪の街桜の国』から「ひるはぶ祭り」と、狙ってんだか発狂してんだか…なシアターNラインナップの暴走ぶりも留まるところ知らずですな(笑)
これもう、オープニングにノイズ交じりでインサートされるアレやコレやな画からしてヤバスメルぷんぷんですからね〜
>ホラーファンは、これをむさぼるべし
あい、同意でございます
テンションリダクションの間のスカし方とか小道具の使い方、乾いた画面、そして敵方のキャラ立ちの花の咲きほこりっぷり!
10点!10点!9点!10点!10点!パリ挑戦権獲得〜♪
な、すごい傑作でしたよ!わたくし的にも(笑)
1館のみの限定公開もったいないなぁ思てたらプチ拡大決まったんですね
それにしてもコレ広島にもってくかぁ、スゲェ…

こんばんは☆コメントありがとうございました!
>ロブ・ゾンビって「ハロウィン」のリメイクがアメリカで週間興収が1位になったようで
そうなんですか〜。
まあ、アメリカの1位はともかく、『ハロウィン』祭りもロブ・ゾンビ祭りもやらないといけませんね〜。
ああ、ハロウィンの時期にやるべきでした!もっと早く聞いてればw
お久しぶりィィィィィ♪コメントありがとうございます!
>『ハードキャンディ』『リトルレッド』と鑑賞済みの赤頭巾好きのとらねこさまなら本作は必見でしょう(笑)
私のこと、思い出していただいちゃった、もしかして?やった〜!「赤頭巾好き」として、これ以上ない喜びであります!!
赤頭巾ちゃんいましたね〜。しかも重要な役でした★
これ、書こうかどうしようかと思ったんですが、『ハードキャンディ』にしろ『リトルレッド』にしろ、私の大好きな赤頭巾モノが、世間にはあまり好評でないし、この映画とあんまり関係ないんで、黙っちゃいました。でも、言いたかったんですよ!赤頭巾話!
しかし、みさまも大満足?やった〜!
>それにしてもコレ広島にもってくかぁ、スゲェ
あ〜それ言っちゃった?
>『夕凪の街桜の国』から「ひるはぶ祭り」
この流れではさすがに言えませんでしたか、それにしても『夕凪の街〜』これもシアターNでやってたんですね。知らなかった。さすが!
シアターN渋谷、強烈なラインアップなんですけど、あの極小スクリーンが・・・
ホステル2は、大画面で見るためにわざわざ平和島まで行ったんですが、今回はシアターNだけなんですよね。
心斎橋のスクリーンがそこそこなら、遠征しようかとも思ってしまいます。
こんばんは☆コメントありがとうございました。
そうですね、おっしゃる通り、シアターNはあまりいい映画館とは言えないんですが、渋谷のミニシアター系は、このサイズは結構ありますねえ。
でも昨今のシネコンブームの中で、採算が取れるか取れないかのところで、ミニシアター系はギャンブル的に頑張ってるので、応援してあげないとな〜なんて思いますです。
その中でも、独自路線を打ち出しているミニシアター系は、それほど多くないですよ。
シアターNはその点、頑張ってますね。人が少ないので、混んでないのが居心地いいです(爆)
シアターNの奥の方のスクリーンでは、端に3列あるんですが、あっちの方が見やすいですよ!
一度試してみてください。
実に完成度の高いホラー映画でしたね。食人族の恐怖と核汚染による悲劇の両方がしっかり描かれていました。
しかしこの映画、東京では去年の10月にやってたんですね。名古屋では今になってやっと公開です。こういう良い映画が全国で公開しないのは勿体無いですね。

こんばんは☆コメントありがとうございました。
>核汚染による悲劇
奇形人間を出してしまったが故に、ほとんど公開されなくなってしまったんでしょうね。
名古屋には当初予定がなかったのに、遅れてもかかったんですね。
名古屋って、ほとんど見れない映画ってないんじゃないでしょうか?
恵まれてますよね。公開も早いし。


