2006年07月07日
52.カーズ
もし、“一年に一度しか、映画を見れない病”に、なってしまったら。
これが、非現実的な話、と、思うなら、では、
“もし、忙しすぎて、たまにしか映画を見れなくなってしまったら・・・?”
私は、即答できる。
ピクサーアニメを見る!!!
意志のあるクルマ?
この画、なんかまるで、「クリスティーン」のようですけど。
とにかく、見渡す限り、クルマ車くるま。
車しか出てこなくて、ビックラこいた。ヒトが車で、車がヒトだ。虫まで車、で笑いを誘う
(車蝿)
「トイ・ストーリー」「Mr.インクレディブル」で製作を務めた、ピクサーの重鎮、ジョン・ラセターの6年ぶりの監督作品。
・・・とは言え、実は、ちょっと不安ではあったんですね。ディズニーの買収後、ピクサーはどうなっちゃうんだろ〜・・・って。
何せ、何十年も、アメリカで独占的地位を占めたディズニーが、ピクサーの存在に戦々恐々とし、ついに大枚をはたいて投げ打った、買収作戦。
ピクサーとしては、「ここいら辺で手を打つか」という、企業政策・・・?
少人数精鋭で、アットホームにずっとやって来た、そんなピクサーが、これから一体、どう様変わりしちゃうんだろ〜って、ファンとしては、ちょっぴり寂しい気持ちでありましたが。
やっぱり、ピクサーなのね?そうなのね?(涙、涙・・・)
ピクサーはやぱーり、ピクサーなのでした
・・・とは言え、・・・。
すみません。私、全然知らないです、車のこと。
主人公マックイーンの車が何かも知らなければ、ヒロイン(車ですけど、女です)・サリーの水色のボディー、“高級車”との事ですが、これが何かすら分かりません・・・。
でも、そんな事は、問題じゃなかった。
モンスターだろうが、魚だろうが、スーパー何ちゃらだろうが、・・・
いつも、ヒトの話なのです。うん。
だから、ちゃ〜んと、自分を投影できます。
車の人生に共感し、車の気持ちに涙して、車の未来に思いを馳せる・・・。
そんなコトが、ちゃ〜んと出来ちゃう。
カーレースの最高峰、“ピストン・カップ”に出場する、期待の新人、マックイーン。
その華麗な走りは、“ライトニング・マックイーン”の異名を取る。
「普通に勝つのはつまらない」などと豪語する彼は、「蝶の様に舞い、ビーバーの様に刺す(Fly like a butterfly,Sting like a ビー(バー・笑)」などとのたまうところから、新人デビューした当初の“モハメド・アリ”のような感じなのかな。
天才肌の彼は、だがしかし、孤高の戦士だ。
他人を信用せず、友達もいなければ、信頼するクルーもいない。自分を応援してくれるスポンサー達も、(“ラスティー”・さびさび)下に見ている、傲慢不遜な性格で、自分の勝利しか、頭にない、自分勝手ぶり。
ところが、次のレースの開催地に行く途中、搬送車の中から、誤って落っこちてしまう。
インターステイトが大々的に出来たおかげで、人々に忘れられた、ルート66・・・ここに隣接する、時代に取り残された田舎町、ラジエーター・スプリングだ。
焦った彼は、めちゃくちゃに町へ向かう道路を、破壊してしまう。
怒った町のヒト(クルマ)達は、彼を牢に繋ぎ、裁判をかけて、町の道路の補修をさせることに。
おかげで、トンだ足止めを食らってしまったマックイーンであった・・・。
ずっと人生、走り続けてきたマックイーンが、一時、立ち止まり、周りを見る・・・。
そして、何かを見出す・・・。
これは、逆・自分探しの旅だ。
自分とは全く異なるスピードで、流れる、温かい時間・・・。
ゆっくり走れば、見える風景も、目に違ってくる。
少し足取りを変え、足を伸ばせば、そこには、今まで見つけられなかった、悠久の自然の姿がある。
雄大な滝、そこから見渡す町並みは、遠くに見え、自分の悩みも、目標も、忘れることができる。
戻った彼に、世界は様変わりして映る。
何もない田舎町だとばかり思っていたラジエーター・スプリングも、実は遠くに、美しいタイヤ山を抱く、優しく、のんびりした人達の住む、温かい町だ。
脇役たちも、とっても魅力的だ。
お人良しで、ヒトを(クルマだけど)疑うことを知らない、くだらないイタズラ好きな田舎者、出っ歯の牽引車メーター。
元・LAの弁護士(クルマですが)、高給取りだったサリーの、都落ちして、スローライフを送る、ゆったりした人生。
フェラーリ大好きの、タイヤ屋ルイジと、タイヤ交換技師、グイドは、とってもカワイイ脇役キャラだ。
誰だか忘れたが、有名なレーサー(しょっちゅう優勝する人)に会うと、感激のあまり、失神するルイジ。冷静さを保ったつもりのグイドも、このヒト(クルマです・シツコイ?)がイタリア語を喋りだした途端、やっぱり失神(コテッ)。

ルート66と言う、実在する場所を使っているのであるから、この道路に捧げられた愛情も、ひときわ大きく感じられる。
優しいヒト達(あ、だからクルマ・・・)に、優しく流れる時間・・・。
スローフード、スローライフ・・・。
(っと、言っても、レストランは“ガソリンスタンド”な訳ですが・・・。)
ラジエーター・スプリングに、美しく灯りがともる様には、涙がとめどもなく溢れてしまった・・・。
・・・いや、しかし、クルマに泣かされるとは・・・(笑い泣き)。
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この記事へのコメント

ほぉぉ?・・・
「ナイトライダー」!?知りません・・ごめんなさ〜い。
ジュンさん、アニメはお好きですか?
もし良かったら、「モンスターズ・インク」とか、「Mr.インクレディブル」を見てみて下さいませ

すっごく、面白いよ!!
愛車に傷をつけられたときも泣きますけど、こういうのでは泣かされませんよね。
俺んちも近くに環状線ができたもんだから、交通量が少なくなりました。通勤時間帯に混まなくなってラッキーです。アレ?
わたしも、カーズ観に行く予定です。
なので、とらねこさんの記事は
見てからゆっくり読ませてもらいますね。
ナイトライダー、私も知ってる!!
かなりカッコいいよ!!
(全部見たわけじゃないけど)
人間の知能をもった車(キッド)の話です。

本当、泣けますよね〜

おー、kossyさんとこの石川県もついに、環状線ですか!
通勤が楽になるのは・・・やっぱり、嬉しいですが

あのぉ、kossyさんがkossさんになっちゃってますよ・・・


Pamyさんも鑑賞予定ですか
嬉しいな〜!きっと車がちぃっとも、分からなくっても、絶対楽しめること、請け合いですよ〜!!
いろいろ、細かいところに、ハマリポイントがありますよ

見たら、感想聞かせて下さいね〜!!
まま、ピクサーは作家主義が変わらない限り大丈夫でしょう。
今後の体制はむしろピクサーがディズニーを仕切るという事のようです。
スティーブン・ジョブスもディズニーの取締役になりましたしね〜。
日本のITMSでもディズニー映画ダウンロードできるようになったらいいですね。
映画は、実にマニアックな大人な話でした。
子供が見ても楽しめると思いますが、基本は大人向けですね。
車・・・うーん知ってた方が細かい部分で楽しめるというのはあるかもしれませんね。
旅心を誘う映画でした。

いろいろと詳しくご解析、ありがとうございました

そうなんですか!ピクサーが、今後ディズニーを取り仕切っていくんですね

じゃあ、きっと大丈夫ですね!!
やった〜

そうですね。私、子供のこと考えていませんでした。
これは、完全に、大人向けですよね。
車は、分からなくても、十分楽しめました。
でも、車好きには、きっとたまらない一品に違いありませんね

待ちに待った新作でしたが、期待は裏切らなかったですね。
車&レース好きには大ウケするみたいですよ!
私も車には詳しくないので…??でしたが。
脚本が良いので、すんなりと物語に入れますね。
私もどっちかつーと大人向けかな…と思いました。
あの車顔?ニガテっていう人多いみたいですが、私はなんかジャガイモみたいで可愛かったなぁ〜(爆)

初めまして!!ようこそお越しくださり、有難うございました!!
こちらも早速遊びに行かせていただきました。
車顔、私も初めはあっけにとられましたが(笑)、すぐ慣れちゃいましたよ。
なんでも擬人化するピクサーですもんね。で、今回は、車しか出て来ないって、とこがもう笑いしかなくて(爆
またよろしくお願いしますね。
車好きの旦那の趣味で観る事になりました(笑)
モンスターズインクもよかったけど
カーズも最高でしたね♪
始まってすぐのレースのシーンなんて実写のような迫力だったし!!友情と思いやりを知って成長していく過程はなかなかよかったですね。最後には恋人とふるさとと仲間ができて幸せ感に包まれました♪
鑑賞後旦那に聞きました。
サリーはポルシェ。
虫はワーゲン。
双子の女の子のファンはロードスター。
だそうです(笑)

お〜、Pamyさんも見ましたか
楽しかったでしょ?良かった〜!!わざわざ旦那さんに聞いて下さったんですね〜ありがとう!(笑)
そうそう、私もロードスターは分かりました
ロードスターとかフォルクスワーゲンとか、ニッサンのCUBEみたいな、かわいい車が好きですね〜。Pamyさんは?ワーゲンなんていいですよね〜♪
古い車はメンテナンスが大変そうだけど、最近(って言ってもだいぶ前?)
新しいワーゲン出たよね?アレだったら初心者でも乗りこなせるのかな…?(笑)

うん、ワーゲンはかなりカワイイですよね

でもやっぱり、乗ってた人がメンテ難しいって言ってましたね・・・
私には、無理そうだ・・・。
いやん、アニメで泣いちゃうなんて、と思っていたけれど
安心しました(笑)
かわいいクルマたち、かなりお気に入りです♪
(ちなみに私もクルマオンチ・・・)
やっぱり期待は裏切らないピクサー、凄いです
これからも泣きツボもおさえつつ、楽しませていただきたいです(^^)

TB&コメントありがとうございました!
泣きました〜、私も。車に泣かされてしまいましたね。
クルマオンチでも、楽しめますよね〜。
私はピクサーが大好きなのです。
やっぱグイドにやられたクチでした(笑)
「クリスティーン」みたいに恐くなく、可愛らしくて良かったですね。
さすがピクサー、レベルが高いのはCGだけじゃないですね。

こんばんは!CGも素晴らしかったですねぇ!クリスティーンに似てたのは、あのチラシのビラのみでした★
私はピクサーが大好きなんです。
この作品は、大人が見て楽しい作品でしたね

コメ&tbありがとうございます!
>自分とは全く異なるスピードで、流れる、温かい時間・・・。
ゆっくり走れば、見える風景も、目に違ってくる。
まさにそういう映画です。
いろんな大切なものに気づかせてくれる。
自分の生活にもあてはまるような、あったかい物語ですよね。
ピクサー、凄いですね☆
こんばんは。コメントありがとうございます。
そうですよね、車から見える風景も、高速道路より側道の方が、ずっと楽しいですよね。
あまり急ぎすぎると、目的地には早く辿り着いても、それまでのプロセスを重要視しなくなるのが怖いですよね。
その病気、2本以上見たら、死んじゃうの?
うーんうーん・・・困った。ウチの近所の映画館、6本見たら1本無料のサービスが、有効期限1年以内なんです。
まぁいいや、映画に使ってきたお金で田園調布に家建てよう。
って、わしゃセントルイスか(笑)。
てなわけで、TBありがとうございました。


こんばんは〜^^
そうですよ、“一年に一度だけ病”なので、2度見たら死んでしまう、という恐ろしい病気なのです!
言わば、Dr.stopなのです

いやー、この一言、実は誰一人ツッコんでくれなくって、にらさまが初めてですわい・・・わっはっはー

なんか、4ヶ月以上も前に書いた記事だから、ツッコまれて、すっごく新鮮

ところで最近は、真面目にブログなさっていらっしゃるようで・・・感心、感心(←偉そう)もしやお酒はほどほど?(←余計なお世話^^;)
弊ブログへのトラックバック、ありがとうございました。
こちらからもコメント&トラックバックのお返しを失礼致します。
この作品は、クルマ達が走る描写での疾走感溢れる映像や伝えたい主題を上手く絡めた終盤から結末までの流れに見応えを感じました。
また遊びに来させて頂きます。
ではまた。

こんばんは☆コメントありがとうございました!
そうですね、CGも本当に凄かったですし、カーレースシーンは、見所満載でしたヨネ♪
そして、ルート66をのんびり走るのもいいじゃないか、っていう、テーマがうまく絡んでいたのもすごく良かったです!
>サリーの水色のボディー、“高級車”
ポルシェですね。
ポルシェ911のシリーズで
「996」と呼ばれるモデルのようです。
レースのシーンは判りました?
クラッシュでイエローフラッグ(警告旗)が出て、ペース・カーが入りますが、
ペース・カーは追い越し禁止。
したがって、
マックィーンがペース・カーの前に入れば、
一周分はスピードが出せ、追いつくチャンス、
ペース・カーの後ろなら優勝のチャンスなし。
あのピットインは、ピットクルーのスピードが、
勝敗を左右するドキドキのシーンだったのです。
こんばんは☆コメントありがとうございました!
サリーはポルシェだったのですね。高そうな車だなあ、と思いましたが、意外と丸いボディーでセクシーな感じもしました。
あ、ペース・カーは追い越し禁止だったのですね。
だから、ペース・カーと言うんですね☆
で、前に出るか後に出るかで、地獄か天国か!
なるほど〜。ご丁寧な説明、痛み入ります♪さすがは、KGRさんです!
ありがとうございました^^聞いといてヨカッタです♪

