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『ナイト・ミュージアム エジプト王の秘宝』 気楽に楽しめる安心感

poster2このシリーズは『ナイト・ミュージアム』1しか見てない状態なのに、最終話を見てしまいました。しかも、1すら見ていない母と一緒に。母はちゃんと意味が分かったんでしょうか…。

ナイト・ミュージアム、今回はNYを出て大英博物館に出張〜!
大英博物館はつい数年前に行って来たばかりだし、やったぁ!
なんだかんだ言って一番人気なのがエジプトのコーナーでもあるので、山岸凉子好きとしては『封印』を思い出しながら浸る。

ベン・スティラーの微妙な匙加減のギャグが、何かとツボに入る自分。
何でもない会話でクスっと思わず笑っちゃうところが好き。
実はベン・スティラーのコメディはそれほど見ていないので、今後はもっと見てみよう。

ポンペイ』ギャグも面白かったし、その解決方法(猿のオシッコ)にも笑う。ポール・W・S・アンダーソンの『ポンペイ』に似せたセットになっていたのもツボ。
ヒュー・ジャックマンが舞台俳優役で出てくるのもなかなか良かったし、ベン・キングスレーが『ガンジー』を思い出すようなメイクで登場してくるのも、個人的には嬉しい。
一番上ったのは、円卓の騎士団のランスロット卿が、イギリス英語で喋り出すこと。「聖杯はどこだ!」と聖杯に執念を燃やす様子は、英文学出身としては一番、“痒いところに手が届く”姿でありました。(この時代の映画をもっと見たいな…。)
ダン・スティーブンスは私のモロ好みだったし。う、またも長髪にコロっとなる私。
ただし、トリッキーな動きをする割と嫌な奴で(アメリカ人の中にあって、何かと嫌味に映るイギリス人像も少し感じるw)、鼻が垂れたり、最後まで鼻の穴が左右不均衡にされてましたけど…w。

しかし何より、この作品がロビン・ウィリアムズの遺作だという事実。
彼の最後の台詞、最後の勇姿、追悼の言葉に思わず泣かされました。
あの格好は、ルーズベルト大統領の役柄だったのね…(←忘れていたヒトw)。
そう言えば、『大統領の執事の涙』では、アイゼンハワーの役だったっけ。

この作品はそもそも、ロビン・ウィリアムズの『ジュマンジ』を思い出すような作品で、そこが自分は好きだった。
“父と息子”モチーフは、多重構造的にいくつか見られるんですね。ベン・スティラー演じるラリー・デリーとその息子ニック(スカイラー・ギソンド)。
また、ベン・スティラー自身のダブルキャスティング、ラリーとラー、この“ラー”には思わず、“カー”と“ラー”という、エジプトの宗教(魂と肉体)を思い出させる設定(自体がギャグです!)。
さらに、ロビン・ウィリアムズ演じるルーズベルトが「息子よ」と語るところで、この人も“父性”をこの映画の中で与えられていたのだな、と気づく。

というわけで、なんだかんだ結構楽しめました♪

 

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コメント(4件)

  1. とらねこさん☆
    意外!結構たのしめたのね~?
    世間ではマンネリと低めの評価を多く見かけるだけにビックリ♪
    私はイギリスが舞台だから何だか楽しめちゃった♪
    これも歴史的知識や英語的な言い回しなどを知っているかいないかで面白さも随分違ってくるのでしょうね☆

  2. ノルウェーまだ〜むさんへ

    おはようございます〜♪コメントありがとうございます。

    そうなんだ、世間ではマンネリなんて言われてたんですね。
    シリーズモノなので、きちんと追いかけてる人には、同じことしてるようにしか思えないのはしょうがないかも?
    私は2を見ていないし、1はずっと前ですから、おかげで新鮮に楽しく見れたのかなあ、と思います。

    あそうか、ノルさんはイギリスが舞台だから楽しめたんですね!
    そう言えばノルさんは、『トラッシュ』、『博士と彼女のセオリー』、『イミテーション・ゲーム』と、イギリス映画は結構見てらっしゃるんだ!
    あ、最近の映画ですと、『パレードへようこそ』『おみおくりの作法』なんかも、すごくいいイギリス映画でしたよ〜。

  3. >ベン・スティラーの微妙な匙加減のギャグが、何かとツボに入る自分。
    彼の作品を見始めた頃は暑苦しく感じることがしばしばだったのですが、見るほうも慣れたうえに良い具合に彼も歳をとっていったので、今ではすっかり・・(笑)

    >“父と息子”モチーフは、多重構造的にいくつか見られるんですね。
    “父と息子”モチーフには、“母と娘”とはやっぱり違う何かを感じます。
    ベタな部分も含めて、好きなんですよねぇ・・・“父と息子”モチーフの作品って。

  4. 哀生龍さんへ

    こちらにもありがとうございます♪

    >彼の作品を見始めた頃は暑苦しく感じることがしばしばだったのですが、見るほうも慣れたうえに良い具合に彼も歳をとっていったので、今ではすっかり・・(笑)

    あ、ですよね!哀生龍さんも?!私はすっかり、哀生龍さんはこの手のコメディアンが心底好きな人なんだと思ってましたw!

    >“父と息子”モチーフには、“母と娘”とはやっぱり違う何かを感じます。

    そうなんですよねえ…。父と息子モチーフばかりか、父親に対する葛藤やエディプス・コンプレックスですら好みなのに、母と娘モチーフがどうしても好きになれないのは何故なのか…。
    女性に対する偏見はないつもりなのですが、にもかかわらず、母親に対する苦手意識がどうしても克服できないんですよ…。




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