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2014年10月の評価別INDEX &【総括】東京国際映画祭

2014-10-24 16.09.13今年の東京国際映画祭(通称TIFF)も終わりました。

まず、初日にジョン・ラセターのトークショー(抽選・無料)に友人4名で行ったことに始まり、まさしく“映画祭”という雰囲気で楽しめた一週間でしたよ。
(上の写真は、ラセタートークショー時の「六本木EX THEATER」。)

ラセターのトークショーはどんなものだったかと言うと、
宮﨑駿との長年に及ぶ友情や、奥さんと縁が深まったキッカケが、『ルパン三世 カリオストロの城』を奥さんが気に入ってくれたことや、
日本で旅行した時の写真や、ジブリ美術館での写真まで披露する(猫バスに大人なのに“特別”に乗せてもらったらしい!イイな〜)など、ユル〜い感じの内容でした(笑)
でも、こうした東京通ぶりを活かせたおかげで、『カーズ』2での日本の描写が「変な日本」になってなかったのだナ、と感心。そうそう、最新作『ベイマックス』をチラリと掛けて、“東京とサンフランシスコを足した都市”のシーンなんかも見せてくれた。“Sanfrancyokyo”とか言っていたような。

さほど有意義なものではなかったけれど、“ピクサーの神”であり、物語作りの現在の最高峰の一人である、ジョン・ラセターの長年のファンでしたので、とりあえず会えただけでも良しとします。(早めに並んでいい席で見れた!)
本当は、このトークショーの抽選に外れたら、フィリピンのラヴ・ディアス監督の『昔のはじまり』という、5時間半もの映画を見ようかと思っていたのだけれど。(同じ時間帯だったんですね〜)
2014-10-26 13.02.31メインの映画の方は、今回は15本。
相変わらず、矢田部ディレクターのチョイスを楽しみにしての、「コンペティション」部門&「ワールドフォーカス」狙い(矢田部チョイスは一部)…と言いたいところなのだけれど、今年からTIFFのコンペ部門は、1000円から1300円に値上げしたんですよね。
ワールドフォーカスとコンペが同じ値段であるなら、他国の映画祭で話題になった作品の多い、「ワールドフォーカス」部門を多めに選んでしまった今年でした。

今年のTIFFを総括すると、アゼルヴァイジャン映画『ナバット』に始まり、ロシア映画『草原の実験』に感激し、コンチャロフスキーの『白夜と配達人』を見て、ブルガリア映画『ザ・レッスン 授業の代償』で締めたTIFF、という感じ。
何気に2日目は、イラン映画とイラク(&クルディスタン)映画だったりもしました。この2つもなかなか。イランからは『メルボルン』(なかなかの傑作!)、イラク=クルディスタン映画は、『遺灰の顔』(こちらも良作)。

2014-10-27 16.38.03アメリカの1本は『シーズ・ファニー・ザット・ウェイ』。ピーター・ボグダノヴィッチ監督のティーチインが聞けたのも嬉しかった!
映画もとっても楽しくて最高の気分転換になりましたよ!これは絶対公開されそう。
あと、“さくらグランプリ”改、今年から“東京グランプリ”は、アメリカ映画の『神様なんかくそくらえ』が選出されてました。こちらは見逃しちゃったけど、見たかえるさん曰く、なかなか良かったとのこと。グランプリ作品はきっと公開されるだろうから、見に行こう♪

イタリア映画部門では、アルバ・ロルヴァケル出演の『ハングリー・ハーツ』が凄かった!こちらは、ヴェネチア映画祭での主演女優賞(アルバ・ロルヴァケル)&主演男優賞(アダム・ドライバー)受賞作品。クストリッツァ出演の『アイス・フォレスト』は今ひとつ。アーシア・アルジェントの監督/出演作は見ずでした。

スウェーデン作品では、2011年の『プレイ』が印象的だった、リューベン・オストルンド監督の『ツーリスト』が心に残った。同じくスウェーデン作品では、ロイ・アンダーソンの『実存を省みる枝の上の鳩』は個人的にはちょっと今ひとつ。ま、好き嫌いがありそうな作品ではありますね。前作『愛おしき隣人』は公開当時に見て、結構好きだったんだけど…。

アジア勢は今年はあまり見ておらず。期待していたフルーツ・チャンの『ミッドナイト・アフター』は、香港映画ファンからは絶大な人気がある模様だけれど、私は途中からちょっと飽きてしまった。キム・ギドク脚本の韓国映画『メイド・イン・チャイナ』は、面白い題材とは思うものの、ラブストーリーとポリティカルサスペンスを組み合わせるのが、噛み合わせが悪くてなんとも退屈な作品になってしまったイメージ。キム・ギドク脚本の去年のTIFFコンペ作品、『レッド・ファミリー』は観客賞だったのにね。こちらは公開されたけど、さてどうなることやら?

映画祭は、同じ時間にいろんな映画がかかっているので、まさに何を選ぶか個人のチョイスの面白さ。たくさん見ている人と話しても、「私はこれが良かった!え、でもアナタのお勧めのを私は見てないなあ…」なんて事も結構あって。それがまた映画祭の魅力の1つかな?

というわけで、今月の評価別INDEXです。

**********************************

★★★★★

★★★★
★★★
  • 物語る私たち ・・・3.8
  • ワイルド・ライフ ・・・3.7
  • 白夜と配達人 ・・・3.6
  • FORMA ・・・3.6
  • 郊遊 ピクニック ・・・3.5
  • 誘惑 ・・・3.4
  • ジェラシー ・・・3.4
  • フリーフォール ・・・3.4
  • 殺せ ・・・3.4
  • エクスペンダブルズ3 ワールドミッション ・・・3.3
  • アイス・フォレスト ・・・3.0
★★
  • ミッドナイト・アフター ・・・2.8
  • 日本暴行暗黒史 復讐鬼 ・・・2.6
  • 実存を省みる枝の上の鳩 ・・・2.5
  • メイド・イン・チャイナ ・・・2.5
  • 広場の孤独 ・・・2.4


(特になし)

以上

好き嫌いのみで判断し、作品の完成度とは関係ないものとします。
評価は人の数だけあります。

 

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コメント(6件)

  1. とらねこさん☆
    映画祭楽しめたようで良かったですね♪
    「神様なんかくそくらえ」が良かったとのこと。気になります~~

    悪童日記、堂々の満点なのね!
    6歳のボクが~も高得点、見逃しちゃってるなー

  2. ノルウェーまだ〜むさんへ

    こんばんは〜。コメントありがとうございます。
    はい、映画祭ガッツリ楽しんだ10月後半でした。
    『神様なんかくそくらえ』は、グランプリに選ばれた作品でした。私は見逃してしまったのですが、なかなか面白かったようです。

    『悪童日記』は、ちょっと点数高すぎたかなーと思ったりもするんですが、思い出せば出すほどあの双子君が印象的だったなあと…。

    『6歳のボクが〜』は、大好きな監督だったので、ついつい点数が甘くなってしまった部分もあるのかもしれませんが、普通見れない作品であることは間違いないと思いますよ。あ、公開はこれからです^^

  3. 【第27回東京国際映画祭】『メルボルン』 (2014) / イラン



    原題: Melbourne
    監督/脚本 :  ニマ・ジャウィディ
    出演: ペイマン・モアディ 、ネガル・ジャワヘリアン 、マニ・ハギギ 、シリーン・ヤズダンバクシュ 、ロウシャナク・ゲ…

  4. 忙しすぎて、今頃になってぽつぽつ記事書いてます。
    どんだけ経ってるっちゅーねん。。。笑

    『メルボルン』、同じです。4.5!
    これ書いているうちにすごく良さが沁みてきました。
    『シーズ・ファニー・・』も書かないとなあ。年内目標でw

  5. rose_chocolatさんへ

    こんにちは〜♪コメントありがとうございました。

    『メルボルン』も、相当良かったですよね!
    『シーズ・ファニー・オール・ザット』もすごい大好きだった。
    TIFFで私のベストは『草原の実験』ですけど。

    あーしかし、今回はTIFFの後ちょうど忙しくなっちゃったんで、もう書くの無理ぽですわ…。あんまり時間が経過しちゃうと書く気なくなっちゃって。でも、それでいいかなとも思ってたりする。本当は書きたくても、忙しさが続くと諦めるしかない…。
    見た感想を書くのがずっと一ヶ月以上遅れ、結果嫌になってブログをやめてしまった人なんかも結構居ますよ。

  6. 第27回東京国際映画祭「ナバット」

    コンペティション作品。国際的な映画祭に相応しい作品だと思う。雰囲気が。そしてテーマが。モチーフとする対象が。隣の人の息遣いが聞こえる程、静かな静かな始まり。一人の年老い…




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