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アメリカン・ポップ・アート展に行ってきました

20130702_627498アメリカン・ポップ・アート展』に行ってきました。
8/7(水)〜10/21(月)@国立新美術館

展示されているのは、アンディ・ウォーホルやロイ・リキテンスタインを始め、ロバート・ラウシェンバーグ、ジャスパー・ジョーンズ、クレス・オルデンバーグ、ラリー・リヴァーズ等。

入り口のところに、ジョン&キミコ・パワーズコレクションより、とあって、なるほど個人の蒐集したものだったのねと分かる。

606x606-49152ちなみに、キミコ・パワーズさんは日本人。この絵はアンディ・ウォーホルによるポートレイト。パワーズ夫妻は、様々な当時のアーティストと親交があり、画家本人より寄贈された作品もいくつもありました。そう言えば、そんなウォーホルと取り巻き連中の様子は、いろいろ映画に出てくるよね。『アンディ・ウォーホルを撃った女』や、『バスキア』なんかにも出て来たなぁ。

私は、アンディ・ウォーホルが特に好きという訳でもないのだけれど、彼は通過せざるを得ない存在。あのキャンベルのスープを見た時は、やはり驚きましたよね。アメリカが豊かになり始めた’60年代の、大量生産・大量消費を描いているのだそう。すごいのは、そんなウンチク無しにも十分、あの缶のスープだけでそうしたことを理解させるところ。マリリンのカラフルポップな絵だってそう。どこか時代の空気そのものを体現しているような、見たこともないビビッドさ、新鮮さを感じただろうな。ある種、アートの本質を突いていたのだろうと思う。バンクシーが次に重大なアートの本質を塗り替えるまで、やはりウォーホルは偉大だったと思ったりもした。個人としては、バンクシーのパラダイム・シフトがアートの転機になったと思っている。(→『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』)

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この時代のアメリカン・ポップアート、カラフルで漫画っぽくて楽しくて、とにかく何も考えずに楽しめる。シルクスクリーンを使ったものも多く、写真を印刷したり、そのまま大量生産が出来たり。今見てもその呑気さ、ポップさ、分かりやすさは魅力。これほどアートが身近なものであった時代も無いのかもしれない。

あ、このアメリカン・ポップ・アート展、音声ガイドは小林克也が担当してました。「小林克也のアメリカン」て訳ね、と思ったら、チラシもキャンベルのスープ缶だったのでしたw。

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ちなみに、私のウォーホルとの初めての出会いはVelvet Undergroundのバナナのイラストから。幼稚園の時に絵を習ったのだけれど、その際にセザンヌを見せて、花瓶の絵をまず描かされた。次の課題で、先生がウォーホルの絵を見せて「バナナの絵を書きなさい」というんですね。バナナはただ黄色いだけじゃない、よく見れば影が出来ているから、それを絵に表現しろという。私はこのバナナの影を描けなくて困った。幼稚園生の自分にはその発想が無かったんですよ。何故黄色の上に灰色や黒を足さなければいけないのか。帰ったその日、熱を出して寝込んでしまいました。おかげで、好きだった絵画教室は辞めなければいけなくなった。母親が習い事ばかりで大変だろうと勝手に判断し、一番役に立たなそうな(と、彼女が思った)絵画教室を辞めたのでした。絵を描くのが好きだったので、あの時何故絵画教室を辞めさせたの?と母親に聞いたのを覚えています。しかし一方で、バナナの影も描けなかったから、自分には才能ないと分かってもいました。アンディ・ウォーホルのバナナの絵を見るたび、そのことを思い出してしまいます…。

img_1318533_39244063_0ウォーホルデザインのペリエも販売してたよ。

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