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Z級オムニバス 『ABC・オブ・デス』

4c9211db_1久しぶりにZ級ホラー見た感触。アルファベット順、26個5分づつのオムニバス。ものすごくくだらないものから、まあまあくだらないものまで、我慢耐久レース!な今作。ちなみに、私は前情報をろくに知らずに見たので、日本人監督3人が参加してるのに驚いた。この適当なスタンスが良かったのかも♪日本からのなかなか基地外なトンデモ作品っぷりに瞠目しました。
詳しくのラインナップはこちら→ livedoorニュース:映画 映画「ABC・オブ・デス」7/20公開決定&予告編解禁! 26人の監督がAからZまでの様々な「死」を5分間で描く

Fの「Fart」は井口昇。このミニマルな感じが、くだらなくてとっても彼らしい。出だし始まってすぐに、あっこれ「Fartね」見抜いた。英語を勉強したことのある人や、英語圏の誰もがすぐに見抜いてしまうでしょうね…。

個人的にダントツで良かったのは『Toilet』。しかもこの作品、「応募部門」でのエントリー。それなのにプロで活動してる他の監督よりずっとイイってのが素晴らしいですよね。これ、紙粘土で作ってるのか、あのコマ撮りの粗さにハマってしまった。コマ撮りアニメでも、すごく細かさを追求すると、『パラノーマン』みたいに「CGっぽく見える」というジレンマがあるじゃないですか?。紙粘土の粗さ、何ともラブリーで最高に良かったです。これだけもう一度見たい。
maxresdefault 次に気に入ったのは『Speed』。漫画っぽい女子のアクションや、ファッションなんかがラス・メイヤーみたいで楽しかった。オチまで綺麗についてる感じもポイント高い感じ。
あと一番最後の西村 喜廣の『Zetsumetu』が印象深かった。フクシマ以降のストレートな東電や日本政府への批判も、ここまで奇天烈な描き方をすると返って面白い!?メジャーの映画関係者がやろうとしないことをやってるところが私的には面白く感じた。
あと、『Removed』は『セルビアン・フィルム』のスルジャン・スパイソエヴィチ。やっぱりちゃんと、どこか生理的に気持ちの悪い映像を、印象的に描いていてなかなかカッコ良かったのでした。

それから、どの短編も必ずおっぱいポロリのシーンが差し挟まれてた。これきっと、必須項目になってるんでしょうね。ちなみに、英語では「T.S.」というらしい。意味は「titi shot」。ちなみに「B.T.S.」は「Bouncing titi shot」。(揺れるおっぱい映像)これって、ライアン・レイノルズの『チェンジ・アップ! オレはどっちで、あいつもどっち!?』に出てくる台詞で知ったんだけどね^^;
ちなみにこちらの作品、早くも続編の2が出ることが決まったらしい。そちらで園子温がメガホンを撮るとか(こちらにて)。まさかの続編!国際色豊かなシリーズだし、もっといろんな世界のホラー監督たちが勢揃いしたら、さらに人気が出そう!?

風の噂で、Dの『Gogfight』が面白い、と聞いたけれど、私にはちょっと納得がいかないかな。この作品は、異常にストップモーション、スローモーションを多用し過ぎで、スタイリッシュというよりはダルく、鈍重な感じに思えてしまった。実は獰猛には全く思えない可愛い犬を、無理やり動かせてスローモーションでそれっぽく見せてるだけのように思えてしまったしね。

全アルファベット&監督名メモ

  • A is for Apocalypse:ナチョ・ビガロンド 「タイム・クライムス」
  • B is for Bigfoot:アドリアン・ガルシア・ボグリアーノ 「36 PASOS」
  • C is for Cycle:エルネスト・ディアス・エスピノーザ 「ミラージュ」
  • D is for Dogfight:マルセル・サーミエント 「デッドガール」
  • E is for Exterminate:アンジェラ・ベティス 「May」「ザ・ウーマン」(女優)
  • F is for Fart:井口 昇 「片腕マシンガール」
  • G is for Gravity:アンドリュー・トラウキ 「ブラック・ウォーター」
  • H is for Hydro-Electric Diffusion:トーマス・マリング 「ニンジャ・インポッシブル」
  • I is for ingrown:ホルヘ・ミッチェル・グラウ 「We are what we are」
  • J is for Jidai-geki:山口 雄大 「地獄甲子園」
  • K is for Klutz:アンダース・モーガンタラー
  • L is for Libido:ティモ・ティヤハヤント 「マカブル/永遠の血族」
  • M is for Miscarriage:タイ・ウェスト 「インキーパーズ」
  • N is for Nuptials:バンジョン・ピサヤタナクーン 「心霊写真」
  • O is for Orgazm:ブルーノ・フォルザーニ&エレーヌ・カテト 「煽情」
  • P is for Pressure:サイモン・ラムリー 「Red White & Blue」
  • Q is for Quack:アダム・ウィンガード 「V/H/S」
  • R is for Removed:スルジャン・スパソイェヴィッチ 「セルビアン・フィルム」
  • S is for Speed:ジェイク・ウェスト 「ゾンビハーレム」
  • T is for Toilet:リー・ハードキャッスル(応募部門代表)
  • U is for Unearthed:ベン・ウィートリー 「キル・リスト」
  • V is for Vagitus:カーレ・アンドリュース 「パニック・スカイ」
  • W is for WTF:ジョン・シュネップ
  • X is for XXL:ザヴィエ・ジャン 「ディヴァイド」
  • Y is for Youngbuck:ジェイソン・アイズナー 「ホーボー・ウィズ・ショットガン」
  • Z is for Zetsumetsu:西村 喜廣 「東京残酷警察」

’12年、アメリカ、ニュージーランド
原題:the ABCs of Death

 

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