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金曜夜のマサラ上映がオススメ!歌う・踊る・クラッカーの嵐 『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』

恋する輪廻-thumb-170x238-291よくよく考えたら日本にとって「オーム」なんて、縁起のいい名前では全くないのだけれど、いつの間にかこのハッピーなマサラムービーにノセられてしまいました。「オーム・シャンティ・オーム~♪」なんて翌日も思い出して歌ったりして。

今回、「マサラ上映」で見てきたんですよ。マサラ上映とは何かと言うと、『ボス その男シヴァージ』のところでもチラっと言ったのだけれど、実際にインドで上映されているスタイル。つまり、「私語アリ、歌いたい時に歌ったり、踊ったり、手を叩いたり、大盛り上がりOK!飲食OK!」というスタイル。さらに、インドと同じように途中に15分のインターバルが入っています。ただそれだけ。

でも、ちゃんと盛り上がるかな?と不安でした。だってそんなのやったことないし、日本のお客さんはきっとポカーンとして、何やればいいの?みたいに呆然としている人とかいっぱい居そうな気がしていたのです。私は音楽がかかるとノリが良く踊り出す方ではあるけれど、映画館で踊ったことなんて当たり前だけど一度も無いし(笑)。「ノリたいけれどノレない、置いてけぼりな状態になるのは辛そうだな~」、なんて危惧していたのでした。
でも、全くそんなの杞憂だったのでした。

2013-03-23 02.53.00クラッカーと紙吹雪、記念のバッヂと腕につけるミサンガみたいなものをいただいて(画像参照)、仮装した店員さんが何かと場内に乱入して、盛り上げ役に買ってました。でも途中から、そうした盛り上げ役は必要ないぐらい、お客さんの方がノリノリ。

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物語自体はとてもわかり易い良くあるマサラムービーという感じ。ラジニカーント好きの人たちからすると、少しソフトめのマサラテイストに感じるかも(笑)。お笑いもマイルドだし、ノリもとっても分かりやすくて。ポップでキャッチーなインド映画だから、難しいところなど一個もないのです。

ただ、この間のインドのレイプ事件、その後のデモ報道などについても思い出さざるを得なかったけれど。実際は報道されない、厳しいカースト制度についてのレポートなんかも読んだ後だったので、当然と言えば当然だけれども。
輪廻を信じて現実の苦しさは忘れようとする、だからこそスーパースターになりたいと憧れる人々の思いなんかを反映しているのかなあ…などと考えてしまうのは私がいけないのか?個人的にはまったり系よりも、グル・ダッドのような本気で作ったインド映画作品ももっと見たいなあ。

oso_sub4_s_largeそうそう、この作品の中でもグル・ダッドは言及されてましたね。映画の撮影をするというシーンで、「撮影は3種類の方法で行われます、S・レイ監督風、B・ロイ監督風、グル・ダッド監督風の3つで。」なんて言う台詞が出てくる。

あと、途中インド映画界のスターが何人も出てくるシーンもあります。アミターブ・バッチャンも出てきたし、私の好きな『火の道』のリティック・ローシャンも!!よっ!インドの冴羽獠!(と、勝手に呼んでいる)
あと、ここで出てくる大物プロデューサー役のアルジュン・ラームパールという彼。この人はとってもイケメンで、正直主役よりずっとカッコ良かった。ギャルの盛り上がり方で明らかに違いがありましたしねw。(下の画像のイケメンです)

03e13333b1f9c034f9b0d5403eb380e6今回のこの作品でのマサラ上映は初日だったためか、どうやらこの日に来ていたお客さんも、ものすごい濃いインド映画好きが多かったみたい。インドのスーパースターが次々出る場面が来ると、キャーキャー大盛り上がり。私たちの後ろの席に座っていた5人ぐらいの女性は皆詳しかったらしく、どうやら知ってる様子。盛り上がり方も本当、半端なくて釣られました。途中、最前列まで行って踊りまくってましたからね(笑)。で、後でtwitterのフォロワーさんに教えてもらったのだけれど、2階席から見ると、踊っている人の影が見えるぐらいだったとかw。それってすごい。(もちろん、邪魔にならないぐらいだったそうで)。

それにしても、映画館でこんなに踊りまくったのは初めてでした。映画も普通に見るより何十倍も楽しめること請け合いです!多分、普通に見たらダレたり途中で寝たりしちゃうかも。長いと言っても170分なんて最近よくある長さですけどね。まあ“最近”がおかしいのだけど。15分のインターミッションを挟むので本当にありがたいんですよね。その間にインドのビール(「ゴッドファーザーラガービール」)も呑んだりしちゃいましたから。かえるさんに会って、席を移動して一緒に座って、後半からはかえるさんと踊りまくった!(爆)。

今回本当は、3人でインド風仮装していくと一人1000円になるという割引があったのです。でも3人集まらなくて正規料金を払わざるを得なかったの…寂しいぜ…。今度良ければマサラ上映で、誰か一緒に盛り上がろうよ~!(と、誰にともなく)


07年、インド
原題:Om Shanti Om
監督:ファラー・カーン
キャスト:シャー・ルク・カーン(オーム・プラカージュ・マッキージャ/オーム・カプール)、ディーピカー・パードゥコーン(シャンティプリヤ/サンディ)、アルジュン・ラームパール(ムケーシュ)


 

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