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闇金ウシジマくん1

作者:真鍋昌平

思わずトラウマになりそうなほど、パワーを持った作品。闇金の怖さというよりは、人間の底知れない闇が恐ろしい。

特に個人的にキタのは、田舎出身の普通の女の子が、だんだん身を持ち崩していく様。これが克明に描かれているところ。初めはOL同士のステイタスとして必要だったブランド品バッグや交際費など、何気ないものから始まるところが恐ろしいのね。

ウシジマ君は、それに思いっきり加担してしまっているから、加害者には違いないのだ。にも関わらず、それよりもっと印象が強いのは、「これ本人が悪いよね・・」という点なんですよね。人間がどこまで堕ちるか、それを見ながら心底ゾっとし、しかし目が離せなくなってしまう。そんな自分も、恐ろしくてたまらない。

それから、いつも優しかった彼氏がエイズになり、豹変して彼女をボコボコに殴ってしまう描写。これまた、さらに心が凍りつきそうになった。彼氏はむしろ被害者なので、怒る気持ちもよく分かる。でも彼女にとって、その彼氏はたった一つの心の拠り所だったのよね・・。しかし、彼氏を普段から裏切って自分を省みなかった、彼女が絶対的に悪いんですよ。さらに、ウシジマくんにとっては決して珍しくないことであるかのように、掃いて捨てるような彼女を蔑んだ目がまた恐ろしいのです。こわいよ〜。

うーんこれ、間違いなく地獄を描いてますわ・・・。脱帽。

 

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