ミッション:8ミニッツ #76
- 2011年11月22日 0:14
- 映画:SF・ファンタジー
- アメリカ映画, ジェイク・ギレンホール, ダンカン・ジョーンズ, ヴェラ・ファーミガ
’11年、アメリカ
原題:Source Code
監督:ダンカン・ジョーンズ
脚本:ベン・リプリー
製作:マーク・ゴードン、フィリップ・ルスレ、ジョーダン・ウィン
製作総指揮:ホーク・コッチ、ジェブ・ブロディ、ファブリス・ジャンフェルミ
撮影:ドン・バージェス
音楽:クリス・ベーコン
キャスト:ジェイク・ギレンホール、ミシェル・モナハン、ヴェラ・ファーミガ、ジェフリー・ライト
「映画通ほど騙される」という、この手のよくある余計な広告文は半ばウンザリしもはや読む気にすらなれなくて、サクっと無視していた。もちろん見る気になったのは、去年の『月に囚われた男』が面白かった、ダンカン・ジョーンズ監督だったから。今作ではジェイク・ギレンホールを、前作『月に囚われた男』ではサム・ロックウェル!(大好き!)を主役に据えている辺り、センスいいなー!と思っちゃう。
「これこれ、こーいうの、待ってました!」と言いたくなるような、素直に見て面白い作り。なんだか安心出来る感覚なんですよね。SFって元々、ワクワクできる最高に楽しいジャンルだったんだよなあ!こんな風に実感できる良作って、なんだか最近めったに出会わなくなったからか、ものすごく新鮮。嬉しい。
『月に囚われた男』は、とても良く出来た佳作だったんだけれど、タルコフスキーの『惑星ソラリス』やら『ぼくの地球を守って』やらをどうしても思い出してしまって、素直にこれが大好き!とは言えなかった私。こちらの作品も、他の作品に似てはいるんだけれど、そのデジャブ感すら愛しくなってしまって。主人公の正義感が悲しくて、より苦しい思いで共感してしまったせいもあるかも。
一つの人生のある部分を、もう一度繰り返し再生する、という辺り、他の多くの人も言っているけれど、『恋はデジャ・ブ』を思い出してしまう。個人的には『バタフライ・エフェクト』も。「バタフライ・エフェクト」という言葉の意味同様、これらの物語は、少しの主人公の行いが全てを変えたりする。このジャンル、最も有名なものでは、ケン・グリムウッドの『リプレイ』という’87年の小説がある。「記憶を持ったまま人生のある部分をもう一度生きる、やり直す」というもの。自分は、勝手に「リプレイモノ」と呼んでいたりする。ああそうそう、ジェイク・ギレンホールが初めて映画に出て評判になった『ドニー・ダーコ』も、何度もリプレイできるわけではないけれど、あれも「リワインドもの」(巻き戻し)。同じ人生をもう一度記憶を持ったまま生きる話だったっけ。
ジェイク・ギレンホールを初め、ヴェラ・ファーミガがとっても良かった!この人って本当に演技がいいんですよね。機械的に接しながらも内心は揺れ、主人公に加担してしまう、美味しい役どころ。あのいかにも冷たそうに見せて本当は人間味がありそうな、そんなギリ見せ具合にシビれ、心惹かれてしまう。うーん、美人て得ね。
ただ、この物語、ツッコミどころがないわけでもないんですけどね。パラレルワールドってどうしても、グチャグチャしてしまうせいか。過去だけパラレルワールドで、現在を変えることが出来たり、現在は一部だけ繋がっていて、所長は記憶がないけどヴェラ・ファーミガ演じるコリーン・グッドウィンは記憶が残っていたりして少し不思議だったりもする。
とは言え、ニュートリノが今年のキーワードになりそうな年に、この題材はすごくグッドタイミング!でしたよねえ。→ ニュートリノは異次元空間に突入していた!?この世界にパラレルワールドが存在する可能性!
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※コメント欄はネタバレしています。まだ見ていない方は読まないでくださいね!
※ストーリー・・・
死者の生前最後の8分間に意識を転送できる装置“ソース・コード“。列車の爆破事故の真相を探る命を受け、パイロットのコールターはこの装置で、ある犠牲者の最後の8分を体験することに。真相を掴む彼は何度もそれを体験し、やがて意外な事実に気づく・・・
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