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夢遊 スリープウォーカー 3D #66

’11年、香港、中国
原題: Sleepwalker
監督 : オキサイド・パン
エグゼクティブ・プロデューサー : ダニエル・ラム
プロデューサー :オキサイド・パン、 アルヴィン・ラム、チャン・チャオ、ガオ・シアオジアン、トン・ペイウォン
脚本 : オキサイド・パン、ウー・モンチャン、パン・パクシン
撮影監督 : ン・マンチン、デーチャー・スリマントラ
キャスト: リー・シンジェ、フオ・スーイェン、チャーリー・ヤン、リー・ゾンハン

オキサイド・パン監督、主演のリー・シンジェ、フオ・スーイェン、チャーリー・ヤン、リー・ゾンハンがティーチインで登板。という、何とも豪華なゲストで迎えた東京国際映画祭。やっぱTIFFはこうでなくっちゃ!と、急にお祭り気分が盛り上がる。主演のリー・シンジェ(「アンジェリカ・リー」と紹介されてたんだけど、香港名は「リー・シンジェ」なのね。)、フオ・スーイェン、チャーリー・ヤンと、美女を3人も!さらにイケメン俳優のリー・ゾンハンを引き連れてのQ&Aなんて、本当目立ってましたよ。しかも主演女優のリー・シンジェ(顔が小さくて超綺麗!)は、オキサイド・パンの奥さんだとか。こんなに美人の奥さんをもらいやがってー、いつの間にかオキサイド・パンがどことなくカッコ良くすら見える。(気のせいだろうけど)

しかもこの作品、TIFF初の3D、と矢田部さんが紹介。TIFFもとうとう3D上映が始まったのね。今年のTIFFの3D上映は、この作品の他には、『Pina/ピナ・バウシュ 踊り続けるいのち』、『Cave of Forgotten Dreams(原題)』、『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』、『第七鉱区』、と5つも3D上映があったのね。3D上映は、通常上映の場合だと、余計に3D料金が約300円ほどかかるんだけど(映画館によっては自分の3Dメガネなどの持参可)。TIFFの場合は何故か、この3D料金がかからず、通常料金のまま。だから、例えばこの作品などは、コンペ部門なので、たったの1000円で3D映画、ティーチインと経験出来てしまったのですよ。うわーい、お得感倍増!(今年だけだったりして。)

物語の基本路線はそこそこ面白くて、満足は出来ましたよ。夢遊病を扱ったミステリーで、自分の心の傷が夢遊病を引き起こし、主人公の行動が信用出来ないタイプの物語。あやふやなものの上に物語構成が成り立っていて、ストーリーテラーとしての主人公が信用出来ないところが面白い。過去が少しづつ分かったり、どう転んでいくかが分からないミステリー。夢遊病というありがちなものを扱っているのに、どこか安定した実力を感じさせる辺りはさすが。

ただ一方で、3D技術はどうだったのかと言うと、正直イマイチなんですよね。オキサイド・パンは、双子の弟、ダニー・パンと二人で「パン兄弟」などと言われていたけれど、この作品では残念ながら参加していないらしい。このダニー・パンの方がこれまで、視覚効果などを担当していたせいか、これまでのパン兄弟の作品の良さである、映像の面白さ、アイディアに溢れていたりなど、この辺を楽しむことが出来なかった。期待した部分がイマイチだっただけに余計、なんだか不満が残ってしまった。観客の一人からの質問で「何故この作品を3Dで撮ろうと思ったのですか?」というのがあったけれど、それにパン監督が答えて曰く、「その質問は10年後には誰も訊かないでしょう。かつて映画はモノクロが普通だった時代からカラーになりましたが、今となっては誰も「何故カラーで撮ったのですか?」とは訊かないでしょう。テクノロジーの進化です。」と答えていたけれど、こんな程度の3Dでそう答えられてしまうと、うーん、と唸ってしまう。

パン兄弟は結構好きだったんだけれど、今後は香港のパンと言えば、パン・ホーチョンでいいや。

 

※ストーリー・・・
イーは悲劇的な出来事の後、夢遊病に悩まされる。彼女は自分の奇妙な行動にまったく自覚がないのだが、あらゆる証拠は彼女が殺人事件の容疑者であることを 暗示する。彼女は元夫の行方不明の事件でアウ巡査と出会う。アウはイーの夢の中にある隠された手がかりを追うが、死体はどこにも見つからない。イーは夢遊 病時、本当に誰かを殺したのだろうか?・・・

夢遊 スリープウォーカー@ぴあ映画生活

 

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コメント(2件)

  1. こんばんWA
    パン兄弟作品かと思ったら、違うんですね
    仲違いしちゃったのかな?

    最近、聞かなくなった名前(パン兄弟です)だけど
    My気になる人リスト♪に入ってるのでDVD化したら見たいと思いま~す

    今しがた、ドラマ「妖怪人間ベム(第一話)」を見たんですけど・・・なんだかなぁって感じ
    オリジナルのアニメはダーク&怪奇な世界観で
    「こういう大人になっちゃいけないよ、こういう方法を取ると因果応報で巡ってくるよ」って
    子供達にメッセージが込められている物語が多かったんですけどね
    閉塞感漂う今の日本を考えて、オリジナル・スピリッツが少しでも入っているのかなと
    思ったんですけど、感じられず
    骨太な脚本家って、日本のドラマ界にいないすね・・・がっくしです

  2. サイ5150さんへ

    こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
    パン兄弟、サイさんもチェックされてましたか。これ、きっと映画公開されると思いますよ。やや、サイさんはDVD待ちかな?物語なんかは結構良く出来ていたのです。

    で、妖怪人間ベムの初回視聴率、18.9%ですか・・結構数字出してますね。やっぱりそれだけ、みんな妖怪人間ベムが好きだったから、一度目ぐらいは見てみようか、って感じなんでしょうね。でも、この先2回目以降が問題ですよね。
    なんだか最近、アニメの映画化とかドラマ化とか多いですね。こち亀とかあしたのジョーとか、ヤマトとか・・・。
    私は日本の脚本家で好きなのは、山田太一です。




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