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アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ #46

’10年、アメリカ
原題:I Spit on Your Grave
監督:スティーブン・R・モンロー
製作:リサ・ハンソン、ポール・ハーツバーグ
原案:メイル・ザルチ
脚本:スチュアート・モース
撮影:ニール・リスク
音楽:コーリー・アレン・ジャクソン
キャスト:サラ・バトラー、ジェフ・ブランソン、アンドリュー・ハワード、ダニエル・フランゼス、ロドニー・イーストマン、チャド・リンドバーグ、トレイシー・ウォルター

 

これ、’78年の『発情アニマル』のリメイクらしい。オリジナルは、リベンジムービーとして『わらの犬』や『リップスティック』、『鮮血の美学』と並び称されるべきカルト映画だとか。私は未見なので、機会があれば是非見てみたい。日本公開時はポルノ映画として、『発情アニマル』のタイトルで発売されたが、ビデオになった時のタイトルは『悪魔のえじき』、TV放映時のタイトルは『女の日』と変わったらしい。

そんなこの作品は、強姦リベンジモノ。若く美しい小説家の女性が、執筆のために森の別荘にやって来る。そこへやって来た地元の男たちと、その仲間である保安官らによって手酷くレイプされ、危うく殺されかけてしまう。みんなが忘れかけた1ヶ月後に女はどこからか戻って来て、一人ひとりに復讐していく、といったストーリー。この殺し方がまた極悪で凄まじい。

正直、初めの女性のレイプシーンが酷くて、やり方が執拗だわ、性根の腐った男達にムカムカするわで、見ていて腹が立つぐらいだった。しかもこのシーンは一つではなく、かなり長い。でもおかげで、その後の壮絶復讐シーンが酷く痛快に思える。「よしっ!」と気合を入れながら見ることが出来た。ので、万事オーライ?!

壮絶復讐シーンは、一人ひとりの殺し方が全て違っていて、力の弱い女性ならではの創意工夫が効いている。
この先ネタバレ******












一番頭の弱いマシューは呼び出して謝らせておきながら、首に吊るしておく。ビデオカメラで撮影するのが好きな奴は、目を見開いたままにして、目をカラスにつつかせたり。その他、浴槽に吊るし、自分自身の体重の重さで硫酸水に浸かるようにしたり。正直、殺し方の極悪さに関しては、『ソウ』などで複雑な殺しの仕掛けには慣れてしまっている現代の私たちには、それほど衝撃、という程ではないのかも。でも、ソウのような複雑な機械ではなくて、使っているのがロープだったり、いかにも「その辺の物を使い回した」といった風なのが、ちゃんとリアリティもある。

ただ、男根切断のシーンは、イーライ・ロスの『ホステル2』の、素晴らしかったギリギリまで見せるシーンと比べてしまうと、見せ方がもう少しだったかも、などと思ってしまう。

というか、『ホステル2』は、この作品のオリジナルにインスパイアされて作ったのかな、などと思ったり。

オリジナルは、ポルノ映画として公開されたってことは、男どもは、女性の強姦シーンを楽しみに『発情アニマル』なんつータイトルの映画を見に来たら、壮絶リベンジの殺戮を目にしてしまう、ってことかな?しかも男根切断まで、ちゃんとオリジナルにもあったらしい。今よりも、当時に見た人には強烈な印象を受けただろうな。

 

アイ・スピット・オン・ユア・グレイヴ@ぴあ映画生活

 

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コメント(3件)

  1. 監督が、モンローという名前なところに、マリリン・ファンは反応しちゃいますね。
    脅されて参加した修理屋も対しても、情状酌量の余地はなかったですね!

  2. ボーさんへ


    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    モンローに反応しちゃったんですね、ボーさんは。
    そうそう、脅かされて参加したとは言え、止めもせず加担してたら同罪ですよね!でも彼の分は、多少軽くなってたと思いますし、その加減がいい塩梅ですねw




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