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ウォール・ストリート #21

’10年、アメリカ
原題:Wall Street : Money Never Sleeps
監督:オリバー・ストーン
製作:エドワード・R・プレスマン、エリック・コペロフ
製作総指揮:バ ド・カー、セリア・D・コスタス、アレックス・ヤング、アレッサンドロ・ケイモン
脚本:アレン・ローブ

マイケル・ダグラス   : ゴードン・ゲッコー
シャイア・ラブーフ   : ジェイコブ・ムーア
ジョシュ・ブローリン  : ブレトン・ジェームズ
キャリー・マリガン   : ウィニー・ゲッコー
イーライ・ウォラック   : ジュリー・スタインハルト
スーザン・サランドン  : シルヴィ・ムーア
フランク・ランジェラ   : ルイス・ゼイベル
チャーリー・シーン

「ゴードン・ゲッコーの帰還」から始まるこの作品。前作の『ウォール街』(’87)と言ったら一昔も前・・・何と、24年も前なのでした。イヤハヤ。

いつ終わるとも知れない、人びとを絶望に落としこんだ昨今の大きな不景気。これを経験した、景気回復の兆しの見えない今だからこそ、ズシンと響いてくるこの物語、と言えるかも。前作は派手でシアトリカルな、見所たっぷりのマネーゲームを描いた作品で、文句なく面白かったけれど。今作は、裏切りが裏切りを呼ぶ、生き馬の目を抜くマネーゲームの裏話。なんだか心の中までヒヤリ冷たくなるような物語なのだけれど、こうした辺りをしつこくなく、サラっと描いたところが逆に良かったかも。

ただ、ここには大きな物語というものは存在せず、大事件が起きる訳ではない。ごく内輪の小さな輪の中でのみ起こっただけの話だ、と分かる頃には、力が抜けて飽きてしまっている。尻つぼみ感、というか、期待のさせ方が上手だったので、アレっと拍子抜けはする感じ。や、続編と期待せずして、いかにも続編的だったというか。とは言え、全体的にはテンポが良く、シャイア・ラブーフがいかにも切れ者でキュート。存在感を発揮する役で魅せる辺り、自分は楽しめちゃいましたけど。キャリー・マリガンは『十七歳の肖像』で見た時より、ショートヘアーがずっと可愛くて、透明感溢れる素敵な子。あとジョシュ・ブローリンの悪役はさすがのハマり役。

チャーリー・シーンが登場する場面では、場内にわあ!と驚きが広がって行った。さすが前作の主人公。私の横に座っていたのは外人さんだったのだけれど、「マネーゲームがなんだって?オレは今じゃ、女たちと毎日楽しく住んでるさ」というチャーリー・シーンの台詞を聞いてゲラゲラ笑っていた。なんであんなに笑ってたんだろう!?と家に帰って思わずWikipediaを見て驚いた。なんだ、前作のキャラの台詞でありながら、現在の自分そのままのキャラだったみたい。しかも、そんなに稼いでたんだ!私はちょっと前のDVの話や裁判ネタしか知らなかったので、完全にキャリア的には終わったものかと思っていたのに。(チョイ役しか出ないのかと。)最近、ダーティなイメージでますます世間をお騒がせ。最近、とどまるところを知りませんこんなのこんなのを発見。ついでにこんなのも。って最後の3つは全部町山のツイートですけど。

YouTube : Actor Shows off his Goddesses

※ストーリー・・・
インサイダー取引で約20年間服役したゴードン・ゲッコーは、出所後は自身の悪名を逆手にとった講演で利益を得ていた。そんな彼に指導を求め、若いトレー ダーのジェイコブが近づく。彼にはゴードンから学び、どうしても成し遂げたい目的があった・・・・ウォール・ストリート@ぴあ映画生活

 

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