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■40. ジャーロ

ja-ro

’09年、アメリカ、イタリア
原題:Giallo
監督:ダリオ・アルジェント
脚本:ジム・アグニュー、ダリオ・アルジェント、ショーン・ケラー
製作:ドナルド・A・バートン、エイドリアン・ブロディ他
音楽:マルコ・ヴェルバ


エイドリアン・ブロディ  エンツォ警部
エマニュエル・セニエ  リンダ
エルサ・バタキ  セリーヌ


サッサと早いこと書かなきゃ、もうどっか遠くの記憶の彼方に忘れちゃいそうなんです。
ツッコミ所がまず多すぎて、「それはそれでいいとして」とか言いながら見てるわけですが、おかげでラストの衝撃だけを置き土産に、全てがどうでも良くなってしまいそうで。
ホーラ今にも、「だってアルジェントなんだもん」の一言を放ちそうになっている自分がいるゾォっ・・・!!それはまだ取っておきましょうよ・・・。

イタリアのスラッシャー映画のジャンルそのものを表す「ジャーロ映画」、タイトルにそれをまんま使った作品。なんだか、力の入った感じがするじゃないですか。
そして、ここんとこ大注目のクセモノ俳優、エイドリアン・ブロディが主役を演じる、と来た日にゃ!・・・しかも、イタリアを舞台にしたイタリアンホラー!こ、これは何かすっごいお祭りになりそうな気がして、またぞろ見逃せない。『4匹の蝿』でこないだ騙されたばかりのシアターNだけど、それが何するものぞ!
『サスペリア・テルザ』で堂々復活を遂げたアルジェント監督の新作は、もしかするとメジャーになってしまうのかあ!などと期待ムンムンで旅行明けにソソクサと詰めかけてみたら、も〜本当にズッコケたよ。

しかも映画の中で何度も何度もコケたくなる気持ちになってしまって、もう嫌というほど面白くて、抱腹絶倒でありました。大体、エンツォ警部の過去、サラッと語られただけの付け足しのような逸話だったんだけど、強烈すぎて笑いが発作的に起こりそうになってしまったし。
あとどうしても、無駄にランボーみたいなカッコした殺人鬼が可笑しくて、ギャグじゃなかったら何なんでしょう。悪ふざけとしか思えない。なんだか愛くるしい、というか、見ていて不憫になってくるんですよね。
日本人が日本人じゃないのは(どう見ても外人さん)別にいつものことだからいいとして・・。(ホーラまた、「それは別にいいとして」って言いそうになってる。そう言ったら終わっちゃうんだってば。この映画に限っては。)
一番強烈なのはやっぱりラスト。長い間あーでもないこーでもない、とコンコンと付き合わされた挙句、ポーンと放り投げられたようなこのラスト。
もう開いた口が塞がらない感じが、またウププって来る感じでした。

だけどいいんです!だってアルジェントなんだもん!(そろそろいいよね・・)
全てが許されてしまう。不思議な監督だと思います。

僕らはスラッシャー映画というと、いかにもポップコーンムービー的なポップな怖さに慣れ親しみ過ぎてしまったかもしれない。だからきっと、こういうクラシックな雰囲気ものの良さが分かりづらくなってる、のかもしれないんですよ!
だからいいんです。これはこれでいいんです!


ジャーロ海外版そう言えば、となひょうさんから突然メールが来てたんですよ。
「誰かと話したいんだけど、とらねこさんこれ見ました?」って。
確かにこりゃ、終わった後誰かと話したくなるわー。ぶはは。

→ 海外版のチラシ




 ストーリー・・・
古都トリノを訪れた外国人美女たちが、改造タクシーでさらわれ、刃物で切り刻まれる誘拐殺人事件が続発。やがてファッション・モデルのセリーヌが姿を消し、彼女の身を案じる姉リンダは、捜査を担当するエンツォ警部とともに謎の殺人鬼の正体に迫るが・・・
 
ジャーロ@ぴあ映画生活

 

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