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舞台『輝け! 主婦バンド 〜スモーク・オン・ザ・ウォーター2009〜』を見て来ました!

輝け主婦バンド原作:五十嵐貴久「1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター」(双葉社刊)
脚本:鈴木哲也
演出:菅野こうめい
原案:じんのひろあき
音楽監督:長谷川雅大
公演期間:’09.11.7(土)〜11.15
公演地: ル テアトル銀座 by PARCO


エドはるみ  井口美恵子(Vo. G.)
杏子  友坂かおり(Key)
中澤裕子  立花雪見(Drs.)
秋野暢子  広田新子(B.)
モト冬樹  美恵子の夫
伊阪達也  井口真人(美恵子の息子)
宮下雄也  石川(コンビニバイト・通称ジョニー)
酒井敏也  勝田(コンビニオーナー)


友人のお誘いで、舞台を見て来ました!
こうした、商業主義的な舞台というのでしょうか、広く名の知れた芸能人が(何て言うのも変なんですが)活動している舞台を見るのは、私は初めてかも?
ああでも、以前にワハハ本舗の舞台は見たことはあったかな。

主婦がバンドを組む!というストーリー。しかも彼女たちは全員初心者で、全く楽器をやったことのない者同士なのです。
ただ生活に埋もれてしまうことに空しさを感じた主婦たちが、憧れや好奇心、といったものから、思いつきでバンドを組みます。それぞれが事情を抱え、生活環境も違うところから、何か連帯感が次第に生まれていく・・・。
バラバラだった彼女たちが、どこか心を通じ合い、それぞれの思いというものも超えてゆきます。「一度や二度の失敗でもへこたれない自分になる」という成長を遂げてゆくのでした。

見所は、そのものズバリ、ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のコピーが最後に聴けるところ。
彼女たちが上手く弾けるのかどうなのか、こちらも思わずハラハラして見てしまいます。
せっかくバービー・ボーイズの杏子が居るけれど、ボーカルをやらないのかなあとか、モト冬樹も居るのにギターを弾かないのかなあ、と思っていると、ちゃんと見透かしたように、最後にやってくれました。今度はパープルの「ハイウェイ・スター」。

ちなみに一幕ごとの幕間(まくあい)に、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のさまざまなアレンジを聞かせてくれました。ジャズバージョンだったり、ボサノバだったり、ファンクっぽかったり、演歌っぽかったりするスモーク・オン・ザ・ウォーター。
パープルのオリジナルCDがかかったのは、ちなみに一度だけでした。
彼らがロック心に焦がれて、バンドとして形にすらなっていないのに、気持ちだけでロックの振りをするシーン。この後に、オリジナルバージョンがかかりました。うーん、オリジナルバージョンがやっぱり一番カッコ良いのだけれどね。

落ち込んだ気持ちのシーンにはメロウだったり、POPだったり、時にはモダン・クラシック調だったり。それぞれのシーンのフィーリングに合わせた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」。こうしった多様なバージョンのアレンジのスモーク・オン・ザ・ウォーターは、ただ一つのバージョンばかりが本物なのではない、と言っているかのようでした。人間がそれぞれに個性があるように。

ただ、全体的な感想としては、こないだ唐十郎の紅テントを二度に渡って見てきたばかりだったので、なんだかこの商業演劇に、違和感を覚えてしまいました 台詞もとてもシンプルな、日本の昼間のドラマのような、先の展開の見える物語。そのままに進み、大団円を迎えます。奇をてらったところは一つもありません。

一番見ていて楽しかったのは、私には、意外にも中澤裕子でした。台詞もはっきりしているし動きも良いし。ここに出ている出演者が、皆それほど大きな演技をしないからか、余計目立って、元気が良くかわいく思えました。
モト冬樹もやっぱりビシっと決めてくるもんだなあ、なんて感心したり。秋野暢子はスタイル抜群で、なかなかカッコ良かった。

やっぱり、人間が目の前に立って演技をする、というのがたまらなく楽しいですね。

今度いつか、松尾スズキの舞台を見に行けたらいいなあ。

 

2009/11/23 | 舞台・演劇

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コメント(2件)

  1. こちらにも〜!この女性陣の面々で、少し前までお鍋のCMに出演してましたよね!?不思議な組み合わせだな〜と思っていたのですが、舞台の共演者だったんですね!
    舞台劇、もうかれこれ数年行ってません。コンサートもそうですが、生舞台・生演奏を一度でも観てしまうと病みつきになりますよね〜!

  2. JoJoさんへ
    こちらにもコメントありがとうございました〜♪
    そうですね、カレー鍋のCMに出演してました!JoJoさん、よくご存知ですね☆
    実は、劇中の台詞にも数度、「カレー鍋」が出てきてました私はタイアップを知らなかったのですが、容易に想像がつきました^^;
    ただ、二度三度と台詞に出てくると、少々シツコい気もしましたが

    ライブも演劇も、生って、やっぱり独特ですよね!
    ただ私の場合、コンサートも大きいホールは大嫌いで、小さい箱が好きなんですよー。昔からオールスタンディングじゃないと行く気がしなかったりします。




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