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昭和聖地巡礼 -秘宝館の胎内- ▲100

昭和聖地巡礼

’07年、日本
監督・製作:笹谷遼平
ナレーション:鈴木ただし
サウンドディレクション:ピーポーインザプラネッツ






ストーリー・・・
東北サファリパークの社長が猥褻物陳列罪で逮捕、そして閉館。
そんなニュースがひっそりと新聞に掲載された。
この事件に私は非常に疑問を抱いた。
無論、東北サファリパークにも行き過ぎた面もあったかもしれないが、
果たして秘宝館は罪に問われるほど猥褻なのか?

さらに悲しく感じたのは、 秘宝館というものを笑いとばせる程、
余裕の無くなった日本人の心の狭さである。
「古き良き時代」、普段何気なく使われるこの言葉がリアルに感じられる。

秘宝館は本当に猥褻なのか? その答えを探すべく、カメラ片手に全国の秘宝館を目指し旅に出た…。

国際秘宝館入り口
















“秘宝館”・・・。
名前は聞いたことがあったぐらいで、一体どこに存在しているのか、本当にあるのか、あまり考えたことがなかった場所。
子供の頃、「大人の遊園地があるらしい」というのはチラッと聞いた覚えがある。そうかー、ここがそうだったのか・・。

何でも、温泉施設のすぐ近くにあったり、この元祖国際秘宝館は、伊勢神宮の入り口のすぐそばにあったという!私は関東出身なので知らなかったけれど、案外温泉地の出身の人であれば、一度ぐらいは行ったことがあるのかも。

この作品でも捧げられている、「元祖国際秘宝館」(三重県)。
ここがすでに閉館になっているという、何とも寂しいような趣たっぷりの出だし。
その元祖国際秘宝館の胎内に、実際に入って取材した、館長のインタビューもついているドキュメンタリーだ。内容充実!

秘宝館DVD付録一覧DVD、定価1800円の内訳。

・DVD(本編62分+特典スライドショー+予告編)
・ブックレット
・特製ピンナップ
・巡礼パスポート







NYにはsex museumなる場所があるというのだけれど(wikipedia 秘宝館 参照)、
秘宝館という場所について、この監督・笹谷遼平氏の定義、もしくは説明を聞くと・・・
単に性に関する様々な物品が陳列されているだけではなくて、立体的な人形が動いたり、アミューズメントパーク的な娯楽性というのが、とても重要のようだ。

下劣で卑猥、と言われざるを得ないような場所なのは、確かかもしれないけれど。
単純な仕組みで動くチャチな機械であるかもしれないが、まさしく大人のディズニーランドだ。カリブの海賊みたいだ!
そして、見る人を驚かせるような発想の奇天烈さ。

今現在、本当にその数は激減してしまった、滅びゆく日本の裏文化アミューズメント施設、秘宝館。
少なくても私は、一番近場の秘宝館に、無くならない内に行ってみよう!と思った。

注意※ 以下の動画は未成年には不適切な可能性があります

続きを読む以降は付録でっす。





別府秘宝館(大分県)。近くの人は是非行ってみよう!



「元祖国際秘宝館 TVCM」。DVDの中には、元祖国際秘宝館がこれからオープンする、というオープン前のCMが。
なんと当時(’72年)は、伊勢・鳥羽・石和の三館同時オープンだったらしい。



珍宝館(群馬県)のチン子さん(“館長兼マンチョウ”←この言い方好きw)。



『熱海秘宝館のテーマ』〜by サロメの唇(バンド名)

これは是非覚えて、カラオケで歌いたいかも!?

 

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コメント(12件)

  1. わはははは!こんなドキュメンタリーがあったなんて。
    熱海の秘宝館、去年暮れに社員旅行で熱海に行った際に
    翌日同僚数人と見て来ました〜。
    いやー、もうクッダラナイ事このうえないし下品なんだけども、
    愛があるんですよねー。
    だって、からくり人形があんなことやこんなことしたり、
    照明や鏡のトリックを使っての、客とのウヒヒな競艶
    などなど、こんなことに懸命にお金や労力をかけるなんて(爆)
    アナタ、そりゃ物作り好きとしては、応援しちゃいます。
    ぜひ、とらねこさんも行ってみてください〜。

  2. こんにちは、
    映画で言えば大島渚監督の「愛のコリーダ」
    でしょうか、ポルノ裁判にまでもつれこんだ話題作でした。
    以下WIKIPEDIAより。
    阿部定事件(1936年)を題材に社会の底辺にすむ男女の性的執着と究極の愛を描いた1976年の『愛のコリーダ』(L’Empire des sens)であった。大島の闘いは必然的に、日本映画史上に前例のない作品を示そうという意気込みと、黒澤明流のヒューマニズムと、さらには検閲制度に対する激しい批判精神からハードコア・ポルノグラフィー表現へと傾斜した、公権力の干渉を避けるため日仏合作という形を取り、撮影済みのフィルムをフランスへ直送して現像と編集の作業を行なった。
    日本公開では、映倫の介入によって作品が意味をなさないほどの大幅な修正を受けることになった。2000年にリバイバル上映されたが、ボカシが入り現在でも日本ではオリジナルを観ることはできない。

  3. ochiaiさんへ
    こちらにもコメントありがとうございます〜♪
    おお、去年秘宝館に行かれたのですね!熱海秘宝館が、一番東京から近いかな、なんて思っておりました。まず最初に行くならここかな、なんて思います(笑)
    いいなあ、ochiaiさんは初めて行かれたのですね。
    このDVDの素晴らしいところは、全国の数ある秘宝館の、中まで入った映像が、もったいぶらずにバンバン映像に映し出されてしまっているんですよ。
    けど、やっぱりくだらないことこの上ないんですね(笑)
    でも、いかにも情緒ある日本のB級テーマパーク、エロの殿堂・そこの電動人形たち・・
    なんだか雰囲気たっぷりでたまらないッス〜

  4. tatsuさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    ああ、思わず『愛のコリーダ』を思い出されたのですね!
    私まだ見てないんですよね。いつかは見なくっちゃ、と思っていたのですが。そう言えば去年か一昨年でしたっけ、杉本彩が阿部定に扮した『JOHNEN 定の愛』というのが公開されてましたね。ことによるとこの時に「見ようかな」なんて思ってたんですが、結局行けずじまいで。まだそのまんまになってました。
    でもどうせ見るなら、そんな映倫の手の入った修正された作品でないものが見たいですよね!そのうちいつか、ディレクターズカットが出る日が来る、と信じてます(笑)そしたら評判になりそうですよね!

  5. 秘宝館は行った事がないのですが…。(^^;
     「愛のコリーダ」でしたら、修正してないやつのBlu-rayディスク版を持っています。北米版を米Amazonから購入しました。Blu-rayだと、北米版のでも大半は問題なく再生できるもので。(DVDはリージョンコードが異なるのでダメですが)
     ちなみに肝心の作品ですが…まだ観てません。いちおー、日本語の音声が入っていることと、無修正であることは確認しましたが。(^^;
     というわけで、将来、Blu-rayディスプレイヤーを導入されましたら、ぜひどうぞ。

  6. マサルさんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    >秘宝館は行った事がないのですが…。(^^;
    是非是非行きたいですねえ〜滅び行く日本の裏文化、と言われたら気になるところじゃありませんか!?
    お、マサルさんはBlue-ray版でお持ちなんですね
    それはそれは!うーん、そしたらBlue-rayプレイヤーを誰か友人宅である人居ないか、探してみまっす★
    マサルさん宅で上映会も楽しそうじゃないですか!?

  7. こちらにも
    こりゃもうあたいの出番でしょ
    という訳でササタニーチェ氏定義するところの6館をフルコンプの秘宝館ヲタもとい巡礼者が寄らせて頂きますヨ
    元祖が存命のうちに制覇できて良かったです
    定山渓の御涙観音と嬉野武雄の嬉野成就観音は姉妹なので観音マニアの方もMust visit or Die !(笑)
    て、定山渓のはまだ存命なのかな…
    侘び寂び粋とは真逆の方向にバーストした発想力で飛距離あり過ぎな「愛性エキゾジムファンタジックなエロティシズムの数々を立体的パノラマチックに表現した魅惑の施設」群(笑)
    素晴らしいと啓蒙したところで…
    下世話スキーな層より洗練を求む層の方が多数でしょうからやぱし絶滅危惧種でしょーね(笑)
    熱海のは経営母体がしっかりしてるからまだ大丈夫だと思いますが(確か東京ドームと系列一緒)…
    「いつまでもあると思うな秘宝館」
    走って!(笑)

  8. とらねこサンはたしか「100本目は記念となるような作品をレビューしたい」と言ってたと思ったんだけど
    その100本目がこれですか・・・
    御見それしました
    それにしても日本のそこかしこにこんなヘンテコなスポットがあるなんて、驚きですね〜(と、白々しく)
    隣町の友人は海賊の宝か何かがあるところだと勝手に思い込んでいて、遠方からお客さんが来た時連れて行ってあげたそうです
    「えらい恥をかいた! どうしてくれる!」
    となんでかわたしが怒られました。理不尽な気がしましたが、とりあえずA市市民を代表して謝っておきました

  9. みさま
    こちらにもコメントありがとうございます〜♪
    そうですとも!みさまが最初に私に秘宝館の存在を教えてくれたんでしたよね。いやー私、世間知らずなのかな?今まで知らなかったなんて。と思ったんですが、最初のインタビューでは、意外にも秘宝館を知らない、名前は聞いたことがあるけれど、行ったことない、という人も結構居ましたね。
    で、そんなみさまはフルコンプの巡礼者!ひょえええーー、さすが。
    このDVDが出たのが’07年で、元祖国際秘宝館が閉まったのもこの’07年。いや、本当に貴重な映像を見ましたよ。ササタニーチェのレビュによると、この元祖秘宝館が一番点数が高かったんですよね。エロ度、娯楽性ともにバッチリで。
    佐賀の嬉野武雄観光秘宝館によったついでに、姉妹観音も(観音なんで、姉妹なんですね!)見なくっちゃなのですね。了解です!
    この発想力、ユーモアセンスは、下世話なくだらなさと相まって、なんだか愛しいものに思えますね。こういうエロ人形、作る方がやっぽど楽しそうに思えますが・・・。やっぱり発注の時点で、いろんなアイディアを人形師にぶつけるのもまた楽しそうです。
    しかし、元祖国際秘宝館では一体150万でしたっけ?結構高いですよね。
    >熱海秘宝館
    熱海は、経営母体は東京ドームと一緒なんですか!それはそれは。だけど、熱海温泉自体が客入りがだいぶ少なくなってきてるんじゃないでしょうか。と、チラ聞きしたので、これまた心配ではあります。
    珍宝館も定義からはズレてて6館中に入ってないんですが、ここも行きたいです。

  10. SGA屋伍一さんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました。
    そうなんです!これが今年の記念すべき100本ノックになりますた!
    おや、SGA屋さんの隣町のお友達さんは、とあるどなたかの甘言によって、海賊の宝が埋まっている場所だと教えられていたのですか?
    そうやって人を騙す楽しみもありますよね。うんうん、由緒正しい感じがする。アリだと思います!
    なにやら、シンデレラ城みたいな、鏡の中の映像がすごいアトラクションがありましたよね。あれはあそこの秘宝館の中でも、なかなか工夫が効いててすごいな、って思いましたよ。
    A市まで行ったら、ついでにSGAさんに連絡させていただきますne!

  11.  こんばんは!
     『告白』にTBいただきましてありがとうございます。でも、語りつくされているようなのでこちら側に登場しました(笑)
     秘宝館、それは漢(おとこ)のロマン!
     流石に秘宝館フルコンプとはいきませんが、別府と伊勢は行ってます。別府秘宝館の映像がありますけど、シタユキ姫観た記憶がよみがえってきましたよ!懐かしい!
     実はここ、鬱病旅行の時に別府を案内してくれたタクシーの運ちゃんが「兄ちゃん、秘宝館行くか」って連れて行ってくれたんです。行ってみたらあまりのくだらなさに心がふっと軽くなって。僕は秘宝館に生かされました(笑)
     
     伊勢はもうなくなったんじゃなかったかな?日本最大の秘宝館。これ、友人と初詣の帰りに出かけたんですよね(罰当たりな)。で、馬の種付けを観ちゃったりしました。別にこればっかりは観てうれしい物ではありませんが、係のおっさんが一生懸命立たせようとするひたむきな姿とやっぱ馬のはでかいなという印象だけは強く残ってます。
     とらねこさんも是非!癒されますよ!
     

  12. 蔵六さんへ
    こんにちは〜♪コメントありがとうございました!
    おお、秘宝館には忘れられないような思い出があったのですね・・。
    潰れる前の伊勢、「元祖国際秘宝館」に行ったことがあったとは!
    羨ましいなあ。本当に、「いつまでも あると思うな 親と秘宝館」ですね。
    別府の秘宝館にタクシーのあんちゃんが連れて行ってくれた、という思い出、とても蔵六さんらしいですね!
    普通だったら「ネタだろう」と思うところかもしれませんが(笑)、何故か私にはスッとその光景が浮かぶように思えるし、本当に蔵六さんならありそうだと思えるのです。
    生きるか死ぬか、などと、深刻な悩みを抱えていたとしても、秘宝館なんて見たら、悩むのが馬鹿馬鹿しくなってしまいそう(笑)!
    馬の種付けを見たなんて、なんとラッキーな!いいなあ、私も見たかった。
    その話を聞いて、思わず思い出したのが『ジャッカス2』でしたよ。というワケで、何故か急に『ジャッカス』が見たくなってしまい、さっき借りてきて見てしまいましたw




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