rss twitter fb hatena gplus

*

ロックンローラ ▲46

ロックンローラ『スウェプト・アウェイ』(’02年)、『リボルバー』(’05年)と2作引き続き絶不調なガイ・リッチーが、もう後はない、と言わんばかりに元の得意分野へと帰って来た今作。



ストーリー・・・
ロンドンの土地が不動産バブルを迎えた頃の時代。ロシア人マフィア一味が不正な土地取引に目をつけ、それを横取りするために数百万ドルという大金をつぎ込んだことで、ロンドン中の闇社会が動き出す。マフィアのボスからセクシーな会計士、汚職警官、ツキに見放されたコソ泥、そして伝説のロッカーまでが、互いに共謀したり衝突しながら、手早くリッチになろうと奔走する・・・
’08年、イギリス ガイ・リッチー監督作品

斬新で何もかも目新しく思えた『ロック・ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』や『スナッチ』に比べれば、部分的に精彩を欠く部分もあるかもしれないけれど。
得意分野でフンドシを取るガイ・リッチーが居るので、らしさを楽しめるクライム・サスペンスに仕上がっている。てなワケで、ホッと一安心の今作。

たくさん張られた伏線が、最後に回収していく辺りが、とっても気持ちが良くて。
誰かが誰かを騙し、次の人がまた誰かを騙しと、一つひとつ追っていったら解決は出来そうに思えるものの、
その輪はグルっと回って帰って来て、最後集結していくところが小気味いい。

2枚目過ぎない、ほどほどなカッコ良さの主人公、ワンツー(ジェラルド・バトラー)がいいのよね。
でも、もっと良かったのは、『ワールド・オブ・ライズ』でもナニゲに一番カッコいいところを持っていった、アーチー役のマーク・ストロング!彼が、これまたすごくイイな!
この人、『リボルバー』でもなかなか味のある殺し屋の役がハマっていて、もっと見たかった、なかなかのキレ味、キャラ立ちを見せる役者さん。今後、さらに注目して見たくなった。

ところで、元ロックンローラー、ジョニー・クイド(トビー・ケベル)。
彼を見ていて何となく思い出すのが、あの忘れられないイギリスのバンド、マニック・ストリート・プリーチャーズ。
「1stアルバムを出したら、解散する!」発言を出し、散々世間を騒がすだけ騒がした、ヤツラ達w。彼らの言動や、過激な発言内容に魅せられたか、当時マスコミはこぞって取り上げてた。結局、1stアルバムは(まるでどこぞのアメリカのバンドのように)、いきなり2枚組で発売。しかし解散は結局せず、そのままアルバムを3枚出したのち、メンバーのうちの一人(リチャード・Guitar)は’95年より、失踪そのまま戻らず、結局2008年に推定死亡記事が出たっけ
それがまるきり、ジョニー・クイドを思わせるのよね!
この映画が作られたのも、折りしも’08年。
この映画を見て、「もしかして、リチャードは死んでないんじゃ?!・・・そりゃ、そうだよね、きっと生きているに決まっている!
(だって、ロッカーは「死んだら伝説」なんだから)」
思わずそう思った、マニックスファンはきっと居るはず。リチャードは、絶対分かっててやってる!そんな気がしてしまうんだ。

とこで、このサントラ、すごくカッコ良かったな。
特に、予告でも流れてたthe Subwaysの『ロックンロール・クイーン』。
見た目的に、Buckcherryとか、ハードコア・スーパースターなんかの、イケメンを思い描いてPVを見たら、そこまでカッコ良くない、普通の青年ぽい見た目で正直ちょっとガッカリしてしまったけど、・・・なんて言ったらファンに怒られそう。でも、そう思ってると段々カッコ良くなってくるんですよね。
この曲、なかなかにカッコいい。歌も、シャウトしすぎず、甘い感じでダルそに歌うとこがクールなのでした。

あと、サントラでは、the Sonicsの『Have Love,Will Travel』が好き。私はカバーで知ってた曲でした。いろんな人に演奏されてるカワイイ曲だけど、これはオリジナルっぽい様子?

ロックンローラ@映画生活

 

関連記事

『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義

80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む

『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの

一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む

『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究

去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む

『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン

心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む

852

コメント(7件)

  1. >その輪はグルっと回って帰って来て、最後集結していくところが小気味いい
    そうそう、そこがガイ・リッチー物の楽しさ&面白さ♪
    小悪党たちが墓穴を掘ってアタフタって部分の微笑ましさも、大好きです。
    >とこで、このサントラ、すごくカッコ良かったな。
    そうなんですよねぇ〜
    バトラーさんが出ていると知って興味が湧いた作品ですが、初めてオフィシャルサイトに行った時にツボに入って“なんとしても見たい!”と思わせたのが、このサントラだったんです。
    「ロック〜」も「スナッチ」も選曲が上手いと思いましたが、今回は更に好みに曲が多くて嬉しかったですねぇ〜

  2. Rocknrolla (2008)

    監督:ガイ・リッチー
    出演:ジェラルド・バトラー、イドリス・エルバ・トム・ウィルキンソン、マーク・ストロング、トミー・ケベル、タンディー・ニュートン、トム・ハーディー
    一番好きな映画と聞かれたら即答で「スナッチ」と答える。「ロック・ストック」も好きだけ….

  3. おおおぉー、とらねこさん。観たのですね、言ってましたね!このレビュー待ってました!
    私もジェラルド・バトラーが良いと思いましたよー!あの若干情けない所がイチオシ?アーチー役はどうしてもアンディー・ガルシアに見えました、、、。笑
    >たくさん張られた伏線が、最後に回収していく辺りが、とっても気持ちが良くて。
    この感覚が本当にわかります!リッチーの得意技ですよね。
    私もサントラ好きです!でもあの途中でロシアのロックの曲が流れるとビビりますけど。

  4. 哀生龍さんへ
    こちらにもコメントありがとうございます♪
    最後キュキュっと集結してましたね。あれこれ糸がもつれていく様もガイ・リッチーらしくって。
    そうそう、墓穴を掘ってアタフタ!これが見たいっ!
    音楽のチョイスもいいですよね〜!
    私は予告で、『ロックンロールクイーン』を大音量で聴いて、ワクワクしてしまいまして。
    しかし自分は特にこのサントラは買いませんでした。
    しかしSubwaysはカッコ良かったですね。家にあるかな?

  5. アヤさんへ★
    おはようございます〜♪コメントありがとうございました!
    東京は今朝はまだまだ寒いです〜。まだコートが手放せないんですよ。桜もまだですね。アヤさんの方はいかがでしょう?
    >若干情けないジェラルド・バトラー
    ハハハ、確かに!
    なんかガイ・リッチーの作品て、主人公それほどカッコいい、ってないと思いません?
    例えばジェイソン・ステイサムもアメリカ映画で見るのとイメージが違ってたりして。
    >アンディ・ガルシア
    うんうん!すっごい似てましたよね〜♪
    やっぱりアヤさんもそう思われました?‥実は私もでしたよ!
    マーク・ストロングってイタリア系なのかな?なんて一瞬考えてしまうぐらいでした!
    >サントラ
    アヤさんもコッチ系の音楽お好きですか?♪
    音楽がカッコいい映画っていいですよね〜♪
    うるさければうるさいだけ好みです〜。

  6. 「ロックンローラ」

    「リボルバー」よりは良かったかなぁ

  7. ロックンローラ

     『ロンドン、ギャング&ロックンロール! 最後に嗤うのは誰だ!?』
     コチラの「ロックンローラ」は、「ロック,ストック&スモーキング・トゥ・バレルズ」のガイ・リッチー監督が、ジェラルド・バトラーを主演に迎え、製作&脚本も手掛けた、彼らしいスタイリッシュなPG-…




管理人にのみ公開されます

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)


スパム対策をしています。コメント出来ない方は、こちらよりお知らせください。
Google
WWW を検索
このブログ内を検索
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...

【シリーズ秘湯】乳頭温泉郷 鶴の湯温泉に泊まってきた【混浴】

数ある名湯の中でも、特別エロい名前の温泉と言えばこれでしょう。 乳頭温...

2016年12月の評価別INDEX

年始に久しぶりに実家に帰ったんですが、やはり自分の家族は気を使わなくて...

とらねこのオレアカデミー賞 2016

10執念…ならぬ10周年を迎えて、さすがに息切れしてきました。 まあ今...

2016年11月の評価別INDEX & 【石巻ラプラスレポート】

仕事が忙しくなったためもあり、ブログを書く気力が若干減ってきたせいもあ...

→もっと見る

【あ行】【か行】【さ行】【た行】 【な行】
【は行】【ま行】【や行】 【ら行】【わ行】
【英数字】


  • ピエル(P)・パオロ(P)・パゾリーニ(P)ってどんだけPやねん

PAGE TOP ↑