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マンマ・ミーア! ▲32

マンマ・ミーア

この映画、“ミュージカル映画史上、世界No.1の興行収入”だとか。



ストーリー・・・
ギリシャのエーゲ海に浮かぶ小さな島。女手ひとつで育てられてきたソフィ(アマンダ・セイフブライド)は結婚式を控え、父親とバージンロードを歩くことを夢見ている。父親が誰か知らされないまま育ったソフィは、母親ドナ(メリル・ストリープ)の日記を盗み読み、かつての恋人たちを結婚式に招待してしまう。「本当のお父さんなら一目でわかるはず…!」そして迎えた結婚式前日、ドナの若かりし頃のバンド仲間に続いて現れた3人の男(ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガイド)。ソフィが招待状を出したかつての恋人が一度に集まった・・・

’08年、イギリス・アメリカ・ドイツ。
監督:フィリーダ・ロイド。

正直自分は、この作品で使われている歌の数々は良く知らないんですよね。
ABBAの有名な一曲と、タイトルにもなっているマンマ・ミーア!ぐらいは聴いたことがある程度だし、数曲は聞いたことがあったけど、それ以外はほとんど良く知らず。

歌も、プロが歌っているわけではなく、実際にここに出演している女優、俳優たちが歌っている。
正直・・・彼らの音程は不安定で、ハラハラしてしまった。
今宵、フィッツジェラルド劇場で』でとても上手な歌を披露したメリル・ストリープですら、ここで使われているポップな曲を歌い上げるほどの歌唱力がある、とは言えなくて・・・。コブシをきかせ過ぎているし、ダミ声がところどころ気になってしまう。
ピアース・ブロスナンやコリン・ファースに至っては、正直聴けるといったレベルではなく・・・。
ピアース・ブロスナンは、ラジー賞の最低助演男優賞を取っていたっけ(苦笑)
肝心の音楽の編集も、テイスト的に、自分の好みではなかった感じ。

基本のストーリーはもっと面白く描けそうな題材だったのだけれど、音楽が中心になっているため、それぞれの父親候補の男性たちのキャラクターの描き分けが、あまり効果的ではなく。
母親の手一つで育てた苦労や、父親のいない状態で育てられた花嫁の、本当は寂しかった子ども時代、というのは結構どうでも良く・・・。

何より、ここでのギャグセンスが、完全にノレなかったー。
ミュージカル本来の楽しさや、言語が音楽に乗る楽しみ方、これらを感じることが出来ず、ヒット曲のオンパレードになっているだけ、という辺りもちょっと残念な印象。

更には、俳優のオーバーアクションや、台詞を喋る時の強い語調が、どうも五月蝿く感じてしまって、全体的に演出の仕方がどうも肌に合わず、
この映画のテンションに全然ついていくことが出来ない1時間48分になってしまった。
もう、終始こんな顔 → ( ̄◇ ̄;)

とは言え、まるっきり楽しめなかったわけでは、決してない。

何より、この舞台になったギリシャのエーゲ海の小さな島、映し出される景色がすごく美しくて、見ているだけで溜息が出るほど。
空の青さや、海の青さが眩しくて、見ているだけで爽快な気分になれる人も多いと思う。

そして、ABBAを始めとする古くて懐かしいポップ音楽の数々は、次から次へと流れる。きっと、もともとこの曲が好きな人にはたまらないんだろうな!という感じ。
ミュージカル・コメディといったテイストで、音楽が流れながらも、随所随所に散りばめられたノリにも、合う人にはとても楽しめてしまいそう。
ただ、自分の好みではなかった、というだけなので、これが好きな人はきっと居そうだな!と思う。

物語全体にギリシャの島での結婚式の模様が映し出され、華やかな前夜祭の模様や、結婚パーティなどなど、盛り上げムードは最初から最後まで目白押し。
そんな煌びやかで祝祭的な雰囲気がずっと描かれ続けるので、お祝いムードもタップリ。
まるで自分自身、外国で友人の結婚式に呼ばれたみたいに楽しい気分で、
ソフィの結婚を一緒に祝おう!なんて気持ちになってしまうのでは。

マンマ・ミーア!@映画生活

 

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コメント(30件)

  1. マンマ・ミーア!

     『どんなことがあっても、笑っていよう。自分の人生がもっと好きになる。』
     コチラの「マンマ・ミーア!」は、1999年にロンドンで初演されて以来、全世界170都市以上で上演された大ヒットミュージカルを映画化した1/30公開のミュージカル映画なのですが、早速観て来ち…

  2. マンマ・ミーア!

    どんなことがあっても、笑っていよう。
    自分の人生がもっと好きになる。
    製作年度 2008年
    製作国・地域 イギリス/アメリカ
    上映時間 108分
    監督 フィリダ・ロイド
    出演 メリル・ストリープ/アマンダ・セイフライド/ピアース・ブロスナン/コリン・ファース/ステラン・スカ…

  3. マンマ・ミーア-(映画:2009年5本目)-

    監督:フィリダ・ロイド
    出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー、ドミニク・クーパー、アマンダ・セイフライド
    評価:90点
    小学校5年生と6年生の….

  4. こんばんは!
    この作品は絶賛されている方がとても多くて、
    TBもコメントもし辛かったのですが、
    とらねこさんのイマイチ感漂う感想に(笑)安心して
    TB送っちゃいます(笑)
    ABBAは大好きで思い入れも強いのですが、彼らの歌自体が
    もっと若い方の応援ソングだと思っていますので、
    50〜60のいい年した男女の心情にそぐわないという所でダメでした。
    まあ、舞台と違って生じゃないから通用するキャストでしたよね。
    実際、あのダンスをしながらの歌じゃないから臨場感も無かったし(^^;)

  5. マンマ・ミーア!

    (原題:MAMMA MIA!)
    【2008年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆)
    1999年に初公演が行われ、現在も世界各地でロングランしているミュージカル作品を、舞台演出や脚本を手掛けたスタッフで映画化。
    愛の女神アフロディテの泉の伝説が残る、ギリシャのリゾート地カロカ…

  6. こんばんは、とらねこさん♪
    物語にハマったというよりは、ABBAの曲が懐かしくてハマっちゃったクチです♪
    ああいう綺麗な景色を見てると、それだけで癒されますわん。

  7. 『マンマ・ミーア!』

    映画の日だった1日は仕事でミスを連発してしまったので、鬱々とした気分を発散させる意味でも楽しい映画でも観て、気分転換して帰ろうと思って、『マンマ・ミーア!』を新宿ピカデリーで観てきました。
    ここんところ、なかなか映画の日に映画を観れていない自分だったんで、…

  8. えへへ。これは…舞台版の方が断然面白かったです
    ABBAの曲から構成している以上、どうしても無理やりな
    部分は、もともとあるものの、何よりも映画版の違和感は、
    母親の歳がいきすぎていること(爆)
    かなり頑張ってくれてるのがかえって、おばあちゃん
    ハッスル!みたいに見えてしまう(汗)
    相手役の男性が皆、年下で、コリンとは15近く離れてる…
    いくら若作りしてくれても、さすがに厳しいものが合ったかと
    これって、若い頃にちょっとやんちゃして、父親が誰か
    分からない…っていうことなんだから、母親の現在の
    年齢は、本来40代半ば〜後半くらいの設定だと思うんですよ。
    娘がハタチで結婚なんて早い!っていってるので、
    もしメリルの歳だと、30代後半での子供ということに
    なっちゃって、流石にその歳で誰が父親かわからないってのは、
    ただのダラシナイ人になっちゃうぞ、と(笑)
    そして、その年代だと丁度ABBA世代になって、ターゲットも
    ピッタリ、青春が重なり合うんだと思うんですよね〜。

  9. まあ、これはノリを楽しむ映画ですからね。
    映画館によっては、観客も歌うことを前提で上映しているところもあるみたいですね。

  10. kiraさんへ
    こんにちは〜♪ちょっとお久しぶりです!
    アハハ、そうですか、世間の人はこれ絶賛しててTBコメントしずらいんですね(笑)
    私はまだほとんどの人の感想は読んでないんですが、私が読んだ一人、二人の人の意見は、どちらもいまいちだったんですよ。
    なるほど、ABBAの歌詞が50〜60歳の人向きじゃないんですね。
    ABBAの曲に思い入れが深い年代の人は、この映画を気に入るのかなー、と思ってたのですが、そうでもないんですね。
    確かに、生のミュージカル、舞台で見るのとは全然違うんでしょうね。

  11. ともやさんへ
    こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
    そうですね、すごく風景が綺麗でしたね!
    エーゲ海の青さと白い建物、もーこれだけでギリシャに行きたい!なんて思ってしまいました。

  12. ochiaiさんへ
    こんにちは〜♪コメントありがとうございました。
    へー、ochiaiさんはこちら、舞台も見に行かれたんですね!で、やっぱり舞台の方がずっと良かったですか!
    『ヘアスプレー』で舞台を見た人が、映画をそれほど楽しめなかったみたいなんですが、
    それと似たような感覚・・と言うわけでもなさそうですね。
    確かに、母親の年はだいぶいき過ぎてましたね。
    メリル・ストリープは、何でもすごくがんばる女優さんだなあ、といつもと同じように思うし、今回もすごく頑張ってる!とは分かるんですが、
    おっしゃる通り頑張りすぎに思えてしまったかなあ・・・
    本当、メリル・ストリープの実年齢を考えると、ochiaiさんの感想に激しく同感です!
    私も、ピアース・ブロスナンはまだしも、コリン・ファースに至っては「うーん・・」と唸ってしまいました。
    見た目も若く見えてしまって。
    高齢化社会だし、初老の女性が元気になれるような作品というのは、日本にはほとんどないから、その点ではすごくいいと思うんです。
    ただ、演出がちょっと好みじゃなかったんですよね。

  13. まりっぺさんへ
    こんにちは!コメントありがとうございました。
    そうですね、ノリ重視の作品でしたね。
    劇場で、カラオケみたいにみんなが合唱したら、とても素敵ですね。

  14. 映画『マンマ・ミーア!』(お薦め度★★)

    監督、フィリダ=ロイド。脚本、キャサリン=ジョンソン。原題『MAMMA MIA!

  15. 映画「マンマ・ミーア!」

    原題:Mamma Mia!
    そう、I have a dream.といってもキング牧師の演説ではない、ABBAの22曲のなかでもオープニングを飾る曲、映画の中のその夢は父親とのバージンロード??
    明日はソフィ(アマンダ・セイフライド)とスカイ(ドミニク・クーパー)の結婚式、シングル…

  16. 「マンマミーア!」

    ミュージカルは若い人だけのものじゃないと主張。「今週の20曲」の元になっている私的チャートを開始したのは1982年のこと。以来、2009年1月24日付のランクまで3,746曲がチャートインしているが、実はこの中にABBAは1曲も入っていない(1983年にソロでヒットを飛ばしたFRI…

  17. こんばんは〜!
    上手くABBAの曲を上手くはめ込んでいることに感心し、大して思い入れがないのにどこかで聴いたことがある曲ばかり、というのにヒットしてたんだなぁと「へ〜!」となってました。
    と、話とは全く関係ないところに気を取られていたんです。要は話が、何と言うか、私にはすっごく表面的というか、深まらない、というかで気が散りっぱなしだという印象のみが残ってしまったのは残念でした。
    楽しくて弾けているのだけれど、私もどうもそれに乗リ切れず・・・というか、段々退屈してきちゃって。
    だから、とらねこさんの記事、終始うん!うん!と頷きながら読みました〜

  18. すみませ〜ん!何でか2つコメント入ってしまいました最初の方は削除してくださいまし〜。

  19. rubiconeさんへ★
    おはようございます〜!コメントありがとうございました!
    むむっ、やっぱりrubiconeさんもコレ、ノリ切れず終いでしたか〜。
    私もそんな一人だったんですよ。
    確かにストーリーが浅い感じがしちゃいましたね。
    芸能人が自分たちだけで盛り上がってるカラオケ大会のイメージでしょうか。
    歌が下手でも構わずノリでイッちゃおう!ということなんでしょうが、
    むしろ問題は歌でもストーリーでもなかったところなんですよね。
    コメント一つ削除は了解しました。
    こちらこそご迷惑をおかけしました。

  20. マンマ・ミーア! を観ました。

    全編に流れるABBAの名曲…実は先々週に観たかったのですが…

  21. マンマ・ミーア!

                   
    2008年/イギリス・アメリカ/108分
    原題:Mamma Mia!
    監督:フィリダ・ロイド
    音楽:ベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルバース
    出演:メリル・ストリープ、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド、アマンダ・…

  22. 『マンマ・ミーア!』を観たよ。

     このテンションの高さを受け入れられるなら……。
    『マンマ・ミーア!』
    “MAMMA MIA!”
    2008年・イギリス&アメリカ・108分
    監督:フィリダ・??.

  23.  とらねこさん、こんばんは♪ トラバ、ありがとうございました!
    >何より、ここでのギャグセンスが、完全にノレなかったー。
     私も同じで、「自分とは、ちょっと相性のよくない作品かもなぁ」と思いながら観ていました。
     明るくてどたばたなストーリィそのものは、ハッピーな雰囲気満載で、楽しかったんですけどね(^^;)

  24. 香ん乃さんへ
    おはようございます!コメントありがとうございました。
    香ん乃さんも相性がイマイチな作品だったのですね。
    そうそう、いかにもハッピーな雰囲気満載でしたよね。
    中高年が元気になれる作品なんてなかなかないし、日本映画にはない雰囲気がいっぱいだから、
    “温情溢れる目”で見てあげないといけませんよね・・・★

  25. マンマ・ミーア!

    2008 アメリカ 洋画 演劇・ミュージカル コメディ
    作品のイメージ:笑える、癒される、スゴイ
    出演:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース
    ABBAのヒット・ナンバーのジュークボックス・コメディで、同名ミュージ…

  26. 「マンマ・ミーア!」

    ABBAの曲はやっぱり良いですね〜♪

  27. 「マンマ・ミーア!」(MAMMA MIA!)

    全世界で上演されている人気ミュージカルを映画化した「マンマ・ミーア!」(2008年、英米、フィリダ・ロイド監督、108分、ユニバーサル映画配給)。この映画は、ギリシャのリゾート地を舞台に、結婚式を目前に控えた娘とその母親を巡る騒動を、スウェーデン出身のポ…

  28. マンマ・ミーア!

    どんなことがあっても、笑っていよう。自分の人生がもっと好きになる。

  29. 『マンマ・ミーア!』’08・米

    あらすじエーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーのドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)。彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは内緒でドナの…

  30. マンマ・ミーア!

    MAMMA MIA!
    2008年:アメリカ
    監督:フィリダ・ロイド
    出演:メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライド、ピアース・ブロスナン、コリン・ファース、ステラン・スカルスガルド 、ドミニク・クーパー、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキー、クリステ…




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