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146●ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける橋

ブロードウェイ♪ブロードウェイこれまた心躍るドキュメンタリー!
ブロードウェイミュージカルの『コーラスライン』の再演のために集まったオーディション、のドキュメンタリー。
つまり『コーラスライン』の映画(もしくは舞台)を見た人には話が早いはず。
モノホンの『コーラスライン』てワケなのね!




作品紹介・・・
トニー賞9部門制覇、6137回の公演、664万人の観客動員、15年のロングラン記録。伝説のミュージカル「コーラスライン」16年ぶりの再演。ブロードウェイの頂点を目指し、8ヶ月におよぶ苛酷なオーディションを勝ち抜いていくダンサーたちの生の姿を追う。


監督は、ミュージカル「ヘアスプレー」でトニー賞を受賞、ドキュメンタリーを含む3本の映画を監督し、ブロードウェイとハリウッド双方で活躍するジェイムズ・D・スターン。共同監督にアダム・デル・デオ。ダンサーたちが抱える葛藤や熱き想い、選ぶ側であるスタッフたちの苦悩を、オーディションの進行に重ねて描き出し、まさに“生きたコーラスライン”といえる作品となった。(作品資料より)


『コーラスライン』の映画をご存知かな?’85年の映画なのだけれど、ミュージカル映画が好きな人には必ず知っている、それ以外の人にはそれほど興味のない分野かもしれない。
でも、今回のこのドキュメンタリーを見るにあたって、過去の作品についてよく知らなくても、十分に楽しめる映画になっているはず。


コーラスライン、群舞・・・。
「その他大勢」、本当は表舞台には立たないところのダンサーたちの物語。
まだスターになっていない、ダンサーにとってみれば、「自分たちの物語」だという。
元々のこのミュージカルを作るに至った、オリジナルの原案のマイケル・ベネットの当時の姿や、話は見え隠れするから余計、
ブロードウェイの舞台裏を見ているつもりになり、いつしかノセられてしまった。

華やかな世界の影での努力!
長すぎる、この8ヶ月というオーデョション。私だったら、考えただけで気が遠くなりそうだ・・・。
自分が振り落とされるかどうか分からない、明日をも知れないという状況の中で、逞しく生きていくダンサーたちの姿は、一瞬でもこうして映画のドキュメンタリーとして垣間見るだけで、強烈な印象を残した。


ここで踊るオーディションに来た人達の姿は、なんて眩しいんだろう。
みんないっぺんに踊る姿を見ればすぐに分かる。
当たり前かもしれないけれど、本当に皆とってもダンスが上手で。
プロを目指している人だから、当然なのだけれど。あんなにダンスが上手なのに、それだけじゃなく、歌も、演技力も、それから精神力も要求されるミュージカル・・・。


オーディションの風景は、見ていてとても圧倒されてしまった。
見ているこちらも、なんていう緊張感なんだろう。
こっちまで変なテンションになってしまって、胃が痛くなってきそうよ。


こうした世界に興味がない人にでも、きっと見てみれば強烈な印象を残すものになると思う。


たとえば、ピアノの発表会、就職の面接、なんでもいい。
自分を測りにかけられて、上から下まで舐め回されるようにじっくり観察され、
使えるのか使えないのか、一瞬で判断される。
こういう機会は誰しも一生に何度か経験することだよね。
で、このオーディションは、それを何と8ヶ月もかけて、ずっとやっていくってわけ。
見ている方は、気楽なもんですよ。見ているだけでいいんだから。
でもやってる方は、途方もない試練の連続だよね。
肉体的にも精神的にも、限界まで試されたことだろうと思う。


ああ、それにつけてもショービジネスという世界!
「ショウほど素敵な商売はない」?


とんでもない!私だったら、精神的にボロボロになっちゃうわ。


否が応にも面白く、そして無慈悲な世界。


一度でもダンスを習ったことのある人や、ミュージカルの好きな人には必見の作品だった。

ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢@映画生活

 

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コメント(7件)

  1. 『ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢』を観たよ。

    「オーラ」って、こんなにも、「見えるもの」なんだ。
    『ブロードウェイ♪ブロードウェイ/コーラスラインにかける夢』
    “EVERY LITTLE STEP”
    2008年…

  2.  とらねこさん、こんばんは♪
     本物ならではの緊張感に、ダイレクトに胸を打たれた作品でした。あの合格者たちの『コーラスライン』の舞台を観たくもなりました。
    >ここで踊るオーディションに来た人達の姿は、なんて眩しいんだろう。
     そうでしたね。華やかで素敵な人ばかりなのはもちろんなのですが、彼らが印象的なのは、確かで地道な努力に裏づけされた、モチベーションの高さが表ににじみ出ているからのようにも思えました。
     チャレンジし続けることの尊さと現実を垣間見ることができて、自分のためのパワー・チャージにもなった作品で、私的には今年のベスト10入り決定です。

  3. ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

    ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢(2008 アメリカ)
    原題   Every Little Step   
    監督   ジェームズ・D・スターン アダム・デル・デオ
    音楽   ジェーン・アントニア・コーニッシュ
          マービン・ハムリッシュ    …

  4. 香ん乃さんへ★
    おはよーございます♪コメントありがとうございました!
    おー!香ん乃さんのパワーチャージになったんですね、コレ!
    それは素敵です。
    本当、それぞれみんなが、志を高く持って、失敗を恐れず上を目指す姿、眩しく映ってしまいましたよね!
    私にとってこれは、作品そのものの持つ完成度より、そこに描かれた人々の熱情に打たれてしまった、って感じでした。
    彼らの成功も挫折も、ブロードウェイっていう舞台そのものの持つ吸引力の中に、含まれているんですね。
    陰で流される悔し涙も、この世界の輝きの理由なんだなあ‥
    スポットライトの当たる商売って、やっぱり並み大抵のものじゃないですよね!
    いやはや!

  5. 『ブロードウェイ♪ブロードウェイ??コーラスラインにかける夢??』

    躍動。感動。
    2006年に再演を果たしたブロードウェイ・ミュージカル「コーラスライン」のオーディションがドキュメンタリーになった。1975年から1990年まで、16年のロングラン公演記録を誇ったあの「コーラスライン」が帰って来た。??One!Singular sensation. Ev’ry litt…

  6. ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける橋

    ブログネタ:【すんも賞を狙え!!】今まで一番泣いた映画は?
    参加中
    トニー賞9部門制覇、6137回の公演、664万人の観客動員を記録する、
    1975年に初演されてから1990年までロングランされた
    ブロードウェイの大ヒット・ミュージカル「コーラスライン」。
    コーラ…

  7. ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢

    ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢’08:米
    ◆原題:EVERY LITTLE STEP ◆監督: ジェイムズ・D・スターン「アイム・ノット・ゼア」アダム・デル・デオ◆出演: 「コーラスライン」オリジナルキャスト&スタッフ 、 マイケル・ベネット…




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