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#124.アーサーとミニモイの不思議な国

アーサーとミニモイ子供向け映画っちゃー、子供向け映画なのかもね。
だけど、ファンタジーやら冒険やらに私は目がないので、ワクワクしっぱなしで、見入ってしまったな。

植物の緑とか、虫の声、風の音・・・
そういう自然の中の涼やかな心地よさ、ここら辺を感じ取れると、この映画はすごく楽しいと思う



ストーリー・・・
アーサー(フレディ・ハイモア)は冒険を夢見る10歳の少年。4年前に失踪した冒険家のおじいさんが残してくれた数々の書物を読みふけっては、見果てぬ世界に思いを馳せる毎日。そんなある日、家が立ち退きの危機にあることを知る。・・・

子供の頃、花や草木の中に、小さい人がいる、と私は思ってたんだ。
きっと、自分が知らないだけで、どっかにきっと居るんじゃないか、って。

物語の途中、優しいおばあさんが、いなくなったアーサーを、おうちの中から呼ぶ。
すると、体長2mmの、小さくなっちゃったアーサーが、おばあちゃんには知らないところで、命からがら、大冒険を繰り広げている。
ここがとっても、私は好きだったな。
大人には見えない世界で、子供たちが冒険の旅に出ているの。

本当は、パパもママも、おばあちゃんですら解決出来ない、現実のどうしようもない問題を、魔法の力を信じることによって、勇敢に戦うアーサー。
目に見えない世界を信じることが出来るのは、冒険の大好きだった、おじいちゃんの血筋だからなんだ。
そしてとっても賢くくて勇敢な、アーサー自身の力で、
ミニモイの世界では、美しい勇敢な男の子に変身する。
そして、背伸びをして、とってもキレイな(そして、やたらと強い)王女さまと冒険を繰り広げるんだ。

私は、こういう物語を面白くするのは、何よりも、想像力のスパイス、ってヤツだと思うんだ。
子供の頃、誰もが持ってたはずの、尽きせぬ想像力を、
大人になった今でも、どれっくらい覚えているかな。
それを思い出しながら映画を見ると、たぶんだけど、倍楽しい。
そういうのがファンタジー映画の楽しいところだと思うんだ。
やっぱり、この話も、自分が子供の頃、信じていた懐かしい想像力の世界を、まるで体現したかのようで、ワクワクするお話だった。

ただ難を言えば、ミニモイの映像が、CGパペットムービーということで、斬新なパペットっぽい動きを予想したのだけど、思ったより「パペットというよりCG」になっちゃってたのが残念だったけど。
だけど、少しだけキャラ的にとっつきが良くないように思える、ミニモイたちなんだけど、見ているうちにだんだんカワイく思えてくる特にセレニア姫がかわいい!

アーサーは、まるでスーパーサイヤ人みたいな髪型。
セレニア姫のツンデレぶりは、絶対あれ、リュック・ベッソンの好みだと思う(笑)

あと、ガチャガチャしてて楽しいんだけど、例えば、小さい人の世界の驚愕さを、もう少し感じれる映像にして欲しかったな。
自分が小さくなったことでとまどう、たとえば虫の触覚がとても大きかったりとか、ストローの船も、きっと中から見たらもっと、光に透けていたりするんじゃないのかな?とか。
お花の中で、花粉の黄色いのがポコポコしててカワイイんだけど、そういうのをもう少し、主人公が触覚で感じたり、楽しんだり、そういう子供ならではの「触ってるだけで何となく楽しい」みたいな、そういう映像がもう少し欲しかったんだよナ。

マックスのお店のバーで、レコードの上に乗りながら、アクションシーンが繰り広げられるところ、ああいうのはもう少し、迫力タップリに描かれた方が楽しかったんじゃないか、と思う。
分かりずらいんだけど、戦ってる動きと、周りの音楽とが、ちゃんと合ってるんだよね。そこがさすがのリュック・ベッソン。
実は『フィフス・エレメント』でも、戦闘シーンが、宇宙人の歌うオペラの音にぴったり合ってて、すっごく面白かったんだけど、それと同じで。こういうのって結構彼は得意なのかな?

ファンタジーが好きな人には、とっても楽しい映画。
声優陣もすごく良くてびっくり。私は吹替えの方で見たんだけど、戸田絵梨香、えなりかずき、Gacktなんか、みんな言われなくちゃ分からないくらい、とっても上手でビックリ!夏木マリも、ミア・ファローが喋ってるのだと錯覚してたくらいだし(?)。
ただ、せっかく、マックス(バーのオーナー)を、せっかくスヌープ・ドッグ(スヌープ・ドギー・ドッグ改め)が声の吹替えをやってるのに、それがタカアンドトシのタカってのがちょっと。、全然音感がない人で嫌だった。
吹替えの方は、マルタザール(Gackt)がデビッド・ボウイ、セレニア(戸田絵梨香)がマドンナ、ってのが要注目かな。

アーサーとミニモイの不思議な国@映画生活

「アーサーとミニモイの不思議な国(字幕版)」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

 

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コメント(57件)

  1. <アーサーとミニモイの不思議な国> 

    2006年 フランス 104分
    原題 Arthur et les Minimoys
    監督 リュック・ベッソン
    美術監督 パトリス・ガルシア  フィリップ・ルシエ
    CGI監督 ピエール・ブファン
    原作 リュック・ベッソン「アーサーとミニモイたち」
    原案 セリーヌ・ガルシア
    脚…

  2. 『アーサーとミニモイの不思議な国』 Arthur And The Minimoys

    いつも見慣れている庭の下には、あんな世界が広がっている!
    なんて想像しただけで、ワクワクする。
    そんなワクワクを裏切らない、実写とアニメの見事な融合。
    ただアニメーションが正直ちょっと可愛くなく。
    ハイモアくんも、実写ではあんなに可愛いのに、
    アニメ…

  3. アーサーとミニモイの不思議な国

    リュック・ベッソンが子供向けの映画を作ったのが
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    好奇心旺盛な10歳の少年アーサーは
    両親と離れ、祖母と暮らしているが、
    その屋敷は土地代未払いのため立ち退きを迫られている。
    そんなある日、アーサーは屋根裏で、
    4年前に突然疾走した冒険…

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