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#61.悪魔の沼

悪魔の沼東京では渋谷シアターNにて開催されていた、“Film by トビー・フーパー 悪魔のいけにえ&悪魔の沼”という企画。日程的には、3/17(土)〜4/13(金)までの日替わりロードショーでした。ところが、こちらはもう終わってしまったこの企画が、今度、大阪は梅田のPlanet Studyo+1という映画館にてやるそうなので、どうぞ、大阪近郊の方は、この機会に、是非とも、行ってみてくださいまし〜♪
こちらの日程は、続きから。




ちなみに、東京では、シアターNでは少々おなじみではありますが、この企画のコラボTシャツなんぞが、売られたりしてました。
悪魔のいけにえTシャツ


ハッハッハ♪この『悪魔のいけにえ』Tシャツ、さすがにとってもインパクトが大!
しかも5千円か・・・ちょっと高いな。でも、目立つのは間違いなしだぞう
でも、この映画館で売ってるTシャツって、どれも大体オリジナルのデザインなのかな?っていう、面白いものが多い。
(ちなみに余談ですが、去年は、『リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー!』のタンクトップを買った私でした)


その上、ここの映画館シアターNでは、この企画のための新聞がわざわざ2バージョン用意され、各キャストについての詳細な情報が記されていて、パンフなんて要らないぐらい。
なんだかとっても愛がこもっている。
そこが、いいのです


こちらの企画の、大阪Planet Studyo+1での日程は、以下の通り↓

※『悪魔のいけにえ』   5/5(土)〜5/8(月), 5/12(土)〜18(金)


※『悪魔の沼』       5/9(水)〜5/18(金)


以上
(この再発DVDのための公式ホームページは→コチラ)

是非とも、大阪近郊の方は、この二つの映画を見る、またとないこの機会に、行ってみてくださいな〜


『悪魔の沼』ストーリーは・・・
クララ(ロバータ・コリンズ)はミス・ハティ(キャロリン・ジョーンズ)の淫売宿を追い出され、スターライト・ホテルに部屋を取る。
崩れかかった建物のそばにある沼には、アフリカ産の鰐(「アリゲーターじゃなくて、クロコダイル!」)が棲息していた。
その上、ここの経営者、ジャッド(ネヴィル・ブランド)は、少々イカレた風貌の、不気味なオヤジで、遁世気味でもあり、嫌な人間を、殺して鰐のエサにしていたのだった。・・・


『悪魔のいけにえ』の日本公開は1975年、この『悪魔の沼』の方は1976年なので、まさに、『悪魔のいけにえ』の大ヒット(日本での興行収入は1億4千万円、それに比べて『〜沼』の方は、たったの3週間上映)の裏で、影に隠れてしまった存在だそうで。


その後のトビー・フーパー作品としては、『死霊伝説』以降は、『ファンハウス/惨劇の館』は’81年、『ポルターガイスト』が’82年、『スペースヴァンパイア』が’85年、『スペースインベーダー』が’86年と続くので、この辺りが彼の’80年代の黄金期、と言えそう。
つまり、この『悪魔の沼』は、この監督の’70年代のテイストの色濃く出ていた時期と言える作品のようで、『いけにえ』でも見られる、あの、怖い怖いストーリー、その中にして妙〜に重っ苦しい、あの独特の空気感が、何とも言えず漂ってくる作品となっているんだよね。


ブツクサ言いながら、殺人をするこのイカレ親父、もう何とも言えず、妙〜なドンヨリ感で大満足。
割とストーリー的には、骨子だけ聞けばありがちなこの殺人鬼の話を、ぐにゃり空気が曲がって、全てがオカシナ方向へ流れていく辺り、さすがです。
やっぱり、このありがちな話を、どっからどのように作家性が出ていて、どこら辺がこの人の特徴かー・・・
なんて事を考えながらついつい観てしまう私がいるんだけれど、それがもう、分からないのw


分からない、というより、どこをどう切り取ってもこの、トビー・フーパーの初期のイカレ印が、まごうかたなく押し印されている、と言いましょうか(笑)
小さくまとまることなく、外へと向かっていく、この纏まりの無さが、もう、たまりません。とにかく、イカレています。

変な訪問者はいっぱい来るし、尋ね人ということで、その父親(メル・ファーラー)も、やがては保安官(ステュアート・ホイットマン)も来る中、近くに住む、チンピラのバック(ロバート・イングランド)はやって来てHまでしやがって、こっちは殺しで忙しいのにと、大忙しのジャッド(ネヴィル・ブランド)。
とにかく、退屈せずに、次はどうなるのだろうと、楽しんで見れる作品。


初めの売春宿から来たクララ殺しが終わって、一組目の宿泊客が来た時に、カントリーが流れるのだけれど、これが実は皮肉な歌詞の内容になっていて、恐ろしい。
「もう今日は帰れない〜♪」なんていう楽しげな、カントリーの陽気な音楽が、やけに怖かった〜。


ロバート・イングランドというと、やはり『エルム街の悪夢』のフレディ役だけど。
このトビー・フーパーの初期作品において、なおかつ彼自身のキャリアにおいても、ほぼデビューと同時期の古い時代にコラボしていた、というのが、面白い限り。
ちなみに一番最近では、マスターズ・オブ・ホラー 『ダンス・オブ・ザ・デッド』でもトビー・フーパー監督と一緒だったのでした♪

悪魔の沼@映画生活
「悪魔の沼」の映画詳細、映画館情報はこちら >>


 

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コメント(12件)

  1.  こんばんは!
     「本棚バトン」仕上げましたのでご報告がてらやって来ました。でも本棚バトンにはコメントを残さずこちらに残します。
     だってこの記事だけ過疎してるから居心地が良いんだもん(笑)
     天下のレザボアcatsでもこの記事だけは何故かスルーされちゃっているようで。
     でもこの映画僕は昔ビデオで見ましたが、凄く面白いと思いましたよ。
     やっぱりペットにはちゃんと餌をあげなきゃいけないなと思いましたね。ワニでもヘビでもウサギちゃんでも!特にウサギちゃんは餌を忘れずに挙げないとヘソ曲げちゃいますからね。まぁ、そこがまた可愛いのですが(笑)
     ってことで酔っ払いの文章でした(笑)
     駄文、失礼。

  2. 蔵六さんへ
    こんばんは★コメントありがとうございます!
    おっ、本棚バトン、UPありがとうございました♪
    そして、過疎記事へのコメント、ありがとうございます!
    『悪魔のいけにえ』は基本だと思いますが、さすがにこれはいませんね〜。
    TB飛ばす相手も、飛ばしてくる相手も見つかりません(笑)
    蔵六さんとこって、大阪近いんですよね?どうですか、劇場鑑賞しに大阪行きませんか?
    こういう時って本当、TBのみでもありがたいな、なんて思っちゃうんですよね
    でも、DVD発売になったのだから、中には、少し遅れて見る人もきっといますよネ。
    >やっぱりペットにはちゃんと餌をあげなきゃいけないなと思いましたね
    って
    随分とザックリまとめて来ましたね(笑)
    ただ、サルは死んでても、あんまり気にしてないみたいでしたけど・・・w

  3. 生きるためには餌が必要

    71「悪魔の沼」(アメリカ)
     テキサス。青白い満月が浮かぶ夜。町の売春宿に身を寄せる家出娘のクララは、チンピラ男バックの乱暴なプレイを拒否して、宿の女経営者から追い出されてしまう。行く当てもない彼女は町外れの古びたモーテルに宿を取る。
     モーテルの主人…

  4. こちらの過疎記事にもお邪魔します。
    DVDの発売はまだでしたっけ? さすがに観ている人はまだ少ないんですな。
    この作品を先に観て、「悪魔のいけにえ」を観たんですが、こちらの方が私は好きでしたねぇ。中盤以降は一体どうなるのやら、目が離せませんでした。
    まあテイストは両作とも一緒ですが。
    そう言えば、この作品観ている途中で映写機故障があって、帰りに鑑賞券貰ったんです。それで「悪魔のいけにえ」観たんですが、そしたら新聞貰えなかったんですよ。だから手元には一部しかありません(泣)。

  5. CINECHANさんへ
    きゃ〜っやったあ
    過疎記事へコメント&TBありがとうございました!
    いやいや、DVDは発売されていると思うのですが、買った人っているのかなあ・・・余計なお世話ですが、心配になったりして(笑)
    そうですか、『悪魔のいけにえ』よりこちらの方がお好きでしたかぁ!
    まあ、『悪魔のいけにえ』は、基本ですからね〜♪
    で、この作品鑑賞時に、映写機の故障があったんですね。で、鑑賞チケットが余分に出た、ということなのですね。
    で、それで見たら、新聞がもらえなかった、とな!?
    なんてことでしょう!一言言えば絶対もらえたはずですよ。きっと、あれは、あそこでチケットを買って見る人のための限定盤だったのだと思いますが、文句言えばよかったのに〜。

  6. [email protected]かー。
    DVDは発売になってました。あっと、買ってはいませんよう(笑)。
    私が映画狂人生で最も怖いと思った最恐映画は『悪魔のいけにえ』です。リメイク『テキサス・チェーンソー』ではなくトビー・フーパー版オリジナルの方です。
    そんな私ですから、こちらも見てみたいです!
    ロバート・イングランドが出てるのぉ?彼の輝かしいホラー俳優人生はフレディから始まった訳ではないのですねぇ。ますます確認してみたくなりましたよん

  7. 隣の評論家さんへ
    こんばんは〜♪コメントありがとうございました!
    お返事が大変遅くなってしまって、すみませんでした。
    となひょうさんにとっての最終絶叫映画は、『悪魔のいけにえ』でしたか♪
    そうなんですよね、やはり、この映画は、元祖ですよね。
    それなのに、この圧倒的な個性、本当にすごいなあ、と思いますよね。
    そうなんですよ〜!ロバート・イングランドが出てるのですぅぅ!!
    嬉しいな、となひょうさんがここに釣られてくれて♪
    フレディ・・『ジェイソンvsフレディ』でも、圧倒的なまでにフレディの面白さを感じましたよね、もう、この人の演技は特別なんですよね、今現在。うん。
    となひょうさんは、『〜沼』、買っちゃうのでしょうか♪
    見たら、感想聞かせてくださいね〜^^

  8. 悪魔の沼

    トビー・フーバーの名を知っていて、なおかつB級ホラーを微笑ましく楽しむことができる大人で、オマケとしていうなら70年代アメリカンミュージック好きな人向けw
    悪魔の沼 デラックス・エディションposted with amazlet on

  9. 金沢映画祭

     トビー・フーパー特集「アメリカの闇」

  10. 映画「悪魔の沼」

    ■邦題:悪魔の沼
    ■原題:DEATH TRAP
    ■上映時間:90分
    ■製作国:アメリカ
    ■ジャンル:ホラー
    ■配給:日本ヘラルド映画
    ■公開:1976/12
    あまりに異様な大虐殺!
    あまりに凄まじいその手口!
    恐怖と絶叫の連続にあなたは見る-
    地獄の底の、本当の地獄を…

  11. 怪人ネヴィル・ブランド先生ですね。
    先生の作品で、「マッド・ボンバー」という大傑作があるのですが、レンタルで見かけたことがありません。

    買わざるを得ないか。

    「悪魔の沼」も見かけませんね。残念です。

  12. バラサ☆バラサさんへ

    こちらにもありがとうございます〜♪
    わあ、ここすごい久しぶりです!ここに反応してくれるなんて、なんか嬉しいなあ。ぷぷ
    バラサ☆バラサさんは、ネヴィル・ブランド一押しなんですね!マッド・ボンバー見たことないです!大傑作なんですか?買ったら貸して欲しいなあ。。悪魔の沼もそうですね、これ到底DVD化されそうにないですね…。こういうのやってくれるところが、シアターNのいいところですよねえ♪やっぱり、もう少し通わなくっちゃだわー。




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