64.極道恐怖大劇場 牛頭
- 2006年07月25日 0:24
- 三池崇史(今月の三池さん), 映画, 映画:とらねこ’s favorite
←このポスター、内容とゼンっゼン、違います
・・・と、言う事をまず、お断りしておきたい。
三池さんってば、
日本一のおバカ映画
でも、作りた〜い
とか思っちゃったんですかね・・・????
エエエ〜っとぉ、本当にまず、どこからコレ、ツッコんでいいのか?
・・・が、まず、分からない。どっから手をつけるべきか・・・とほほ
正直、内容を説明していく内に、調子に乗って、このおバカっぷりを、さんざっぱら挙げ連ねてしまいそうだ。でも、今回は、気合の入ったネタバレなしで、この作品の魅力を伝えるつもりです!!
・・・すごい、この徹底した、どえりゃ〜バカぶり・・・もう、うんこです。
まず最初に尾崎役の哀川翔が、こう言います。
「これから俺が言うことは全部冗談です。気にしないで下さい」と。
これはおそらく、三池さんの気持ちを代弁しています、この映画全て冗談です、と言っている。なぜなら、その後の尾崎は全てマジだからです。
でもマジなのか、冗談なのかが一瞬判断がつかず、めちゃ怖い感じです(笑)
あ、ところでさぁ・・・そもそも、この“続きを読む”を、誰かクリックしてくださったんでしょうか?不安です。自信ないです。
でも、ただこの映画、本当に凄い、悶絶オールスターキャスト!!
・・・哀川翔、火野正平、石橋蓮司、曽根英樹、吉野きみ佳、長門裕之、遠藤憲一、木村進、間寛平、加藤雅也、丹波哲郎、佐藤佐吉(『キル・ビル』、『殺し屋1』←なんでこれだけ言う・笑)他・・・
ストーリーは・・・。
ヤクザ、地廻組組員連中が勢ぞろいしてガン首揃えている時に、尾崎(哀川翔)が、組長(石橋蓮司)に向かって、「あれは、ヤクザを殺すために使わされたヤクザ犬だ」と言う。
見ると、喫茶店のガラスの向こうに、パピオンだかチワワだか(ごめん、分かりません)を抱えているご婦人が見えた。ちっちゃくて白い、「ど〜する?アイフル
」みたいな、かわいい犬だ。
組長は、「・・・そ、そうか、気をつけなくちゃな」と言い、その場を濁そうとしたところ、「いや、このままにはしておけませんぜ」と言い放つと途端、外まで飛び出して行って、犬をめった打ちにして、殺してしまう。
さすがに行き過ぎで、ヤクザもシーン・・・だ。どうやら、尾崎は狂っているらしい。
また途中、移動中に、後続車の(どっから見ても普通の)乗用車が来るが、それも「ヤクザを殺す目的の、“ヤクザカー”だ」と言う。だが乗ってるのは、普通のオバチャンだ・・・。
そんな尾崎の姿は、極端なまでに死と隣合わせの毎日を送ったが、最近は、小企業なみに力が萎んでしまった、この組において・・・。
ヤクザのサガが、行き場を無くして自己矛盾に陥る・・・言ってみれば、水車を敵に見立て猛進を続ける、『ドン・キホーテ』のような、男らしさと目的意識が絡み合わなくなってゆく、そんな男の姿かな・・・そういう映画なのかな・・・
と、私は思った。(ここまで聞くと、良さそうじゃない?)
んだが〜、ゼンゼン違っていた!!
そうこうする内、移動中に、ヤクザの下っ端、南(曽根英樹)は、車の事故で尾崎を死なせてしまう。困った南は電話をしようとしたが、田んぼの真ん中で携帯が圏外だったため、名古屋に入るとすぐ、公衆電話をかけようと喫茶店に入る。
ここの喫茶店では、コーヒーを頼んだのに,コーヒーと茶碗蒸しが出てくる。
店員も、女装のオカマがズラっと接客モードだ。
客は、間寛平に木村進・・・ワケのわからん会話が、まるで不条理マンガのように繰り広げられていた。・・・その上、死んだはずの尾崎の死体もどこかに消えてしまっていた。
そう、ここ、尾張名古屋は、なんともヘンテコリンな世界だった・・・。
以降、本当に描写出来ないほど(この私が)、トンデモワールドの連続です・・・。
一発ギャグの大放出というか、エログロ・キテレツ、本当にまぁ、よくぞこんだけの役者集めて「こんなん作りましたけど」って、
どの面下げて言っちゃってんでしょうねぇ・・・
ちなみに三池崇史監督、この年、TIME誌に載ったらしいですよww
「ハリウッド以外の注目監督10人」の中に、日本人で堂々一人だけ、ジョン・ウーや、アッバス・キアロスタミと並び選出された、なんて・・・
うっひゃ〜、その年にコレですかい
さ〜世界に、なんて言い訳しようか、三池さん!
そしてこの作品、なんとカンヌに出展されて“賛否両論”だったとか。
日本でも公開見送り、ビデオ/DVDリリースのみ。
そんな訳で、劇場予告も一応作ったんですね。
「MIIKE TAKASHI’S YAKUZA HORROR MOVIE THEATER」
って、まんま「ロッキー・ホラー・ショー」パクリな、文字ロゴ(笑)
・・・それに、“ヤクザホラー”と名打って、“ヤクザもの”でも“ホラー”でもなく(ええ、ええ、私ゃ認めませんよぉ〜)、
“お笑い”一直線でした。
そしてまた、最後に、歌で笑かす。
この歌、三池さんの作詞です・・・アホだ〜。
・・・是非是非、「生まれちゃってごめんなさい」の意味を、ご体験下さい。