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66.フェノミナ

フェノミナ’84年、ダリオ・アルジェント監督、ジェニファー・コネリー主演。
蟲系アイドルホラー??(←カテゴリで言うなら)

現在ポール・ベタニーとの間に二児をもうけたジェニファー、当時14歳。かなりの体当たり演技です。

 

 



アメリカより、ペンシルバニアの「リヒャルト・ワーグナー女子校」という、名門の私立学校にに転入してきたジェニファー(ジェニファー・コネリー)。ジェニファーは、父親が著名人であるが、虫の好きな少女で、夢遊病の気があった。
おりしも連続殺人事件が起こっており、夢遊病の彼女は犯行現場に遭遇してしまう。だが偶然知り合った昆虫学者のマクレガーと共に、彼女の持つ、昆虫に対するテレパシー能力を使って、事件解決に乗り出す。

彼女の相棒は、“サルコファルゴス”という、別名、“墓場に棲む虫”だ。
幼虫の時期には、人間の死体だけを喰らい、どんなに離れた場所に死体があろうと、必ず見つけ出すという。
成長すると、見かけはハチのようにもみえる。
昆虫学者マクレガーによると、昆虫は、テレパシー能力を持っているという。人間のように言葉を話さずとも、仲間とテレパシーによって意志疎通を図っている。この昆虫とテレパシーを交わすことができる彼女は、寮生にいじめられると、大量の虫がどこからかやって来て、この建物全体を取り囲む、などということもあった・・・。

英語・仏語・独語・伊語の4ヶ国語を話すというジェニファーが、この映画ではイタリア語を話している。私は『ビューティフル・マインド』しか見たことなかったので、びっくりしてしまった。
この映画、“虫がたくさん出てくる”ということで、借りてみました。
おぞましい描写がたくさんあるかと思いきや、今の我々には、それほどエグさを強調しているように感じられず。どちらかと言うと、’80年代のクラシックホラーって、こんな風だったのね・・・へぇぇ・・・と、なんだか興味を持って見てしまいました。

ただ、時代を感じさせる音楽の使い方が、かなりビックリ。じっとり・じわじわ恐怖感を高めるべきシーンで、いきなり’80年代ヘビメタが!
しかもアイアン・メイデン!!グハー!・・・びっくりしたぁ。
それも、彼女が夢遊病で歩き出す、冒頭に近いシーンですよ。
何の前触れもなく、アイアンメイデンのギターの前奏がイキナリ始まるワケです。
そしてAメロが始まる頃にはもうすでに、ノリノリのヘビメタの演奏に乗って、走り回るジェニファー。
なので、怖い!とか恐怖!というより、載せられたジェットコースターが着地するのを、ただ待つだけ、という気持ちになるのよね(・・;)

話自体も、、ミステリの要素が絡んでいて。サルコファルゴスが科学的にも、死体の場所を感知できるテレパシー能力がある、など、ストーリーとしてもちゃんと整合性を持つ(ような気がする)ホラー(珍しく)であるだけに、変な落ち着かない音楽の使い方がもったいない感じ。
他にも、motorheadがかかったりします。これって、この時代には普通だったのかなぁ?

でも、最後、殺人鬼の異様な面相は、インパクトがあって、とても素晴らしかった!!やはり、この作品は、ホラーの知られざる名作、と、納得がいった。

楳図かずおとか、お茶漬け海苔の登場人物ように、なんだかチープな“惨劇の館”に棲む、怪人の正体・・・。
期待して見ていなかっただけに、最後に登場した時は、かなりワクワクさせられた!
:::::::::この先、ネタバレ:::::::

 

 

でも、ラストの辺りは、『フレディvsジェイソン』。こちらの元ネタだったんですね!

チャッキーも彷彿とさせるし・・・おそらく、この作品が、ホラー界に与えた影響は十二分にあったのであろう、と思わせられました。

それから、死体の蛆とヘドロにまみれたジェニファーには・・・私、嘔吐をもよおしました・・・。オエエエエ〜〜〜〜
蛆でごちゃごちゃいっぱいの浴槽の中で、溺れそうになるジェニファー。鼻とか、口の中に蛆がごちゃごちゃ入ってしまったら・・・と思うと、ゲロが出そうに・・・
オエ〜オエ〜しかも、かなり長い。蛆でつるつる滑って、蛆風呂からなかなか脱出できないのです。大変そう・・・気持ち悪いよぉぉぉ(泣)
ご飯食べながらは見ないでね!!(>_<。)

ところで、虫って、ほんとにテレパシー能力あると思いませんか?
蚊やハエなんかも、近くにいても、「もういいや。」と思って放置している時は、そこら辺を安心して飛び回っていますが、殺そうと思って、探し回ると、途端に焦ってどこかに消えるんですよね。
それも結構微妙というか、本気で殺す気になった瞬間に、気づくらしくて、適当に殺そうとしている時は、案外こちらをナメているような気がする。
そんなことないですか?
私は絶対、虫はテレパシー伝わってると思いますねぇ。
蜂って、蜂を殺した人間には襲ってくるといいますが、蜂どうしで、「アイツダ、イケエ」と言い合っているのでしょうね。
きっと死ぬ間際に、殺された蜂が、「コ、コイツニヤラレタ・・・ミンナ、オボエテオイテクレ・・・」と、臨終の一言を残すのかもしれない。ナンテ。

 

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コメント(16件)

  1. こんばんは!
    はじめまして!ジュンさんところから来ました!
    フェノミナ・・・懐かしい・・。
    かなり前に見ましたよ!
    小学生のころでしょうか?ジェニファー・コネリーは憧れでしたね!!
    音楽がすごい好きでした!
    たまに来ます!!

  2. こんばんわです♪
    「フェノミナ」懐かしいですねぇ
    ダリオ・アルジェント作品って割りとメタル系の
    音楽が使われているような気がします
    (記憶違いかもしれないけど・・・)
    ところで
    とらねこさんはヘヴィ・メタ・ファンなんですか?
    アイアン・メイデンを知っているのにはチョイ驚き!
    というのもボクが高校生の頃
    メイデンやらツェッペリンやらをコピーしていたということと
    世間一般ではあまり認知が低いバンド名なもんですから(笑)
    なんか楽器やっていたんですか?
    ちなみにボクはギターです

  3. こんばんは!コメントありがとうございました。
    ジェニファー・コネリーはかなりの体当たり演技ですね〜。あのウジプールは今の彼女なら絶対にやらないでしょう(笑)
    ダリオ・アルジェント作品はどれも異様なかんじですが、この作品もかなりイっちゃってますね。好みが別れるところですが、私はかなり好きです(笑)

  4. Fさんへ
    初めまして!コメントありがとうございます!
    ジュンさんのとこから来てくださった方は、初めてです〜
    これ、小学生の時に見たんですか??
    トラウマになってませんか?
    大丈夫かなぁ。心配だ〜・・・。
    でも、音楽が好きだったんですね。ヘビメタですけど(笑)
    私も遊びに行きますね〜ありがとうございました。

  5. サイ5150さんへ
    ひさしぶりです!コメント有難うございます!
    HMは、とりあえず一通り分かりますよー。
    私の場合はもう少し後の、METTALICA,MEGADEATH,ANTHRAX,S.O.D.,とか・・でも、とりあえず、大体は聞きましたよー。’90年代は網羅です!でもって、Zeppelin大好きです!
    ギタリストだったんですね!いいなあ、black dogを弾いて欲しい〜。私もジミヘンに憧れてギター教室(ブッ!)に通いました。
    この映画、今見ると確かに変ちくりんで奇妙ですよね。あらすじ書いてて困りましたが、私もこれは傑作だと思います。

  6. baohさんへ
    コメントありがとうございます!
    確かに(笑)あのウジプール、今のアカデミー受賞した彼女とは思えませんでしたね!
    この作品は、おかしい作品ですが、これ結構抑えておかなければいけない傑作ですね
    ところで、プロフの写真は、ご本人でしょうか?
    Avrilじゃないですよね??

  7. フェノミナ

    ジェニファーコネリー目当て。
    前回は、ラビリンス 魔王の迷宮で失敗。
    ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ当時の彼女が観たくて、84年作の本作を選んでみたというわけ。

  8. 二度目のこんばんは
    すみません、アヴリルです(笑)別にファンでも無いんですけど何となく・・・気分次第でしょっちゅう変わります(笑)ちなみに前はシュワ知事でした

  9. baohさんへ
    こちらこそ、二度目に来てくださり、ありがとうございます
    あ、そか、やっぱAvrilでしたね。そっくりさんかと思いました
    で、baohさんて、荒木飛呂彦ファン?『バオー来訪者』のバオーから、ハンドルネーム、取ったわけじゃあ、ないですよね?
    (なーんて言ったら、明日も3度目、来てくれるかしらなんつって・笑)

  10. こんばんは3部作〜完結編〜
    というわけでこんばんは(笑)
    ヲヲー!まさかこの名前に反応してくれる方がいらっしゃるとは!そうです、バオー来訪者です。荒木ファンです(爆)女性でバオーわかる方ってなかなかいませんよ。とらねこさん、マニアですね(違)
    バオーに反応されてちょっとテンションがおかしいコメントになってしまいましてすみません。今後ともよろしくおねがいします(笑)

  11. baohさんへ
    ヨコからすいません
    ボクもなにげに『バオー来訪者』から取ったのかなぁなんて思ってました
    そういうボクも荒木飛呂彦ファン♪
    『魔少年ビーティ』から虜です
    とらねこさんへ
    ツェッペリンですが「ロックン・ロール」「天国への階段」「ブラック・ドッグ」に始まり
    「コミュニケーション・ブレイクダウン」「幻惑されて」「ハートブレイカー」「モビー・ディック」「移民の歌」なんかバンドでコピってました
    あとは「永遠の歌」「レイン・ソング」「タンジェリン」「アキレス最後の戦い」など耳コピしてましたね〜♪
    懐かしいなー

  12. baohさんへ
    おーやはり、「バオー来訪者」でしたか。↑のコメントで、サイ5150さんもおっしゃっている、「魔少年ビーティー」も、バオーも、ジョジョも、全部持っています
    でも、二部の波紋からではなく、三部のスタンドから入ったので、マニアとは呼べません。
    今のジョジョの続編は、3冊くらいしか持っていませんが。バオーも面白いですよね!ジョジョって、バンド名を敵キャラにつけたり、ギリシャ神話や映画を使ったりするところが好きなんです。

  13. サイ5150さんへ
    おお!!ここにも偶然、荒木飛呂彦ファンが!
    嬉しいですね!こうして、何故か集まると!
    魔少年ビーティーの頃からなんて、すごいなあ!
    ↑のコメで言ったように、私はジョジョの3部からなんで・・・。
    「移民の歌」ってimmigrant songsですか!!
    「あああ〜〜〜〜〜ああ!!
    って、やっぱりインディアン入ってギター弾いたりするのでしょうか(そうでないと、この歌って、弾けなそうです(爆)
    しかし、ツェッペリンて、カウント取るの難しいですよね、タイミングで全てまかなわなければいけないし。でも、ツェッペリン弾けるなんて、すごい羨ましいです。それだけで惚れそう・・・!(モテたでしょー)

  14.  ジェニファー・コネリーは本当に美少女でダリオ・アルジェントはそっちの趣味なんじゃないのかと勘ぐりたくなってしまいますね。
    22年ほど前に見に行ったんですが「見なきゃ良かった」でした。
    蛆はキモイし、奇形殺人子供はもっとおぞましい。
    救いはジェニファーの美少女っぷりと学校教師役で出ていた「悪魔のはらわた」の girlmonster 役の美人さんです。
    この人、すごく背が高くて(たぶん177cmぐらい)本当に年を取らなくて現在、相当年のはずですが、本人のHPによると今でもモデル級の美人です。
    ちなみに私も年を取るのは遅くて、実年齢より15も若くみられます。(残念ながらイケメンでわないですが。)

  15. わいさんへ
    こちらにもコメントありがとうございます♪
    ジェニファー・コネリー、この頃は出始めで若かったですね〜。
    あれ、これわいさんのようなゾンビ有段者にとっても、おぞましい作品でしたか☆
    それは、素敵な褒め言葉・・カナ・・・?
    悪魔のはらわたの美人さん、そんなに綺麗な人なんですね〜。年を取らないのっていいですよね。
    ジェニファー・コネリーも、最近だと『ブラッド・ダイヤモンド』や『リトル・チルドレン』で見ましたが、やっぱりまだ若く見えるんですよね。
    で、わいさんは15も若く見えるんですか〜!いいな☆
    イケメンでも老けるよりは、若い方がいいですね、きっと!ガハハハハ
    私は。。。ウーン、以前は結構若く見えたんですが、最近はどうだろ〜。
    あ、でもつい最近、「年齢不詳」とは言われました

  16. フェノミナ

    『フェノミナ』
     PHENOMENA
    【製作年度】1984年
    【製作国】イタリア
    【監督】ダリオ・アルジェント
    【出演】ジェニファー・コネリー/ダリ…




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