66.フェノミナ
- 2006年07月31日 20:47
- 映画, 映画:ホラー・スプラッタ
’84年、ダリオ・アルジェント監督、ジェニファー・コネリー主演。
蟲系アイドルホラー??(←カテゴリで言うなら)
現在ポール・ベタニーとの間に二児をもうけたジェニファー、当時14歳。かなりの体当たり演技です。
アメリカより、ペンシルバニアの「リヒャルト・ワーグナー女子校」という、名門の私立学校にに転入してきたジェニファー(ジェニファー・コネリー)。ジェニファーは、父親が著名人であるが、虫の好きな少女で、夢遊病の気があった。
おりしも連続殺人事件が起こっており、夢遊病の彼女は犯行現場に遭遇してしまう。だが偶然知り合った昆虫学者のマクレガーと共に、彼女の持つ、昆虫に対するテレパシー能力を使って、事件解決に乗り出す。
彼女の相棒は、“サルコファルゴス”という、別名、“墓場に棲む虫”だ。
幼虫の時期には、人間の死体だけを喰らい、どんなに離れた場所に死体があろうと、必ず見つけ出すという。
成長すると、見かけはハチのようにもみえる。
昆虫学者マクレガーによると、昆虫は、テレパシー能力を持っているという。人間のように言葉を話さずとも、仲間とテレパシーによって意志疎通を図っている。この昆虫とテレパシーを交わすことができる彼女は、寮生にいじめられると、大量の虫がどこからかやって来て、この建物全体を取り囲む、などということもあった・・・。
英語・仏語・独語・伊語の4ヶ国語を話すというジェニファーが、この映画ではイタリア語を話している。私は『ビューティフル・マインド』しか見たことなかったので、びっくりしてしまった。
この映画、“虫がたくさん出てくる”ということで、借りてみました。
おぞましい描写がたくさんあるかと思いきや、今の我々には、それほどエグさを強調しているように感じられず。どちらかと言うと、’80年代のクラシックホラーって、こんな風だったのね・・・へぇぇ・・・と、なんだか興味を持って見てしまいました。
ただ、時代を感じさせる音楽の使い方が、かなりビックリ。じっとり・じわじわ恐怖感を高めるべきシーンで、いきなり’80年代ヘビメタが!
しかもアイアン・メイデン!!グハー!・・・びっくりしたぁ。
それも、彼女が夢遊病で歩き出す、冒頭に近いシーンですよ。
何の前触れもなく、アイアンメイデンのギターの前奏がイキナリ始まるワケです。
そしてAメロが始まる頃にはもうすでに、ノリノリのヘビメタの演奏に乗って、走り回るジェニファー。
なので、怖い!とか恐怖!というより、載せられたジェットコースターが着地するのを、ただ待つだけ、という気持ちになるのよね(・・;)
話自体も、、ミステリの要素が絡んでいて。サルコファルゴスが科学的にも、死体の場所を感知できるテレパシー能力がある、など、ストーリーとしてもちゃんと整合性を持つ(ような気がする)ホラー(珍しく)であるだけに、変な落ち着かない音楽の使い方がもったいない感じ。
他にも、motorheadがかかったりします。これって、この時代には普通だったのかなぁ?
でも、最後、殺人鬼の異様な面相は、インパクトがあって、とても素晴らしかった!!やはり、この作品は、ホラーの知られざる名作、と、納得がいった。
楳図かずおとか、お茶漬け海苔の登場人物ように、なんだかチープな“惨劇の館”に棲む、怪人の正体・・・。
期待して見ていなかっただけに、最後に登場した時は、かなりワクワクさせられた!
:::::::::この先、ネタバレ:::::::
でも、ラストの辺りは、『フレディvsジェイソン』。こちらの元ネタだったんですね!
チャッキーも彷彿とさせるし・・・おそらく、この作品が、ホラー界に与えた影響は十二分にあったのであろう、と思わせられました。
それから、死体の蛆とヘドロにまみれたジェニファーには・・・私、嘔吐をもよおしました・・・。オエエエエ〜〜〜〜
蛆でごちゃごちゃいっぱいの浴槽の中で、溺れそうになるジェニファー。鼻とか、口の中に蛆がごちゃごちゃ入ってしまったら・・・と思うと、ゲロが出そうに・・・
オエ〜オエ〜
しかも、かなり長い。蛆でつるつる滑って、蛆風呂からなかなか脱出できないのです。大変そう・・・気持ち悪いよぉぉぉ(泣)
ご飯食べながらは見ないでね!!(>_<。)
ところで、虫って、ほんとにテレパシー能力あると思いませんか?
蚊やハエなんかも、近くにいても、「もういいや。」と思って放置している時は、そこら辺を安心して飛び回っていますが、殺そうと思って、探し回ると、途端に焦ってどこかに消えるんですよね。
それも結構微妙というか、本気で殺す気になった瞬間に、気づくらしくて、適当に殺そうとしている時は、案外こちらをナメているような気がする。
そんなことないですか?
私は絶対、虫はテレパシー伝わってると思いますねぇ。
蜂って、蜂を殺した人間には襲ってくるといいますが、蜂どうしで、「アイツダ、イケエ」と言い合っているのでしょうね。
きっと死ぬ間際に、殺された蜂が、「コ、コイツニヤラレタ・・・ミンナ、オボエテオイテクレ・・・」と、臨終の一言を残すのかもしれない。ナンテ。