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29.マーサ・ミーツ・ボーイズ

マーサ・ミーツ・ボーイズ ジャンルで言えば、ラブストーリー・・・になるんだと思うが、設定や、話の進め方等、全く退屈する事なく、一気に最後まで楽しめる、良質の作品。


“勘違い”や、キャラクターそれぞれの思惑、それらをうまく描きながら、クライマックスで一気にその“勘違い”をほどいて見せる。
・・・これをイギリスの古典的なコメディの手法とすれば、シェイクスピア(たとえば『十二夜』)の時代から続く、伝統を手堅く踏破した喜劇作品と言えるんじゃないか。


優秀ですなあ。と、言いたくなってしまうような、見事な脚本でした。
最初の1シーンで、精神科医のところに、主人公ローレンス(ジョセフ・ファインズ)が、意を決して、訪ねて行く。
この精神科医に悩みを相談する、という形で、その内容に沿って話が進んで行く設定になっているのだが・・・ところが、話の終盤でようやく気付くのだけれども、実はこの人、精神科医ではなくて、建設業の、ただのオッサンだったのれす(精神科医は隣りのお家)。


そんな風に、全体としても、大包みに“勘違いの喜劇”ぶりをひっくるめている。
そんなウィットに富んでいるところがまた良いのですね♪


ストーリーは、三人の親友の男達が、三日間と言う、限られた時間の中で、三人三様、別々に、マーサという女性に会う。
そしてそれぞれ、マーサに恋をして(一人、フランクは本気の恋と言うより、友達をやり込めたいがため、という理由があるけれど)・・・こういう「ありえないだろ〜」という設定にもかかわらず、自然に上手に描いているのが、もうワクワクするくらい好き♪


 細かいところは、言ってしまうのはもったいないので言わないけれど・・・三人がそれぞれの視点で描かれていて、たとえばフランクがローレンスに電話したり、三人が食事をしたり・・・と言った繋がりのある場面では、後に別の人物の視点からも描かれている。


3人目のローレンスの視点から描かれた時に、全体像が把握できるようになっていて、観ている観客としては、分かっていながらも、そのシーンをもう一度楽しむ、と言った具合。


 この、主人公ローレンス役のジョセフ・ファインズが、私、好きでさぁ。
この人のまっすぐの目線は・・・耐えられません、私。なんか、エロいんだよな〜。


好みかどうかは分からんのだけど、確かにハンサムではあるんだけど、なんかこの人に、私無性に弱いんですわ☆
『恋に落ちたシェイクスピア』以来、好きで。『スターリングラード』の卑怯な男の役を演った時は、眼鏡をかけてたからね。


眼鏡をかけてたら、この人の“ゾクッとする程の目力”は、発揮されませんからね。うんありゃ、ジュード・ロウを前面に押し出すための、策だったんスよ〜。
あとね、『キリング・ミー・ソフトリー』。
あんなしょーもない、エロ映画(そしてお粗末なサスペンスぶり!ぷぷ〜)を、あれだけヨダレを垂らしながら見れたのは、も〜、ひとえに、この人のおかげなんだからぁ〜。
↑この映画は、1.『ナインハーフ』は、傑作だと思っている。
2.我こそM!!
3.雪山のキャビンでメチャメチャ〇×しまくりたい。(!)
4.初めて会った人に一目惚れしてそのまま、最後まで行ってみたい。(!!)
5.上記以外だけど、普通にジョセフ・ファインズが好き。


 と、言う人は、是非観てね。ぜって〜楽しいから!!
余計な話に夢中になっちゃった(+_+)
ついつい、ジョセフ・ファインズには熱く、暑苦しく、なってしまうのです私(-_-#)
ごめんなさい。


 

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コメント(2件)

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