rss twitter fb hatena gplus

*

ジャスティス

ジャスティスアイリッシュの暴れん坊☆コリン・ファレルの、ブレイク直前の頃の、硬派な男映画。


グレゴリー・ホブリット監督作品。


こんなに前面い出ているブルース・ウィリスですが、彼は実は脇役。




1944年、厳冬のドイツ捕虜収容所。アメリカ人2等軍曹の他殺死体が発見され、アメリカの黒人少尉が犯人として逮捕される。
捕虜のリーダー格・マクナマラ大佐はイエール大学で法律を学んだハート中尉を弁護士に指名し、ナチスに対して裁判の開催を要求。


こうしてナチスが陪審員を務める茶番の軍事法廷が行われる。
マクナマラと対立し孤立無援のハートは、黒人少尉の無実を信じて調査を進めるうち、裁判を隠れ蓑にした脱走計画の存在を知り…。

いや、結構オススメの秀作ですよ。
戦争映画と思いきや、殺人事件が捕虜の収容所内にて勃発し、真相が暴かれる中で、また別の秘密計画が分かり‥といった具合。


意外な展開がまた別の展開を呼ぶ、その丁寧な描く手腕は、なかなかの職人ワザ。
濡れ衣を着せられた黒人パイロットが、自分の死刑執行の前に、自己犠牲を選んだのも“誇り”のためなら‥ 。


その姿に突き動かされて、始めはナチに対し、祖国を裏切った、ボンボンの若造・ロースクール在学中の新米士官も、「この男だけは助けよう」と、自己犠牲を厭わぬ姿勢を見せるのも、自分の存在証明としての“誇り”から。


・・・そして、またそんな若造の、死を覚悟した一言を耳にして、“本当の正義”を一度は見失った、根っからの軍人、マクナマラ大佐も、自己犠牲をとうとう遂げる決意をする‥。


最初の“敬礼”のシーンが最後でもう一度使われてるんだけど、コレがまた効を奏しているんだな‥。


最初の敬礼と最後の敬礼では、重みがまるで違うんだけどね。

男の生き様!!ですよ〜。かなりいいです★★★★


 

2006/04/08 | 映画, :戦争

関連記事

『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...
記事を読む

『エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に』 アメリカ亜流派のレイドバック主義

80年代の映画を見るなら、私は断然アメリカ映画派だ。 日本の80年代の...
記事を読む

『湯を沸かすほどの熱い愛』 生の精算と最後に残るもの

一言で言えば、宮沢りえの存在感があってこそ成立する作品かもしれない。こ...
記事を読む

『ジャクソン・ハイツ』 ワイズマン流“街と人”社会学研究

去年の東京国際映画祭でも評判の高かった、フレデリック・ワイズマンの3時...
記事を読む

『レッドタートル ある島の物語』 戻ってこないリアリティライン

心の繊細な部分にそっと触れるような、みずみずしさ。 この作品について語...
記事を読む

928

コメント(6件)

  1. ジャスティス

    捕虜収容所。HARTの命懸けの“戦争”
     

  2. こんにちは。TBありがとうございました。
    予想外の動機で観たのだけれど、
    戦争モノではなくて、人間ドラマでしたよね。
    敬礼、って儀礼ではなくて心からの尊敬でするものなんだ…と思うラストでした。

  3. 悠雅さんへ
    TBとコメントありがとうございます!
    そうですね、男くさい人間ドラマで、なかなかの佳作と言えますよね。
    誇りを持つと言うこと、自分の中で何を一番に置くか・・・
    部下の命と自分の命を助けるためとは言え、一人のアフリカ系アメリカ人を犠牲にしようとした、ブルース・ウィリス演じる、マクナマラ大佐でしたが・・・。
    私はこのブルース・ウィリス、なかなか良かったと思います。

  4. ジャスティス

    【HART’S WAR】2002年/アメリカ
    監督:グレゴリー・ホブリット 
    出演:ブルース・ウィリス、コリン・ファレル、テレンス・ハワード、コール・ハウザー
    捕虜収容所内での人種差別や殺人、それに関連しての法廷劇。

  5. とらねこさん、これ好きな作品だったんですね!
    私はブルース・ウィリス目当てで見ました。
    このジャケ写見たら主演だと思いますよね。
    だからちょっと、あれ〜??という感じだったんですけど
    最初思っていた戦争物とは大きく違いました。
    真剣に見ていないと見逃してしまうそれぞれの人間の心の中。
    重厚な作品ですね。

  6. ジュンさんへ●○
    こんにちは☆コメントありがとうございました!
    そうなんですよね、ジャケが思いっきり前面に出てますもんね〜。
    でも、ブルース・ウィルスはさすがの存在感だったと思います。
    『ラッキーナンバー7』は見ましたっけ?
    あそこでも、脇役だけど、なかなか他の方にも、評判が良かったんですよ☆
    さて、この作品。心理面がきちんと描かれていたので、すごく納得して見れたし、展開の仕方が一風変わってて、好きな作品でしたよ!




管理人にのみ公開されます

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)


スパム対策をしています。コメント出来ない方は、こちらよりお知らせください。
Google
WWW を検索
このブログ内を検索
『沈黙』 日本人の沼的心性とは相容れないロジカルさ

結論から言うと、あまりのめり込める作品ではなかった。 『沈黙』をアメリ...

【シリーズ秘湯】乳頭温泉郷 鶴の湯温泉に泊まってきた【混浴】

数ある名湯の中でも、特別エロい名前の温泉と言えばこれでしょう。 乳頭温...

2016年12月の評価別INDEX

年始に久しぶりに実家に帰ったんですが、やはり自分の家族は気を使わなくて...

とらねこのオレアカデミー賞 2016

10執念…ならぬ10周年を迎えて、さすがに息切れしてきました。 まあ今...

2016年11月の評価別INDEX & 【石巻ラプラスレポート】

仕事が忙しくなったためもあり、ブログを書く気力が若干減ってきたせいもあ...

→もっと見る

【あ行】【か行】【さ行】【た行】 【な行】
【は行】【ま行】【や行】 【ら行】【わ行】
【英数字】


  • ピエル(P)・パオロ(P)・パゾリーニ(P)ってどんだけPやねん

PAGE TOP ↑